第2回ペガサスワールドカップターフ招待S(米GI)の勝ち馬-Zulu Alpha(2013.2.8)-

Result

Zulu Alpha(ズールーアルファ) せん 黒鹿毛 2013.2.8生 米国・Calumet Farm生産 馬主・Michael M. Hui 米国・Michael J. Maker厩舎

Zulu Alpha(2013.2.8)の4代血統表
Street Cry
黒鹿毛 1998.3.11
種付け時活性値:1.50
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Coup de Folie
鹿毛 1982.4.2
Halo 1969.2.7
Raise the Standard 1978.3.31
Helen Street
鹿毛 1982.4.4
Troy
鹿毛 1976.3.25
Petingo 1965
La Milo 1963
Waterway
栗毛 1976.4.21
Riverman 1969.3.22
Boulevard 1968
Zori
黒鹿毛 1998.2.27
仔受胎時活性値:1.50

A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
種付け時活性値:0.00
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Weekend Surprise
鹿毛 1980.4.8
Secretariat 1970.3.30
Lassie Dear 1974.5.2
Winglet
鹿毛 1988.3.19
仔受胎時活性値:0.25
Alydar
栗毛 1975.3.23
種付け時活性値:1.00
Raise a Native 1961.4.18
Sweet Tooth 1965.4.17
Highest Trump
鹿毛 1972.2.4
仔受胎時活性値:1.75
Bold Bidder
鹿毛 1962.3.22
種付け時活性値:0.25
Dear April
鹿毛 1958.2.20
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Raise a Native4×4、Bold Ruler5×5>

Zulu Alpha(2013.2.8)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Street Cry
(Mr. Prospector系)
★A.P. Indy
(Seattle Slew系)
Alydar
(Raise a Native系)
Bold Bidder
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Street Cry
(Helen Street)
4.75 従兄Quality Road
(No. 13-c)
5番仔?

*

2020年の第2回ペガサスワールドカップターフ招待S(米GI。ガルフストリームパーク芝9.5F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Zulu Alpha せん7 56.2 Tyler Gaffalione 1:51.60 Michael J Maker 7
2 12 Magic Wand 牝5 54 Ryan Moore 2 A P O’Brien 2
3 6 Instilled Regard 牡5 56.2 Irad Ortiz Jr クビ Chad C Brown 5
4 11 Sacred Life 牡5 56.2 Jose L Ortiz 3 Chad C Brown 8
5 2 Arklow 牡6 56.2 Luis Saez アタマ Brad H Cox 4

第4回ペガサスワールドカップ招待S(米GI)の1つ前に行われたレースが、賞金総額100万ドルの芝のGIレース、第2回ペガサスワールドカップターフ招待S。賞金総額700万ドルだった昨年2019年の第1回は、2019年のエクリプス賞年度代表馬にも選出されたブリックスアンドモルタル(2014.3.2)がGI初勝利を収めたという結果でしたが、今年2020年の第2回もGI初勝利をここで収めた馬が勝ち馬となりました。

戦前12頭立ての7番人気だったZulu Alphaとタイラー・ガファリオン騎手。世界を駆け巡るタフネス牝馬Magic Wand(2015.3.13)とライアン・ムーア騎手が逃げて作ったペースを、道中は影を潜めるように後方から進みました。そうして直線、サスガに戦って来た相手が違うとばかりにMagic Wandが逃げ込みを図ったところ、内ラチ沿いから脚勢の違いを見せて駆けて来た馬こそ、Zulu Alpha。米国の気鋭・ガファリオン騎手の右ムチに応えると、あっという間に抜け出して最後は2馬身差を着けたところが決勝点。ガルフストリームパーク芝9.5ハロンの勝ち時計1分51秒60は、トラックレコードの1分51秒40から0秒20差という快時計でした。明けて7歳のせん馬Zulu Alpha、見事にGレース5勝目を飾ると共に、初のGI勝利を蹄中に収めました。

では、以下にZulu Alphaのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Winglet 1988.3.19 2勝 プリンセスS(米GII)ほか
|Ajina 1994.4.13 7勝 ブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI) CCAオークス(米GI) マザーグースS(米GI)含む米Gレース6勝
||Jinni 2003.2.26 3勝
|||North Slope 2010.3.15 6勝 アメリカ競馬名誉の殿堂博物館S(米GIII)3着
||Al Andaleeb 2009.2.19 0勝
|||Emboldened 2015.2.26 ラスフローレスS(米GIII)2着 ラブレアS(米GI)3着
|Kobla 1995.5.11 0勝
||マウントコブラ 2000.3.9 2勝
|||マウントゴールド 2013.3.28 オクトーバーS(OP) チャレンジC(GIII)2着 小倉記念(GIII)3着
||Quality Road 2006.3.23 8勝 フロリダダービー(米GI) ウッドワードS(米GI) ドンH(米GI) メトロポリタンH(米GI)含む米Gレース7勝
||Kobla Cat 2008.2.5 不出走
|||Meshell 2012.3.20 3勝 バヤコアS(米GIII)3着
|||Bitumen 2014.4.16 5勝 サンフォードS(米GIII)
|Rob's Spirit 1997.2.4 4勝 サラナクH(米GIII) レキシントンS(米GIII)ほか
|Zori 1998.2.27 0勝
||Zulu Alpha 2013.2.8 (本馬) ペガサスワールドカップターフ招待S(米GI) マックディアーミダS(米GII) ケンタッキーターフCS(米GIII) W.L.マクナイトS(米GIII) シカモアS(米GIII)
|ウイングドキャット 2000.3.4 不出走
||ウイングザムーン 2009.4.4 6勝 安土城S(OP)

Zulu Alphaの牝系はおなじみの13号族c分枝系。従兄Quality Roadが米GI4勝馬、伯母Ajinaが米GI3勝馬と近いところに米GIを複数勝っている活躍馬見える活力充分な牝系です。また近親牝系図の範囲外ですが、Zulu Alphaの曾祖母であるHighest Trumpからの別分枝にはマテラスカイ(2014.3.18)もいます。

Zulu Alphaの戦歴を辿ると、5歳時の2018年の10月にシカモアSでGレース初勝利。6歳を迎えた2019年が飛躍の年となり1月のW.L.マクナイトS、3月のマックディアーミダS、そして9月のケンタッキーターフCSとGレース3勝を積み上げ。そうして臨んだ7歳初戦が2020年1月の第2回ペガサスワールドカップターフ招待Sでした。齢重ねて、強さも重ねたZulu Alpha。せん馬の名馬が歴史に名を連ねる米国競馬、その歴史の新たな担い手になってくれるでしょうか。7歳せん馬の活躍、期待しています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

余談。Zulu Alphaが制したケンタッキーターフCS。このレースはGIIIではありますが、2019年は賞金総額100万ドルという米国のGIIIでは破格のレースでした。Zulu Alphaの戦歴を辿ってみたら、

Mac Diarmida S. [G2] (GP, $116,560), Calumet Farm KentuckyTurf Cup S. [G3] (KD, $582,800), W. L. McKnight S. [G3] (GP, $114,080)

ということでしたので、レースの格と獲得賞金を見て「あれれ」と^^;。このケンタッキーターフCSの1着賞金加算が大きかったのか、Zulu Alphaの2019年の年間獲得賞金は100万ドルを超えました。

https://www.equibase.com/profiles/Results.cfm?type=Horse&refno=9469944®istry=T&rbt=TB