ジェンティルドンナ 牝 鹿毛 2009.2.20生~2025.11.25没 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・石坂 正厩舎
| ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 種付け時活性値:1.50【6】 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
| Cosmah 1953.4.4 | |||
| Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
| Mountain Flower 1964.3.23 | |||
| ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 鹿毛 1980.2.28 |
Lyphard 1969.5.10 | |
| Lady Rebecca 1971.2.28 | |||
| Burghclere 鹿毛 1977.4.26 |
Busted 1963.3.16 | ||
| Highclere 1971.4.9 | |||
| ドナブリーニ 栗毛 2003.3.27 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
Bertolini 鹿毛 1996.2.9 種付け時活性値:1.50【6】 |
Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
| Pas de Nom 1968.1.27 | |||
| Aquilegia 栗毛 1989.4.25 |
Alydar 1975.3.23 | ||
| Courtly Dee 1968.3.8 | |||
| Cal Norma’s Lady 栗毛 1988.5.7 仔受胎時活性値:1.50【14】 |
リフアーズスペシヤル 鹿毛 1980.2.17 種付け時活性値:1.75【7】 |
Lyphard 1969.5.10 | |
| My Bupers 1967.6.1 | |||
| June Darling 鹿毛 1983.4.18 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
ジユニアス 黒鹿毛 1976.3.15 種付け時活性値:1.50【6】 |
||
| Beau Darling 栗毛 1966 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【16】 |
<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4、Northern Dancer4×5×5>
| 父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
|---|---|---|---|
| ディープインパクト (サンデーサイレンス系) |
Bertolini (Danzig系) |
リフアーズスペシヤル (Lyphard系) |
ジユニアス (Bold Ruler系) |
| 形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
| リフアーズスペシヤル (ドナブリーニ) |
5.75 or 3.75 (【5】+【14】+【4】+【16】) |
母が英GI勝ち馬&全姉ドナウブルー (No. 16-f) |
2番仔 (2連産目) |
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
推定 上り |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 54 | C.ルメール | 1:34.3 | 3-4 | 34.7 | 466 [-4] |
石坂 正 | 2 | |
| 2 | 3 | マイネルアトラクト | 牡3 | 56 | 岩田 康誠 | 1:34.5 | 1 1/4 | 3-3 | 35.0 | 512 [-8] |
斎藤 誠 | 9 |
| 3 | 6 | プレミアムブルー | 牡3 | 56 | 幸 英明 | 1:34.7 | 1 1/4 | 2-2 | 35.3 | 464 [-4] |
鈴木 孝志 | 11 |
| 4 | 11 | トウケイヘイロー | 牡3 | 56 | 後藤 浩輝 | 1:34.7 | クビ | 3-4 | 35.1 | 480 [+6] |
清水 久詞 | 1 |
| 5 | 12 | シゲルアセロラ | 牡3 | 56 | 勝浦 正樹 | 1:34.8 | 3/4 | 1-1 | 36.0 | 472 [-4] |
目野 哲也 | 6 |
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
推定 上り |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 10 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 55 | 岩田 康誠 | 1:34.6 | 10-10 | 34.3 | 456 [-4] |
石坂 正 | 2 | |
| 2 | 15 | ヴィルシーナ | 牝3 | 55 | 内田 博幸 | 1:34.7 | 1/2 | 4-4 | 35.1 | 434 [-4] |
友道 康夫 | 4 |
| 3 | 11 | アイムユアーズ | 牝3 | 55 | N.ピンナ | 1:34.8 | 1/2 | 7-6 | 34.9 | 450 [0] |
手塚 貴久 | 3 |
| 4 | 13 | サウンドオブハート | 牝3 | 55 | 松岡 正海 | 1:35.1 | 1 3/4 | 9-9 | 35.0 | 448 [-4] |
