メイショウサムソン 牡 鹿毛 2003.3.7生 浦河・林孝輝氏生産 馬主・松本好雄氏 栗東・瀬戸口勉厩舎→高橋成忠厩舎
オペラハウス 鹿毛 1988.2.24 種付け時活性値:1.50【14】 |
Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Fairy Bridge 鹿毛 1975.5.4 |
Bold Reason 1968.4.8 | ||
Special 1969.3.28 | |||
Colorspin 鹿毛 1983.3.16 |
High Top 鹿毛 1969 |
Derring-Do 1961 | |
Camenae 1961 | |||
Reprocolor 栗毛 1976.5.14 |
Jimmy Reppin 1965 | ||
Blue Queen 1967 | |||
マイヴィヴィアン 鹿毛 1997.3.29 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
ダンシングブレーヴ 鹿毛 1983.5.11 種付け時活性値:1.25【13】 |
Lyphard 鹿毛 1969.5.10 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Goofed 1960.3.29 | |||
Navajo Princess 鹿毛 1974.3.31 |
Drone 1966.4.1 | ||
Olmec 1966 | |||
ウイルプリンセス 鹿毛 1983.2.17 仔受胎時活性値:1.25【13】 |
サンプリンス 栃栗毛 1969 種付け時活性値:1.25【13】 |
Princely Gift 1951 | |
Costa Sola 1963 | |||
エール 芦毛 1972.3.28 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
フオルテイノ 芦毛 1959.4.19 種付け時活性値:1.00【12】 |
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ガーネツト 鹿毛 1955.3.15 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【16】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
オペラハウス (Sadler’s Wells系) |
ダンシングブレーヴ (Lyphard系) |
サンプリンス (Princely Gift系) |
フオルテイノ (Grey Sovereign系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
オペラハウス | 5.00 or 3.00 |
高祖母が八大競走2勝 (No. 3-l フロリースカツプ系) |
初仔 (流産後) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | メイショウサムソン | 牡3 | 57 | 石橋守 | 1:59.9 | 35.1 |
504 [-4] |
瀬戸口勉 | 6 | |
2 | 2 | ドリームパスポート | 牡3 | 57 | 高田潤 | 2:00.0 | 1/2 | 34.8 |
464 [0] |
松田博資 | 10 |
3 | 6 | フサイチジャンク | 牡3 | 57 | 岩田康誠 | 2:00.3 | 2 | 34.8 |
476 [-6] |
池江泰寿 | 2 |
4 | 15 | アドマイヤムーン | 牡3 | 57 | 武豊 | 2:00.4 | 1/2 | 34.8 |
478 [+6] |
松田博資 | 1 |
5 | 1 | フサイチリシャール | 牡3 | 57 | 福永祐一 | 2:00.5 | 1/2 | 36.2 |
486 [-4] |
松田国英 | 3 |
2006年の第66回皐月賞。石橋守騎手、22年目のJRAGI初制覇。4コーナーで右後方を振り返った後、猛然と追い出してからは、メイショウサムソンと石橋騎手の世界。馬場中央を懸命に伸びた、鼻面が少しだけ白い鹿毛馬メイショウサムソン。サムソンとは、旧約聖書に登場する怪力の持ち主。力持ちのサムソン、その名の通り、持ち得る力をGIの大観衆の前でも見事に披露してくれました。
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | メイショウサムソン | 牡3 | 57 | 石橋守 | 2:27.9 | 35.1 |
502 [-2] |
瀬戸口勉 | 1 | |
2 | 6 | アドマイヤメイン | 牡3 | 57 | 柴田善臣 | 2:28.0 | クビ | 35.4 |
496 [-2] |
橋田満 | 4 |
3 | 15 | ドリームパスポート | 牡3 | 57 | 四位洋文 | 2:28.3 | 2 | 34.9 |
462 [-2] |
松田博資 | 7 |
