Without A Fight(2017.1.29)-第163回メルボルンカップ(豪GI)の勝ち馬-

Result

Without A Fight(ウィズアウトアファイト) せん 鹿毛 2017.1.29生 愛国・Sheikh Mohammed Obaid Al Maktoum生産 馬主・Sh Mohammed Obaid Al Maktoum 豪州・Anthony & Sam Freedman厩舎

Without A Fight(2017.1.29)の4代血統表
Teofilo
鹿毛 2004.2.9
種付け時活性値:1.00【12】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Speirbhean
鹿毛 1998.5.25
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Saviour
鹿毛 1987.5.17
Majestic Light 1973.3.29
Victorian Queen 1971.3.24
Khor Sheed
栗毛 2008.4.23
仔受胎時活性値:2.00【8】
Dubawi
鹿毛 2002.2.7
種付け時活性値:1.25【5】
Dubai Millennium
鹿毛 1996.3.20
Seeking the Gold 1985.4.7
Colorado Dancer 1986.2.13
Zomaradah
鹿毛 1995.2.21
Deploy 1987.5.15
Jawaher 1989.5.13
Princess Manila
鹿毛 1990.2.2
仔受胎時活性値:0.25【17】
Manila
鹿毛 1983.2.5
種付け時活性値:1.50【6】
Lyphard 1969.5.10
Dona Ysidra 1975.1.26
Halo’s Princess
鹿毛 1981.5.28
仔受胎時活性値:2.00【8】
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
種付け時活性値:0.75【11】
Taberet
栗毛 1974.5.9
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5、Mr. Prospector5×5>

Without A Fight(2017.1.29)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Teofilo
(Galileo系)
Dubawi
(Mr. Prospector系)
Manila
(Lyphard系)
Halo
(Hail to Reason系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Manila
(Princess Manila)
5.75
(【8】+【17】+【8】+【6】)
母が伊GIII勝ち馬
(No. 9-c)
5番仔
(5連産目)

*

2023年の第163回メルボルンカップ(豪GI。フレミントン芝3200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 3 Without A Fight せん6 56.5 Mark Zahra 3:18.37 Anthony & Sam Freedman 3
2 6 Soulcombe せん4 53.5 Joao Moreira 2.25L Chris Waller 5
3 14 Sheraz せん6 51.5 Beau Mertens 2.75L Chris Waller 21
4 11 Ashrun せん7 51.5 Kerrin McEvoy 4.75L Ciaron Maher & David Eustace 9
5 12 Daqiansweet Junior せん6 51.5 Daniel Stackhouse 4.95L Phillip Stokes 18
ウィズアウトアファイトがメルボルンCも快勝、史上12頭目の“カップス・ダブル”達成 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
豪競馬の祭典、G1メルボルンカップ(3歳以上、芝3200m)が現地7日にフレミントン競馬場で行われ、3番人気のウィズアウトアファイトが先頭から14、15馬身ほどの中団後ろ寄りで中間点を通過すると、馬

フレミントン芝3200m、稍重馬場、1頭取消で23頭立て。

”The race that stops a nation”、即ち「国の動きを止めるレース」とも称される世界最大のハンデ戦、メルボルンカップ。最軽量ハンデ50kgから最重量ハンデ58.5kgを背負った23頭が1着賞金440万豪ドル、日本円にしておよそ4億2800万円を賭けて行われた一戦を制したのは、Without A Fight。道中は15番手あたりの中団後方の内側に待機してじっと我慢。フレミントン芝の直線450mに差し掛かったところで上手く馬場中央に持ち出すと、後はWithout A Fightとマーク・ザーラ騎手の世界。上から2番目に重いハンデ56.5kgを背負った白い鼻革を着けた鹿毛馬が、黄色に黒のポルカドット柄の帽子と勝負服をまとった鞍上に鼓舞されると鮮やかに抜け出しました。前走コーフィールドC(豪GI)勝ちから臨んだWithout A Fight、史上12頭目の「カップス・ダブル」を果たしたという結末でした。

コーフィールドCからメルボルンカップの連勝、「カップス・ダブル」を成し遂げた12頭を確認しておきますと、

  1. Poseidon(1903.8.19) → 1906年に達成。牡馬
  2. The Trump(1932) → 1937年に達成。せん馬
  3. Rivette(1933) → 1939年に達成。牝馬
  4. Rising Fast(1949) → 1954年に達成。せん馬
  5. Even Stevens(1957) → 1962年に達成。牡馬
  6. Galilee(1963) → 1966年に達成。せん馬
  7. Gurner’s Lane(1978.10.7) → 1982年に達成。せん馬
  8. Let’s Elope(1987.11.20) → 1991年に達成。牝馬
  9. Doriemus(1990.11.17) → 1995年に達成。せん馬
  10. Might and Power(1993.10.6) → 1997年に達成。牡馬
  11. Ethereal(1997.11.16) → 2001年に達成。牝馬
  12. Without A Fight(2017.1.29) → 2023年に達成。せん馬。本稿の主役

2023年でコーフィールドCが146回、そしてメルボルンカップが163回。140年以上の歴史の中で12頭だけ。Without A Fight、いずれ名だたる名馬の系譜にその名を連ねたのでした。

#「カップス・ダブル」を果たした牝馬は3頭。Rivette、Let’s Elope、Ethereal。古のRivetteから52年ぶりに牝馬で達成したLet’s Elope、トウカイテイオー(1988.4.20)が制した1992年のジャパンカップ(GI)でも走ってくれました。レッツイロープ、その馬名意味は「駆け落ちしよう」。そしてまた21世紀最初に果たしたEthereal、新国産の同馬の父は日本でも繋養されたリズム(1987.3.31)でした。

日本から挑戦したブレークアップ(2018.4.17)。コーフィールドC8着、メルボルンカップ16着。結果は出ませんでしたが、メルボルンカップは16着とはいえ、昨年のメルボルンカップ勝ち馬Gold Trip(2017.3.10)、3年前の英ダービー(GI)馬Serpentine(2017.3.20)、昨年の愛オークス(GI)馬Magical Lagoon(2019.4.22)には先着したのです。ブレークアップ、海外2連戦、本当にお疲れ様でした。

Gold Trip(2017.3.10)-第162回メルボルンカップ(豪GI)の勝ち馬-
Gold Trip(ゴールドトリップ) 牡 鹿毛 2017.3.10生 仏国・Michel Monfort生産 馬主・Australian Bloodstock, J Woodbridge Et Al 豪州・Ciaron Maher & David Eustace厩舎

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

このサイトの管理人、米国のブリーダーズカップで行われたレースの内10レースの勝ち馬を短期間に紹介したため、ちょっと燃え尽きてしまっていたようです。

マイシンザン
マイシンザン

なるほどな。それでメルボルンカップの勝ち馬Without A Fightの紹介が遅くなった訳やね。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ええ。管理人曰く「今年のブリーダーズカップは第40回の節目やったから、第1回から行われている7つのレースの勝ち馬を含めて紹介したけれど、来年は例年通り5レースに留める。つもり」ということです。

マイシンザン
マイシンザン

ジュヴェナイル、ジュヴェナイル・フィリーズ、ディスタフ、ターフ、クラシックの5レースか。まま「つもり」と述べているように、日本馬の遠征状況によっては増えるのかもしれんなぁ。

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