松山 康久 | 5 |
| 5 | 7 | メイショウスザンナ | 牝3 | 55 | 武 豊 | 1:35.1 | クビ | 10-10 | 34.9 | 448 [+8] |
高橋 義忠 | 11 |
2012年の第72回桜花賞。百花繚乱の混戦を制したのは、一刀両断とばかりにメンバー最速の上がり3ハロン34秒3の鋭脚を繰り出して、ジェンティルドンナ。頂上を目指した大魔神の持ち馬を、貴婦人が最後に2分の1馬身だけ差し切ったところが決勝点。ジェンティルドンナ、男馬を相手にシンザン記念勝ちを収めていた能力は伊達ではありませんでした。熱発が響いたチューリップ賞でも0秒6差4着と踏ん張っていた底力。サスガでした。
この桜花賞の結果を受けて「軽快な母系だけに果たしてとも思いますが、3歳春の牝馬どうしの争いならば距離もどうにかなるのでしょう」と思っていた私。
貴婦人の能力はそんな小さな枠では収まりませんでした^^;
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
推定 上り |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 14 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 55 | 川田 将雅 | 2:23.6 | 13-14-14-15 | 34.2 | 460 [+4] |
石坂 正 | 3 | |
| 2 | 9 | ヴィルシーナ | 牝3 | 55 | 内田 博幸 | 2:24.4 | 5 | 6-8-8-9 | 35.3 | 432 [-2] |
友道 康夫 | 2 |
| 3 | 3 | アイスフォーリス | 牝3 | 55 | 松岡 正海 | 2:24.5 | 3/4 | 8-6-6-7 | 35.6 | 458 [0] |
相沢 郁 | 9 |
| 4 | 1 | アイムユアーズ | 牝3 | 55 | C.ウィリアムズ | 2:24.5 | ハナ | 4-4-4-4 | 35.9 | 444 [-6] |
手塚 貴久 | 4 |
| 5 | 15 | サンキューアスク | 牝3 | 55 | 北村 宏司 | 2:24.7 | 1 | 17-17-14-11 | 35.5 | 480 [-4] |
伊藤 正徳 | 17 |
2012年の第73回優駿牝馬。桜花賞に続いて牝馬二冠を達成したジェンティルドンナは、ただ1頭だけ上がり3ハロン34秒台の脚を繰り出して5馬身差の圧勝。そして勝ち時計2分23秒6は優駿牝馬のレースレコード。誰や「軽快な母系だけに果たしてとも思いますが、3歳春の牝馬どうしの争いならば距離もどうにかなるのでしょう」なんて思ったのは……。距離が伸びたほうがメチャクチャ強いやないかーい^^;。ジェンティルドンナ、恐れ入谷の鬼子母神でしたm(_ _)m
終わってみれば桜花賞の1着、2着がそのまま優駿牝馬でも1着、2着。そして、ディープインパクト産駒のワンツーフィニッシュ。2012年の戦前、春季の優駿牝馬で同一種牡馬のワンツーフィニッシュは2003年のスティルインラブ(2000.5.2)とチューニー(2000.3.18)で決まった1回だけでしたが、サスガはディープインパクトというところで、父サンデーサイレンスに続いたのでした。

*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
推定 上り |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 54 | 岩田 康誠 | 1:46.8 | 2-2 | 33.2 | 472 [+12] |
石坂 正 | 1 | |
| 2 | 7 | ヴィルシーナ | 牝3 | 54 | 内田 博幸 | 1:47.0 | 1 1/2 | 5-5 | 33.2 | 450 [+18] |
友道 康夫 | 2 |
| 3 | 8 | ラスヴェンチュラス | 牝3 | 54 | 川田 将雅 | 1:47.1 | 3/4 | 6-7 | 33.1 | 408 [-10] |
小島 茂之 | 3 |
| 4 | 3 | キャトルフィーユ | 牝3 | 54 | 福永 祐一 | 1:47.2 | クビ | 2-3 | 33.5 | 452 [+2] |
角居 勝彦 | 5 |
| 5 | 4 | トーセンベニザクラ | 牝3 | 54 | 武 豊 | 1:47.2 | ハナ | 9-9 | 33.0 | 434 [+10] |
柴崎 勇 | 4 |
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
推定 上り |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 14 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 55 | 岩田 康誠 | 2:00.4 | 8-9-9-9 | 33.1 | 474 [+2] |
石坂 正 | 1 | |
| 2 | 1 | ヴィルシーナ | 牝3 | 55 | 内田 博幸 | 2:00.4 | ハナ | 1-1-2-2 | 33.9 | 450 [0] |
友道 康夫 | 2 |
| 3 | 2 | アロマティコ | 牝3 | 55 | 佐藤 哲三 | 2:00.6 | 1 1/2 | 11-11-11-11 | 33.1 | 458 [0] |
佐々木 晶三 | 6 |
| 4 | 3 | ブリッジクライム | 牝3 | 55 | 大野 拓弥 | 2:00.7 | 1/2 | 16-14-14-11 | 33.0 | 446 [0] |
鈴木 康弘 | 11 |
| 5 | 6 | チェリーメドゥーサ | 牝3 | 55 | 小牧 太 | 2:00.7 | ハナ | 17-18-1-1 | 35.5 | 436 [0] |
小西 一男 | 15 |
