ゼンノエルシド 牡 青鹿毛 1997.3.26生 愛国・Orpendale生産 馬主・大迫忍氏 美浦・藤沢和雄厩舎
★ Caerleon 鹿毛 1980.3.27 種付け時活性値:0.00 |
Nijinsky 鹿毛 1967.2.21 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Flaming Page 鹿毛 1959.4.24 |
Bull Page 1947 | ||
Flaring Top 1947 | |||
Foreseer 黒鹿毛 1969.4.12 |
Round Table 鹿毛 1954.4.6 |
Princequillo 1940 | |
Knight’s Daughter 1941 | |||
Regal Gleam 黒鹿毛 1964.3.17 |
Hail to Reason 1958.4.18 | ||
Miz Carol 1953.6.1 | |||
エンブラ 黒鹿毛 1983.4.27 仔受胎時活性値:1.25 |
Dominion 鹿毛 1972 種付け時活性値:0.50 |
Derring-Do 鹿毛 1961 |
▲Darius 1951 |
Sipsey Bridge 1954 | |||
Picture Palace 鹿毛 1961 |
▲Princely Gift 1951 | ||
Palais Glide 1948 | |||
Kaftan 鹿毛 1975 仔受胎時活性値:1.75 |
Kashmir 黒鹿毛 1963 種付け時活性値:0.75 |
Tudor Melody 1956 | |
Queen of Speed 1950 | |||
Blessed Again 鹿毛 1965 仔受胎時活性値:0.25 |
Ballymoss 栗毛 1954 種付け時活性値:0.50 |
||
No Saint 鹿毛 1957 仔受胎時活性値:1.75 |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
★Caerleon (Nijinsky系) |
Dominion (Dante系) |
Kashmir (Owen Tudor系) |
Ballymoss (Nearco系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Kashmir | 5.00 | 母が英GI馬 (No. 16-g) |
9番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | ゼンノエルシド | 牡4 | 57 | O.ペリエ | 1:33.2 | 2-2 | 34.2 | 486 [+6] |
藤沢 和雄 | 4 | |
2 | 9 | エイシンプレストン | 牡4 | 57 | 福永 祐一 | 1:33.3 | 3/4 | 8-9 | 33.7 | 476 [+2] |
北橋 修二 | 2 |
3 | 8 | タイキトレジャー | 牡5 | 57 | 横山 典弘 | 1:33.5 | 3/4 | 4-4 | 34.3 | 466 [-4] |
藤沢 和雄 | 10 |
4 | 3 | ビハインドザマスク | 牝5 | 55 | 松永 幹夫 | 1:33.7 | 1 1/2 | 11-9 | 34.0 | 470 [0] |
北橋 修二 | 7 |
5 | 1 | ダンツフレーム | 牡3 | 56 | 武 豊 | 1:33.7 | ハナ | 8-6 | 34.2 | 490 [-6] |
山内 研二 | 5 |
2001年の第18回マイルチャンピオンシップ。前々走の京成杯オータムH(GIII)において芝1600mの日本レコード1分31秒5を叩き出していたゼンノエルシド。前走の第35回スプリンターズS(GI)で1番人気10着と人気を裏切った後の一戦が、この第18回マイルチャンピオンシップ。そうしてゼンノエルシド、テン乗りとなったオリビエ・ペリエ騎手が先行2番手から気分良く進めると、馬場中央をしっかり伸びて、最後は同い年のエイシンプレストン(1997.4.9)の追撃を4分の3馬身抑えたところが決勝点。ゼンノエルシド、芝1600mの日本レコードホルダーの意地を見せた秋のマイル王決定戦での走りでした。
上段で「テン乗りとなったオリビエ・ペリエ騎手」と書きましたが、この2001年の秋、第18回マイルチャンピオンシップを皮切りとして、3週連続GIレースにおいて「テン乗りのペリエマジック」を見せ付けられたのでした。
- 第18回マイルチャンピオンシップ
→本稿の主役であるゼンノエルシドで4番人気1着 - 第21回ジャパンカップ
→ジャングルポケット(1998.5.7)で2番人気1着 - 第53回阪神ジュベナイルフィリーズ
→タムロチェリー(1999.4.2)で7番人気1着
むぅ。サスガに世界の名手ペリエ騎手、恐れ入谷の鬼子母神です^^;
ゼンノエルシドは「マル外が良く走った印象も強い」1997年生まれ世代の一角です。この世代の主なマル外馬には、、、
- アグネスデジタル(1997.5.15)
→天皇賞・秋(GI)、香港カップ(GI)、安田記念(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)、フェブラリーS(GI)、マイルチャンピオンシップ南部杯(統一GI)、全日本3歳優駿(統一GII)、ユニコーンS(GIII)、日本テレビ盃(統一GIII)、名古屋優駿(統一GIII)ほか - エイシンプレストン(1997.4.9)
→クイーンエリザベス2世カップ(香GI)2回、香港マイル(GI)、朝日杯3歳S(GI)、毎日王冠(GII)、ニュージーランドT4歳S(GII)、北九州記念(GIII)、アーリントンC(GIII)ほか - タップダンスシチー(1997.3.16)
→ジャパンカップ(GI)、宝塚記念(GI)、京都大賞典(GII)、金鯱賞(GII)3回、朝日チャレンジC(GIII)ほか
等が見えます。ゼンノエルシドも、GI勝ちや日本レコード勝ちに加えて、現年齢表記2歳時のデビュー戦で「5本目の脚」を見せ続けてそれでも勝つという芸当を見せてくれました。濃いメンバーが揃っています。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
[ゼンノエルシド(1997.3.26)の主な競走成績]
- マイルチャンピオンシップ(GI)、京成杯オータムH(GIII)
通算18戦6勝、2着1回、3着1回。
*
藤沢和雄調教師は第10回のシンコウラブリイ(1989.2.2)さん、第14回&第15回のタイキシャトル(1994.3.23)、そして第18回のゼンノエルシドとマイルチャンピオンシップ4勝。
サスガに名伯楽、現時点でマイルチャンピオンシップの最多勝調教師ですね。
よく見たら、管理された3頭はいずれもCaerleonさんの血を引いているな。
そしてまた0の理論的には、シンコウラブリイさんとゼンノエルシドは、共にCaerleonさんのミニモの遺伝馬ですね。
このWEBサイトのコアな閲覧者向けの解説、お疲れさん。