オールブラッシュ 牡 黒鹿毛 2012.3.7生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・村山明厩舎
ウォーエンブレム 青鹿毛 1999.2.20 種付け時活性値:1.00 |
Our Emblem 黒鹿毛 1991.3.7 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Personal Ensign 鹿毛 1984.4.27 |
Private Account 1976.4.26 | ||
Grecian Banner 1974.4.26 | |||
Sweetest Lady 鹿毛 1990.2.8 |
Lord At War 栗毛 1980.10.1 |
General 1974 | |
Luna de Miel 1974 | |||
Sweetest Roman 鹿毛 1977.4.4 |
The Pruner 1967.4.12 | ||
I Also 1969.5.21 | |||
ブラッシングプリンセス 栗毛 1996.2.17 仔受胎時活性値:1.75 |
★ Crafty Prospector 栗毛 1979.4.7 種付け時活性値:0.00 |
★Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Real Crafty Lady 栗毛 1975.4.2 |
In Reality 1964.3.1 | ||
Princess Roycraft 1967.1.25 | |||
Princess Laika 栗毛 1980.3.14 仔受胎時活性値:1.75 |
Blushing Groom 栗毛 1974.4.8 種付け時活性値:1.25 |
Red God 1954.2.15 | |
Runaway Bride 1962 | |||
Cool Mood 栗毛 1966.4.7 仔受胎時活性値:1.25 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 種付け時活性値:1.00 |
||
Happy Mood 栗毛 1951 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector3×3>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ウォーエンブレム (Mr. Prospector系) |
★Crafty Prospector (Mr. Prospector系) |
Blushing Groom (Red God系) |
Northern Dancer (Nearctic系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Blushing Groom (ブラッシングプリンセス) |
6.25 |
半兄が米GIII勝ち馬 (No. 2-n) |
13番仔 (13連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | オールブラッシュ | 牡5 | 57 | C.ルメール | 2:14.6 | 38.2 |
485 [-7] |
村山明 | 5 | |
2 | 12 | サウンドトゥルー | せん7 | 57 | 大野拓弥 | 2:15.2 | 3 | 38.2 |
475 [0] |
高木登 | 1 |
3 | 4 | コスモカナディアン | 牡4 | 56 | 柴田大知 | 2:15.4 | 1.1/2 | 38.6 |
477 [-1] |
金成貴史 | 6 |
4 | 7 | ミツバ | 牡5 | 57 | 横山典弘 | 2:15.5 | クビ | 38.9 |
465 [-3] |
加用正 | 3 |
5 | 8 | ケイティブレイブ | 牡4 | 56 | 武豊 | 2:15.5 | ハナ | 38.7 |
491 [-10] |
目野哲也 | 2 |
2017年の第66回川崎記念。制したのはオールブラッシュとクリストフ・ルメール騎手。オールブラッシュの馬名の意味は「皆が赤面する。他馬が降参するような馬になるように」ということ。オールブラッシュの祖母父Blushing Groomが「赤面する花婿」、母ブラッシングプリンセスが「赤面する姫」と来て、オールブラッシュと相成りました。
オールブラッシュ、昨年10月の京都ダート1800mの1000万条件戦、11月の京都ダート1800mの観月橋S(準OP)と2連勝で挑んできたのが、川崎ダート2100mのJpnIの大舞台。そうしてフタを開けてみれば、終始逃げから先頭を譲らず、最後は昨年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いたサウンドトゥルー(2010.5.15)に3馬身差の快勝。オールブラッシュ、馬名の意味のとおり「他馬が降参するような馬」になった瞬間でした。
オールブラッシュの父はウォーエンブレム。この異能の米二冠馬は、日本で種牡馬として供された9年間で213頭に種付けされ、121頭の産駒が生産されました。最後の2012年は2頭に種付けされて産駒が0頭ですから、実際には2011年に19頭種付けされて2012年に生産された13頭がラストクロップとなり、13頭のうちの1頭がオールブラッシュです。ウォーエンブレムは秋華賞(GI)馬ブラックエンブレム(2005.1.22)、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)の勝ち馬ローブティサージュ(2010.1.28)と牝馬のGI馬2頭を送り出していましたが、オールブラッシュが初めての牡馬のジーワン馬となりました。
オールブラッシュ、繁殖に行っての難しさは父が体現しましたが、それでもその異能の血を次代に伝えて欲しいと、今から願っています。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。