第141回中山大障害(J・GI)の勝ち馬-ニホンピロバロン(2010.3.30)-

Result

ニホンピロバロン 牡 栗毛 2010.3.30生 新ひだか・福岡清氏生産 馬主・小林百太郎氏 栗東・田所秀孝厩舎

ニホンピロバロン(2010.3.30)の4代血統表
フサイチリシャール
芦毛 2003.4.6
種付け時活性値:1.50
クロフネ
芦毛 1998.3.31
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
Deputy Minister 1979.5.17
Mitterand 1981.2.19
ブルーアヴェニュー
芦毛 1990.2.15
Classic Go Go 1978.2.11
Eliza Blue 1983.4.11
フサイチエアデール
黒鹿毛 1996.3.26
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ラスティックベル
鹿毛 1990.3.16
Mr. Prospector 1970.1.28
Ragtime Girl 1973.3.5
ニホンピロアニカ
鹿毛 2004.5.18
仔受胎時活性値:1.25
キャプテンスティーヴ
栃栗毛 1997.3.1
種付け時活性値:1.50
★Fly So Free
栗毛 1988.3.3
Time for a Change 1981.1.13
Free to Fly 1974.4.25
Sparkling Delite
栗毛 1985.4.27
Vice Regent 1967.4.29
Sparkling Topaz 1974.3.30
ニホンピロプレイズ
黒鹿毛 1993.5.16
仔受胎時活性値:0.50
ニホンピロウイナー
黒鹿毛 1980.4.27
種付け時活性値:1.00
ステイールハート 1972.3.25
ニホンピロエバート 1974.3.17
ニホンピロクリア
鹿毛 1984.3.4
仔受胎時活性値:2.00 or 0.00
ブレイヴエストローマン
鹿毛 1972.5.19
種付け時活性値:0.75
ニホンピロアスター
黒鹿毛 1968.5.24
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Vice Regent4×5>

ニホンピロバロン(2010.3.30)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
フサイチリシャール
(Deputy Minister系)
キャプテンスティーヴ
(Damascus系)
ニホンピロウイナー
(Habitat系)
ブレイヴエストローマン
(Never Bend系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
フサイチリシャール 5.50 or 3.50 大叔父ニホンピロジュピタ
(No. 7-c アストニシメント系)
初仔

*

2018年の第141回中山大障害(J・GI。中山芝4100m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 平均
1F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 ニホンピロバロン 牡8 63 石神 深一 4:40.8    13.7 486
[0]
田所 秀孝 3
2 6 タイセイドリーム 牡8 63 平沢 健治 4:40.8 ハナ 13.7 546
[+2]
矢作 芳人 5
3 4 マイネルプロンプト せん6 63 森 一馬 4:41.1 2 13.7 488
[0]
坂口 正則 6
4 2 シンキングダンサー 牡5 63 金子 光希 4:41.5 2 1/2 13.7 480
[0]
武市 康男 7
5 8 ミヤジタイガ 牡8 63 西谷 誠 4:41.9 2 1/2 13.8 502
[-4]
武 幸四郎 2

2018年の第141回中山大障害。鞍下が変われど、鞍上は変わらず。石神深一騎手、2016年の第18回中山グランドジャンプ(J・GI)をオジュウチョウサン(2011.4.3)で制して以降、2018年の第141回中山大障害までJ・GI6連勝。大障害コースを知り尽くした男・石神騎手、ニホンピロバロンの背に跨ったのは不思議な因縁だったのか、2018年12月22日(土)現時点で「オジュウチョウサンを最後に負かした馬」こそ、2016年の第18回中山グランドジャンプの前走であった障害4歳上オープンを制した、ニホンピロバロンでした。

では、以下にニホンピロバロンの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

ニホンピロクリア 1984.3.4 3勝 小倉3歳S(GIII)3着
|ニホンピロプリンス 1989.5.28 8勝 マイラーズC(GII) CBC賞(GII)ほか
|ニホンピロポリーナ 1990.5.21 2勝
||ニホンピロサート 1998.4.19 13勝 プロキオンS(GIII) ガーネットS(GIII) 兵庫ゴールドT(統一GIII) さきたま杯(統一GIII) サマーチャンピオン(統一GIII)ほか
||ニホンピロキース 2001.5.6 6勝 小倉記念(GIII)2着ほか
||ニホンピロレガーロ 2003.5.30 6勝 小倉記念(GIII)ほか
|ニホンピロプレイズ 1993.5.16 1勝 函館3歳S(GIII)2着
||ニホンピロアニカ 2004.5.18 1勝
|||ニホンピロバロン 2010.3.30 (本馬) 中山大障害(J・GI) 京都ハイジャンプ(J・GII) 阪神ジャンプS(J・GIII)ほか
|ニホンピロジュピタ 1995.5.3 7勝 マイルチャンピオンシップ南部杯(統一GI) エルムS(GIII)ほか

ニホンピロバロンの牝系は、小岩井の7号族c分枝系であるアストニシメント(1902)系。ニホンピロバロンの生産は福岡清氏ですが、近親のニホンピロキース、ニホンピロレガーロも福岡氏の生産馬です。すでにWEBの記事では見付けられないのですが、中島国治氏が存命だった頃に「福岡氏は私の生徒である」という記事を書かれていたように記憶しています。なお、清氏の先代は巌氏ですが、巌氏はかの「青き女王」テスコガビー(1972.4.14)の生産者として知られています。

2016年末に右前繋部浅屈腱炎を発症して2017年は全休だったニホンピロバロン。それでも2018年に復活したニホンピロバロン、その不屈の闘志は微塵も衰えることなく、8歳末にJ・GI初勝利。ジャンプ界の男爵のこれからに幸多からんことを。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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