4 | 4 | マルカシェンク | 牡3 | 57 | 福永祐一 | 2:28.3 | クビ | 35.1 |
500 [+4] |
瀬戸口勉 | 5 |
5 | 3 | ロジック | 牡3 | 57 | 幸英明 | 2:28.5 | 1 1/4 | 35.4 |
488 [0] |
橋口弘次郎 | 11 |
2006年の第73回東京優駿。1番人気に推された皐月賞馬メイショウサムソンが、その力を見せ付けての二冠達成。石橋騎手、アドマイヤメイン(2003.3.13)と、石橋騎手とは競馬学校の同期(1期生)の柴田善臣騎手を交わしてからはムチを使わず。接戦となった東京優駿で、ああいう勝ち方をした馬は初めて見ました。石橋騎手、よほど、鞍下を信頼していたのでしょう。「接戦で強い馬が、本当に強い馬」ということを再認識したレースが、この第73回東京優駿でした。
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | メイショウサムソン | 牡4 | 58 | 石橋守 | 3:14.1 | 34.7 |
516 [-2] |
高橋成忠 | 2 | |
2 | 16 | エリモエクスパイア | 牡4 | 58 | 福永祐一 | 3:14.1 | ハナ | 34.6 |
502 [0] |
大久保龍志 | 11 |
3 | 12 | トウカイトリック | 牡5 | 58 | 池添謙一 | 3:14.1 | クビ | 34.4 |
438 [-4] |
松元省一 | 4 |
4 | 8 | アイポッパー | 牡7 | 58 | 安藤勝己 | 3:14.2 | 1/2 | 34.2 |
456 [-2] |
清水出美 | 1 |
5 | 10 | トウショウナイト | 牡6 | 58 | 武士沢友治 | 3:14.4 | 1 1/4 | 35.1 |
476 [-12] |
保田一隆 | 6 |
2007年の第135回天皇賞・春。ダテや酔狂で牡馬クラシック二冠は達成できません。メイショウサムソンと石橋騎手、自ら勝ちに行く競馬をして、よくぞ粘り切りました。鞍下を信じ切った鞍上の、その期待に応えたメイショウサムソン。偉い。瀬戸口勉調教師の定年退職により、高橋成忠厩舎に転厩となったメイショウサムソン。高橋師に調教師としての八大競走初勝利を贈りました。
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | メイショウサムソン | 牡4 | 58 | 武豊 | 1:58.4 | 34.6 |
518 [0] |
高橋成忠 | 1 | |
2 | 9 | アグネスアーク | 牡4 | 58 | 吉田隼人 | 1:58.8 | 2 1/2 | 34.7 |
430 [0] |
河内洋 | 7 |
3 | 6 | カンパニー | 牡6 | 58 | 福永祐一 | 1:58.8 | クビ | 34.6 |
460 [-2] |
音無秀孝 | 6 |
4 | 15 | ポップロック | 牡6 | 58 | O.ペリエ | 1:59.0 | 1 1/4 | 34.4 |
496 [-4] |
角居勝彦 | 4 |
5 | 3 | コスモバルク | 牡6 | 58 | 五十嵐冬樹 | 1:59.1 | クビ | 35.7 |
504 [-3] |
田部和則 | 11 |
2007年の第136回天皇賞・秋。有無を言わさぬ、2と2分の1馬身差勝ち。文句なしの勝利でした。タマモクロス(1984.5.23)、スペシャルウィーク(1995.5.2)、テイエムオペラオー(1996.3.13)に続いての、天皇賞春秋の同年連覇。春の淀芝3200mを3分14秒1で勝ち、秋の東京芝2000mを1分58秒4で制する。よくぞ、問われる資質の違う両レースを制覇しました。偉い、そして、強い。
*
メイショウサムソンという馬は、故郷の林孝輝牧場にGI初勝利を贈り、馬主の松本好雄氏にクラシック初勝利と「ダービーオーナー」の称号を贈り、瀬戸口勉調教師に最後の平地GI勝利を贈り、高橋成忠調教師にGI初勝利を贈り、そして石橋守騎手にGI初勝利を贈った馬でした。
「人がいて 馬がいて そしてまた人がいる」
とは、松本オーナーのお言葉だそうですが、そのお言葉を体現したかのようなメイショウサムソン。
大手グループの流行血脈を持たず、そしてまた牝系が小岩井の3号族フロリースカツプ(1904)にさかのぼるという、私にとっても印象に残る名馬の1頭であるメイショウサムソン。これからも息災に過ごして、良い仔を送り込んで欲しいと願います。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
[メイショウサムソン(2003.3.7)の主な競走成績]
- 東京優駿(GI)、皐月賞(GI)、天皇賞・春(GI)、天皇賞・秋(GI)、産経大阪杯(GII)、スプリングS(GII)
- 天皇賞・春(GI)、宝塚記念(GI)2回、神戸新聞杯(GII)、きさらぎ賞(GIII)、東京スポーツ杯2歳S(GIII)
- ジャパンカップ(GI)
通算27戦9勝、2着7回、3着2回。
<参考WEB>