Hernando(エルナンド。1990.2.8)-初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(海外編・No.2)-

MrSilverbuck - 1993 Prix Du Jockey Club Hernando [3sVyquWoRvk - 1280x960 - 2m27s] Series
MrSilverbuck - 1993 Prix Du Jockey Club Hernando [3sVyquWoRvk - 1280x960 - 2m27s]

Hernando(エルナンド) 牡 鹿毛 1990.2.8生~2013.2.22没 仏国・S Niarchos生産 馬主・S Niarchos 仏国・F Boutin厩舎→英国・J E Hammond厩舎

Hernando(1990.2.8)の4代血統表
Niniski
鹿毛 1976.2.15
種付け時活性値:1.25【13】

Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947
Virginia Hills
鹿毛 1971.3.15
★Tom Rolfe
鹿毛 1962.4.14
Ribot 1952.2.27
Pocahontas 1955.2.19
Ridin’ Easy
栗毛 1967.4.5
Ridan 1959.2.21
Easy Eight 1954.3.24
Whakilyric
鹿毛 1984.2.17
仔受胎時活性値:1.25【5】
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:1.25【5】
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Hopespringseternal
栗毛 1971.5.27
Buckpasser 1963.4.28
Rose Bower 1958.3.24
リリズム
鹿毛 1979.4.21
仔受胎時活性値:1.00【4】
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:0.25【9】
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Pass a Glance
鹿毛 1971.5.14
仔受胎時活性値:1.75【7】
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:1.75【7】
Come Hither Look
芦毛 1962.2.21
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Buckpasser4×4(母方)、Native Dancer5×5>

Hernando(1990.2.8)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Niniski
(Nijinsky系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Lyphard
(Northern Dancer系)
◆Buckpasser
(Tom Fool系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Buckpasser
(リリズム)
6.00 or 4.00
(【5】+【4】+【7】+【8】)
半兄Johann Quatz
(No. 13-b)
2番仔
(2連産目)

*

1993年のリュパン賞(仏GI。ロンシャン芝2100m)の結果

馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 Hernando 牡3 58 C Asmussen F Boutin 2
2 アーミジャー 牡3 58 Pat Eddery クビ Sir Henry Cecil 1
3 Dernier Empereur 牡3 58 Thierry Jarnet 2 1/2 A Fabre 3
4 Minydoun 牡3 58 F Head ハナ Mme Christiane Head 5
5 Ranger 牡3 58 G Guignard 2 P Demercastel 4

*

1993年の第153回ジョッケクルブ賞(仏GI。シャンティイ芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Hernando 牡3 58 C Asmussen 2:27.20 F Boutin 1
2 6 Dernier Empereur 牡3 58 S Guillot 2 1/2 A Fabre 7
3 9 ハンティングホーク 牡3 58 Thierry Jarnet 3/4 A Fabre 3
4 8 Newton’s Law 牡3 58 John Reid 1/2 Peter Chapple-Hyam 6
5 7 Regency 牡3 58 Pat Eddery 1 1/2 Mme C Head-Maarek 2

私が初めて購入した月刊『優駿』である1993年7月号。目を血走らせたものすごい形相で駆けていた馬を真正面から捉えた見開き2ページの大写しの写真、その被写体がジョッケクルブ賞を制した折のHernandoでした。これはインパクトが強かった^^;。このジョッケクルブ賞の次戦がコマンダーインチーフ(1990.5.18)との一騎討ちとなった愛ダービー(GI)でした。

コマンダーインチーフ(1990.5.18)-初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(海外編・No.1)-
コマンダーインチーフ(1990.5.18)-初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(海外編・No.1)-

Hernandoは1994年と1995年と2年連続でジャパンカップ(GI)に来日。マーベラスクラウン(1990.3.19)が制した1994年のジャパンカップでは半兄Johann Quatz(1989.2.22)との競演を果たし、兄が13番人気12着に対して弟は4番人気4着と先着しました。Lando(1990.1.23)が制した1995年のジャパンカップでは7番人気とそれほど高くない評価でしたが3着と頑張りました。ジョッケクルブ賞の動画を見るに付け、良馬場で瞬発力を活かす競馬が合っているように見えましたので、日本の高速馬場に対する適性も高かったのでしょう。