2012年の第17回秋華賞。史上4頭目の牝馬三冠、成る。史上初めての父娘三冠馬、成る。最後の最後、決勝点でわずかに「ハナ」差先んじて、ジェンティルドンナ。その天賦の才で以てして、力尽くで、牝馬三冠をもぎ取りました。そして、平成のカツラシュウホウ(1955.3.19)と言うべきなのか、ヴィルシーナ(2009.3.5)は牝馬三冠すべてで銀メダル。ディープインパクトの娘どうしの3歳牝馬限定GIレースにおける争いは、残酷な明暗の色合いをにじませながら、終わりを見せました。
それでも、ヴィルシーナがサスガの能力の持ち主であったことは、後のヴィクトリアマイル(GI)連覇でも窺い知れます。
ジェンティルドンナが、ただただ、強すぎました。
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
推定 上り |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 15 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 53 | 岩田 康誠 | 2:23.1 | 2-2-3-6 | 32.8 | 460 [-14] |
石坂 正 | 3 | |
| 2 | 17 | オルフェーヴル | 牡4 | 57 | 池添 謙一 | 2:23.1 | ハナ | 12-13-10-3 | 32.9 | 458 [前計不] |
池江 泰寿 | 1 |
| 3 | 13 | ルーラーシップ | 牡5 | 57 | C.ウィリアムズ | 2:23.5 | 2 1/2 | 13-11-13-15 | 32.7 | 506 [-8] |
角居 勝彦 | 2 |
| 4 | 10 | ダークシャドウ | 牡5 | 57 | M.デムーロ | 2:23.5 | アタマ | 13-14-13-12 | 32.8 | 512 [-4] |
堀 宣行 | 6 |
| 5 | 4 | フェノーメノ | 牡3 | 55 | 蛯名 正義 | 2:23.9 | 2 1/2 | 4-5-5-7 | 33.5 | 492 [-4] |
戸田 博文 | 4 |
2012年の第32回ジャパンカップ。人どうしのぶつかり合い、馬どうしのぶつかり合い。最後は、貴婦人の見せた闘志が決勝点で「ハナ」だけ先んじさせました。ジェンティルドンナ、史上4頭目のJRA牝馬三冠を遂げた後、史上初の3歳牝馬によるジャパンカップ制覇も成しました。稀に見る貴婦人、ジェンティルドンナ。ジャパンカップにおける物語は翌2013年の第33回に続きます。
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
推定 上り |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | ジェンティルドンナ | 牝4 | 55 | R.ムーア | 2:26.1 | 3-3-3-4 | 33.9 | 470 [0] |
石坂 正 | 1 | |
| 2 | 9 | デニムアンドルビー | 牝3 | 53 | 浜中 俊 | 2:26.1 | ハナ | 12-14-13-13 | 33.2 | 434 [-6] |
角居 勝彦 | 7 |
| 3 | 5 | トーセンジョーダン | 牡7 | 57 | W.ビュイック | 2:26.1 | クビ | 2-2-2-2 | 34.1 | 480 [+4] |
池江 泰寿 | 11 |
| 4 | 6 | アドマイヤラクティ | 牡5 | 57 | C.ウィリアムズ | 2:26.2 | 3/4 | 9-9-10-10 | 33.5 | 484 [+2] |
梅田 智之 | 4 |
| 5 | 10 | ドゥーナデン | 牡7 | 57 | J.スペンサー | 2:26.3 | クビ | 14-11-10-10 | 33.6 | 464 [前計不] |
M.デルザングル | 13 |
2013年の第33回ジャパンカップ。三冠馬どうしの激しいぶつかり合いから1年。ジェンティルドンナ自身の勝利も1年ぶり。果たされたのは「ジャパンカップ史上初の連覇」。そして、ディープインパクト牝駒のワンツーフィニッシュ。
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破時計 ・着差 |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 12 | ジェンティルドンナ | 牝5 | 55 | Ryan Moore | 2:27.25 | 石坂 正 | 2 |
| 2 | 15 | Cirrus Des Aigles | せん8 | 57 | Christophe Soumillon | 1 1/2 | Mme C Barande-Barbe | 4 |
| 3 | 7 | Ambivalent | 牝5 | 55 | Andrea Atzeni | 1/2 | Roger Varian | 15 |
| 4 | 13 | Empoli | せん4 | 56.5 | Adrie de Vries | 1/2 | P Schiergen | 10 |
| 5 | 14 | Dominant | 牡6 | 57 | Joao Moreira | 短アタマ | John Moore | 5 |
2014年の第17回ドバイシーマクラシック。結果だけを見れば前年2着のうっぷんを晴らした一戦でした。が、マークが厳しかったのか道中から直線にかけて窮屈になる場面もチラホラ。極め付きはラスト300mを切っての内から外への切り返し。GIレースであんな形になって勝利を収めたのは、他ではウオッカ(2004.4.4)の2回目の安田記念(GI)を知るくらいです^^;。それでも世界の一線級を向こうに回してジェンティルドンナ、終わってみれば2着の古豪Cirrus Des Aigles(2006.5.8)に1馬身半差を着けていました。そうして刻んだメイダン芝2410mの勝ち時計2分27秒25は堂々のコースレコードでした。凄い!!
