アイフル(1971.4.16)-優駿賞年度代表馬の同期生を辿る(No.6)-

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アイフル 牡 鹿毛 1971.4.16生~1999.4.4没 静内・佐藤三郎氏生産 馬主・藤本義昭氏 東京・仲住芳雄厩舎

アイフル(1971.4.16)の4代血統表
セダン
鹿毛 1955.3.9
種付け時活性値:1.75【15】
Prince Bio
鹿毛 1941
Prince Rose
鹿毛 1928
★Rose Prince 1919
Indolence 1920
Biologie
栗毛 1935
Bacteriophage 1929
Eponge 1929
Staffa
鹿毛 1948
Orsenigo
鹿毛 1940
Oleander 1924
Ostana 1930
Signa
鹿毛 1939
Ortello 1926
Superga 1931
グリンロツチ
黒鹿毛 1965.3.12
仔受胎時活性値:1.25【5】
リンボー
鹿毛 1949.4.23
種付け時活性値:1.75【15】
War Admiral
黒鹿毛 1934.5.2
★Man o’ War 1917.3.29
Brushup 1929
Boojie
鹿毛 1943
Boojum 1927
Foxiana 1929
ミスズクイン
黒鹿毛 1960.2.20
仔受胎時活性値:1.00【4】
ヒンドスタン
黒鹿毛 1946
種付け時活性値:1.25【13】
Bois Roussel 1935
Sonibai 1939
カツエー
黒鹿毛 1943.5.24
仔受胎時活性値:2.00【16】
ハクリユウ
栗毛 1928.4.24
種付け時活性値:1.50【14】
昭英
鹿毛 1927
仔受胎時活性値:1.75【15】

<5代血統表内のクロス:なし>

アイフル(1971.4.16)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
セダン
(Prince Bio系)
リンボー
(Man o’ War系)
ヒンドスタン
(Bois Roussel系)
ハクリユウ
(St. Simon系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
セダン 6.00
(No. 11-c クレイグダーロツチ系)
初仔?

*

1976年の第74回天皇賞(東京芝3200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 10 アイフル 牡5 嶋田 功 3:20.6  仲住 芳雄 4
2 4 ハーバーヤング 牡4 岡部 幸雄 3:20.9 1・3/4 稲葉 秀男 3
3 13 ロングホーク 牡4 武 邦彦 3:21.0 1/2 松田 由太郎 2
4 8 キクノオー 牡5 横山 富雄 3:21.9 6 山岡 寿恵次 8
5 12 イシノアラシ 牡4 加賀 武見 3:21.9 ハナ 浅野 武志 1

もともとキタノカチドキ(1971.3.27)の同期生として紹介しようとしていた2頭はコーネルランサー(1974.4.16)とアイフルだったのです。

キタノカチドキ(1971.3.27)-優駿賞年度代表馬を辿る(No.3)-
キタノカチドキ 牡 鹿毛 1971.3.27生~1983.9.7没 門別・佐々木節哉氏生産 馬主・初田豊氏 栗東・服部正利厩舎

が、発作的に書いてしまった

コーネルランサー(1971.4.16)-自分の生まれ日に東京優駿を制した馬を辿る(No.3)-
コーネルランサー 牡 栗毛 1971.4.16生~1991.9.16没 荻伏・大島牧場生産 馬主・久保谷唯三氏 東京・勝又忠厩舎

により、同期生として紹介はフジノパーシア(1971.5.10)とアイフルの2頭となりました。

フジノパーシア(1971.5.10)-優駿賞年度代表馬の同期生を辿る(No.5)-
フジノパーシア(Fujino Parthia) 牡 鹿毛 1971.5.10生~1987.11.1没 静内・北西牧場生産 馬主・真田繁次氏、高橋金次氏 東京・柴田寛厩舎

ともあれ、いずれ違わぬ名馬たち。コーネルランサーとアイフルは共にセダン産駒どうし、フジノパーシアとアイフルは天皇賞・秋の勝ち馬どうしです。

そんな訳で本稿の主役であるアイフル。馬名意味は「愛が降る」ということらしいのですが、馬名の英字綴は「Eyeful」であり、英語の意味を解せば「人目を引くもの」。アイフル、自身を生み出してくれた人や見出してくれた人の愛が降り注ぎ、末には栄光の八大競走勝ち馬として人目を引く存在にまで上り詰めました。

アイフルについては、管理された仲住芳雄調教師と中島国治氏が懇意だったこともあり、そのエピソードが「血とコンプレックス」誌上でも披露されています。

アイフルが天皇賞を勝つ少し前のことだ。アイフルの調教師だった仲住芳雄氏が私にこんなふうに話しかけてきた。

「この馬はどういうわけかやたらと利口なんだな、こっちのしようと思うことはみんな知ってるよ。人間だったら秀才だね」

「アウト(ブリード)だろ、それにリンボーが効いている。だから頭がいいんだろうね」

私がそう言うと、

「この馬の配合をした佐藤三郎さんってのはシェパード作りの名人なんだって。シェパード作りと同じ理論をテストしたらしいよ」

と仲住氏は答えた。いたく感心したことを覚えている。

KKベストセラーズ、中島国治著「血とコンプレックス」、P167より-

アイフルの配合は4代血統構成に配された父のうち、当世の主流であったSt. Simon(1881)系が3系、そしてMatchem(1748)系が1系。母父に異系が組み込まれたことにより、知的素質の向上が図られたというところでしょうか。

「血とコンプレックス」誌上で、中島氏が解説されているシェパードの配合について、3代血統表で示すと以下のようになります。

KKベストセラーズ、中島国治著「血とコンプレックス」、P165の解説より
純血種牡犬 純血種牡犬 純血種牡犬
純血牝犬
純血牝犬 純血種牡犬
純血牝犬
繁殖犬F1種牡犬
純血牝犬
純血牝犬 純血種牡犬
純血牝犬

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[アイフル(1971.4.16)の主な競走成績]

  1. 天皇賞・秋、アルゼンチン共和国杯2回、中山記念、金杯
  2. 中山記念、東京新聞杯
  3. 有馬記念、AJCC、京王杯スプリングH、クモハタ記念

通算43戦12勝、2着13回、3着10回。

アイフル (競走馬 - Wikipedia