Hernandoは現役引退後に英国のランウェイズスタッドで種牡馬入りすると、その繁殖能力を発揮し、

  1. Holding Court(1997.2.17)
    →ジョッケクルブ賞(仏GI)ほか。牡馬
  2. Sulamani(1999.4.9)★
    →ジョッケクルブ賞(仏GI)、アーリントンミリオンS(米GI)、英インターナショナルS(GI)、カナディアンインターナショナルS(加GI)、ターフクラシック招待S(米GI)、ドバイシーマクラシック(UAE・GI)ほか。牡馬。ドリームウェル(1995.1.31)の半弟
  3. Casual Conquest(2005.1.26)
    →タタソールズ金杯(愛GI)ほか。牡馬
  4. Look Here(2005.2.28)
    →英オークス(GI)ほか。牝馬
  5. Gitano Hernando(2006.3.14)
    →グッドウッドS(米GI)、シンガポール航空国際C(GI)ほか。牡馬
  6. Rainbow Peak(2006.5.19)
    →伊ジョッキークラブ大賞(GI)ほか。せん馬

という6頭のGIホースのほか、多くのGレース勝ち馬を送り込みました。Hernando、仏英のクラシックホースを3頭も輩出しているのですから名種牡馬です。特にSulamaniは世界各国を駆け巡り5カ国でGI6勝と大活躍を見せた名馬。走った5つの国すべてでGI勝ちを収めているのですからその精神力と競走能力の素晴らしさを思います。

HernandoはNijinskyの直系らしくブルードメアサイアーとしても優れておりAlpinista(2017.2.16)、Sea of Class(2015.5.23)、Sea La Rosa(2018.3.25)、チャリティーライン(2010.4.12)、ファイナルスコア(2011.4.5)、チェリーコレクト(2009.3.4)等を始めとして、やはり多くのGレース勝ち馬が見えます。Alpinistaは2022年の凱旋門賞(仏GI)馬であり、Hernandoが繋養されたランウェイズスタッドの生産馬ですね。またチェリーコレクト、チャリティーライン、ファイナルスコア、Sea of Classの4頭は名繁殖牝馬Holy Moon(2000.4.25)を母に持つ賢姉賢妹たちです。Sea of Classはその父Sea The Stars(2006.4.6)から8歳時交配のミニモの遺伝を受けた牝馬であり、競走能力も姉妹の中では最上級であったように思いますが、疝痛の悪化による4歳時の早世は、繁殖牝馬としても期待されたであろう血統背景からは痛恨事でした。

Alpinista(2017.2.16)-第101回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬-
Alpinista(アルピニスタ) 牝 芦毛 2017.2.16生 英国・Miss K. Rausing生産 馬主・Miss K. Rausing 英国・Sir Mark Prescott Bt厩舎
第124回愛オークス(GI)の勝ち馬-Sea of Class(2015.5.23)-
Sea of Class 牝 栗毛 2015.5.23生 愛国・Razza Del Velino Srl生産 馬主・Sunderland Holding Inc 英国・William Haggas厩舎Sea of Class(2015.5....

名競走馬にして名種牡馬であったHernando。彼が2013年に逝ってしまった際のランウェイズスタッド代表キルスティン・ラウジングさんのコメントを引いて、結びといたします。

He was a most charming character, always kind and co-operative, and he is very sadly missed by us all at Lanwades.

Lanwades Stud – Newmarket – January-March News 2013

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

[Hernando(1990.2.8)の主な競走成績]

  1. ジョッケクルブ賞(仏GI)、リュパン賞(仏GI)、ニエル賞(仏GII)、ゴントービロン賞(仏GIII)2回
  2. 凱旋門賞(仏GI)、愛ダービー(GI)、ターフクラシック招待S(米GI)
  3. ジャパンカップ(GI)

通算20戦7勝、2着4回、3着1回。

#Hernandoの代表産駒筆頭であるSulamaniが3歳秋に制したニエル賞(仏GII)。3頭立てのロンシャン芝2400m、その勝ち時計が「3分12秒8」というスーパースローペースであったことも話題となりました。

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