Intense for Me(インテンスフォーミー) 牡 栗毛 2020.8.20生 亜国・Abolengo生産 馬主・Stud Toroquemero 亜国・Nicolas Martin Ferro厩舎
Fortify(USA) 黒鹿毛 2010.2.16 種付け時活性値:0.375【9.5】 |
★ Distorted Humor 栗毛 1993.3.19 |
フォーティナイナー 栗毛 1985.5.11 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
File 1976.4.30 | |||
Danzig’s Beauty 鹿毛 1987.3.7 |
Danzig 1977.2.12 | ||
Sweetest Chant 1978.5.11 | |||
Kotuku 鹿毛 2003.3.20 |
A.P. Indy 黒鹿毛 1989.3.31 |
Seattle Slew 1974.2.15 | |
Weekend Surprise 1980.4.8 | |||
Flagbird 黒鹿毛 1991.4.17 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Up the Flagpole 1978.5.12 | |||
Intense Look(ARG) 黒鹿毛 2006.8.30 仔受胎時活性値:1.25【13】 |
Halo Sunshine(USA) 黒鹿毛 1993.2.5 種付け時活性値:1.125【12.5】 |
Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Storm and Sunshine 黒鹿毛 1983.2.3 |
Star de Naskra 1975.2.15 | ||
Sea Drone 1974.4.2 | |||
Intense Stripes(ARG) 黒鹿毛 1997.10.2 仔受胎時活性値:2.00【8】 |
Candy Stripes(USA) 栗毛 1982.4.12 種付け時活性値:1.625【14.5】 |
Blushing Groom 1974.4.8 | |
バブルカンパニー 1977.4.5 | |||
Intensity(ARG) 黒鹿毛 1989.10.6 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
Ringaro(USA) 芦毛 1979.3.31 種付け時活性値:0.375【9.5】 |
||
Infinity(ARG) 鹿毛 1975.9.22 仔受胎時活性値:1.25【13】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Fortify (Mr. Prospector系) |
Halo Sunshine (Halo系) |
Candy Stripes (Blushing Groom系) |
Ringaro (フオルテイノ系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Candy Stripes (Runaway Bride) |
6.25 (【13】+【8】+【7】+【13】) |
母が亜GIII2勝馬 (No. 23-a) |
9番仔 (9連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破時計 ・着差 |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 18 | Intense For Me | 牡4 | 59.5 | Martin J Valle | 2:23.17 | Nicolas Martin Ferro | 9 |
2 | 20 | El Kodigo | 牡4 | 59.5 | Gustavo E Calvente | アタマ | Juan F Saldivia | 1 |
3 | 12 | Don Feres | 牡5 | 60 | C Trujillo | クビ | J Suarez Villarroel | 2 |
4 | 9 | Crazy Talent | 牡4 | 59.5 | Juan C Noriega | 1 | Miguel Angel Suarez | 4 |
5 | 17 | Master of Puppets | 牡4 | 59.5 | Pablo Rodriguez | 3/4 | Facundo F Santesteban | 13 |
サンイシドロ芝2400m、良馬場、20頭立て。
「ラアァルウゥゥガロオォン エル グラン プレミオ インタルナショナルゥ カルロス ペレグリィィニィ!!」という、実況アナウンサーの方の安定の巻き舌にやはり感心した伝統のカルロス・ペレグリーニ国際大賞の第137回。9月のサンマルティン将軍大賞(亜GI)、10月のビセンテL.カサレス賞(亜GII)、11月のコパデオロ大賞(亜GI)と2400mから2500mのグループレースを3連勝してきた1番人気馬El Kodigo(2020.10.30)が先行7、8番手の馬群外側から進めていた道中。虎視眈々とマークしていたのが9番人気馬Intense For Me。戦前の勝ち鞍がフォルリ賞(亜GII)、アメリカ賞(亜GII)、ブエノスアイレス賞(亜GIII)と距離が1600mから1800mのグループレース勝ち馬だったIntense For Me。明け4歳シーズンからクラシックディスタンスへの挑戦を始めてサンマルティン将軍大賞3着、コパデオロ大賞3着と2戦共にEl Kodigoに苦杯をなめさせられていたものの、大本番のカルロス・ペレグリーニ国際大賞の最後の最後で「アタマ」差を着けて逆転してみせました。これは2021年のVillage King(2014.8.30)、2022年のThe Punisher(2019.7.28)に続いてカルロス・ペレグリーニ国際大賞3勝目となったマルティン・ハビエル・バジェ騎手の好騎乗と共に、鞍上に応えたIntense For Meが素晴らしかった。
Intense for Meの4代血統構成に配されている父を確認してみますと、
- Fortify
→ホープフルS(米GII)2着、シャンペンS(米GI)3着 - Halo Sunshine
→サンラファエルS(米GII)2着、アーカンソーダービー(米GII)3着 - Candy Stripes
→仏2000ギニー(GI)2着。ご存知バブルガムフェロー(1993.4.11)の半兄 - Ringaro
→フラッシュSという1着賞金5万ドルのレース勝ち
と、競走馬としてはマイナーな成績に終わった北米産馬を4代続けて配していることが見て取れます。それでも走るものは走る。余談となりますが、種牡馬成績|種牡馬情報|Fortify(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)を確認していましたらジョイニキータ(2015.7.10)、ジョイニデラ(2015.10.5)、ジョイヴェリカ(2016.9.15)、ジョイエピフォラ(2016.8.30)、ジョイカネラ(2016.8.18)、ナスティア(2016.9.30)、ジョイネヴァーランド(2017.9.22)とグループレース勝ちを収めた牝駒7頭が繁殖牝馬として輸入されています。
という訳で第137回カルロス・ペレグリーニ国際大賞の勝ち馬Intense for Meを紹介する記事を以て、2024年の記事納めといたします。2024年も辺境サイトに足を運んでくださり、誠に有り難うございました。また来年2025年も、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
#今回カルロス・ペレグリーニ国際大賞のバジェ騎手。「相手はこの馬」と定めたヒットマンの姿に、国やレースは違えど往年の的場均騎手を思いました。ライスシャワー(1989.3.5)、エリモシック(1993.3.19)、グラスワンダー(1995.2.18)。