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
推定 上り |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | ジェンティルドンナ | 牝5 | 55 | 戸崎 圭太 | 2:35.3 | 3-3-3-2 | 34.1 | 470 [-2] |
石坂 正 | 4 | |
| 2 | 6 | トゥザワールド | 牡3 | 55 | W.ビュイック | 2:35.4 | 3/4 | 7-7-6-7 | 33.8 | 524 [+4] |
池江 泰寿 | 9 |
| 3 | 14 | ゴールドシップ | 牡5 | 57 | 岩田 康誠 | 2:35.4 | ハナ | 11-10-6-5 | 33.9 | 510 | 須貝 尚介 | 1 |
| 4 | 15 | ジャスタウェイ | 牡5 | 57 | 福永 祐一 | 2:35.5 | クビ | 13-13-13-12 | 33.4 | 504 [+6] |
須貝 尚介 | 3 |
| 5 | 13 | エピファネイア | 牡4 | 57 | 川田 将雅 | 2:35.5 | ハナ | 2-2-2-1 | 34.6 | 494 [+2] |
角居 勝彦 | 2 |
| 1F毎の ラップ |
7.0 – 11.8 – 12.3 – 12.6 – 12.5 – 13.6 – 13.2 – 13.0 – 12.3 – 12.4 – 11.5 – 11.2 – 11.9 |
|---|---|
| ラップの 累計タイム |
7.0 – 18.8 – 31.1 – 43.7 – 56.2 – 1:09.8 – 1:23.0 – 1:36.0 – 1:48.3 – 2:00.7 – 2:12.2 – 2:23.4 – 2:35.3 |
| 上り | 4F 47.0 – 3F 34.6 |
名牝が、自身の引退の花道を見事に飾って、2014年のJRA・GIの幕引きを行いました。ジェンティルドンナ、GI7勝目。牝馬三冠、ジャパンカップ連覇、ドバイシーマクラシック、そして有馬記念。3歳から5歳まで常に超一線級の成績。ディープインパクトの愛娘は、紛うことなく貴婦人でした。
ジェンティルドンナに対して、最初に「恐れ入りました」と叫んだレースは、3歳春の優駿牝馬でした。母方の血統的な背景を見ると、距離延長が良いとは考えにくかったのですが、なんのなんの、府中芝2400mを2分23秒6のレースレコードで5馬身差の大圧勝。今となっては、なにゆえ戦前3番人気だったのでしょうか^^;。その後は、GIレースで強いところを見せる度に「恐れ入りました」でした。そうして、最後の最後も大団円で締めくくり、やはり「恐れ入りました」と口にしている自分に気付きましたm(_ _)m
*
日本競馬史上初の国際GI7勝馬であったジェンティルドンナ。いつどこで走っても本当に強かった本物の超名牝は、母としてもエリザベス女王杯(GI)の勝ち馬ジェラルディーナ(2018.5.12)を産み出して繁殖牝馬としても超一流であるところを見せてくれました。それでも逝くには早すぎましたよ、ジェンティルドンナ。天に召された日付を見れば自身1回目のジャパンカップから丸13年目の日。貴婦人その16年の生涯、今はただただ本当にお疲れ様でした。合掌。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
*
[ジェンティルドンナ(2009.2.20)の主な競走成績]
- 優駿牝馬(GI)、桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、ジャパンカップ(GI)2回、有馬記念(GI)、ドバイシーマクラシック(UAE・GI)、ローズS(GII)、シンザン記念(GIII)
- 天皇賞・秋(GI)2回、ドバイシーマクラシック(UAE・GI)
- 宝塚記念(GI)
通算19戦10勝、2着4回、3着1回。
#2020年10月16日(金)初出、2025年11月26日(水)記事改め。


