ウィルソンテソーロ 牡 鹿毛 2019.2.25生 日高町・リョーケンファーム(株)生産 馬主・了德寺健二ホールディングス(株) 美浦・小手川 準厩舎
| キタサンブラック 鹿毛 2012.3.10 種付け時活性値：1.50【6】 |
ブラックタイド 黒鹿毛 2001.3.29 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
| Wishing Well 1975.4.12 | |||
| ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 1980.2.28 | ||
| Burghclere 1977.4.26 | |||
| シュガーハート 鹿毛 2005.3.6 |
サクラバクシンオー 鹿毛 1989.4.14 |
サクラユタカオー 1982.4.29 |
|
| サクラハゴロモ 1984.4.13 | |||
| オトメゴコロ 栗毛 1990.4.18 |
ジヤツジアンジエルーチ 1983.2.22 | ||
| テイズリー 1981.4.27 | |||
| チェストケローズ 鹿毛 2013.4.17 仔受胎時活性値：1.25【5】 |
Uncle Mo 鹿毛 2008.3.10 種付け時活性値：1.00【4】 |
Indian Charlie 鹿毛 1995.3.27 |
In Excess 1987.4.8 |
| Soviet Sojourn 1989.4.4 | |||
| Playa Maya 黒鹿毛 2000.4.16 |
Arch 1995.1.31 | ||
| Dixie Slippers 1995.2.5 | |||
| Deputy’s Delight 芦毛 1997.2.23 仔受胎時活性値：1.75【15】 |
フレンチデピュティ 栗毛 1992.1.30 種付け時活性値：1.00【4】 |
Deputy Minister 1979.5.17 | |
| Mitterand 1981.2.19 | |||
| Bishop’s Delight 芦毛 1983.5.30 仔受胎時活性値：1.25【13】 |
Sawbones 芦毛 1973.4.13 種付け時活性値：0.25【9】 |
||
| Med Coed 栗毛 1970.5.8 仔受胎時活性値：1.00【12】 |
<5代血統表内のクロス：Lyphard5×5(父方)>
| 父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
|---|---|---|---|
| キタサンブラック (サンデーサイレンス系) |
Uncle Mo (フオルテイノ系) |
フレンチデピュティ (Deputy Minister系) |
Sawbones (Mahmoud系) |
| 形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
| キタサンブラック (シュガーハート) |
5.25 (【5】+【15】+【13】+【12】) |
伯父が米GII勝ち馬 (No. 4-n) |
初仔 |
*
| 着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破 時計 |
着差 | 上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 10 | ウィルソンテソーロ | 牡5 | 57 | 川田将雅 | 2:08.0 | 36.1 | 486 [+6] |
小手川準 | 1 | |
| 2 | 3 | メイショウハリオ | 牡7 | 57 | 濱中俊 | 2:08.8 | 4 | 37.3 | 501 [+2] |
岡田稲男 | 4 |
| 3 | 2 | キリンジ | 牡4 | 57 | 笹川翼 | 2:09.4 | 3 | 37.8 | 493 [-10] |
新子雅司 | 7 |
| 4 | 7 | シルトプレ | 牡5 | 57 | 石川倭 | 2:09.5 | 1/2 | 36.4 | 481 [-5] |
米川昇 | 6 |
| 5 | 5 | ノットゥルノ | 牡5 | 57 | 武豊 | 2:09.6 | クビ | 37.6 | 525 [-1] |
音無秀孝 | 3 |
生まれ故郷で開催されたJBC競走、それは思いも一入であったでしょう。正に地元出身の川田将雅騎手に操られたウィルソンテソーロ、GI級競走7度目の挑戦となった2024年のJBCクラシックにおいて4馬身差の圧勝を以てジーワン初制覇。残り600mを切って内ラチ沿いをスルスルと脚を伸ばしたウィルソンテソーロ、このギアチェンジに付いていける馬がいませんでした。ウィルソンテソーロ、メチャ強かった!!
では、以下にウィルソンテソーロの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Bishop's Delight 1983.5.30 8勝 シュヴィーH(米GI)3着ほか ｜Just Dance 1990.2.21 1勝 ｜｜Shadow Caster 1996.2.13 8勝 フォアゴーH(米GII)ほか ｜Deputy's Delight 1997.2.23 1勝 ｜｜Deputie's Notebook 2002.3.21 2勝 ｜｜｜Tiz Molly 2010.4.26 2勝 ｜｜｜｜The Chosen Vron 2018.3.28 ビングクロスビーS(米GI)2回 サンカルロスS(米GIII) アファームドS(米GIII) ラサロバレラS(米GIII)ほか ｜｜Delightful Kiss 2004.4.6 7勝 オハイオダービー(米GII) ハルズホープS(米GIII) ターフウェイフォールチャンピオンシップS(米GIII) オールアメリカンS(米GIII)ほか ｜｜Delightful Mary 2008.1.26 6勝 ヘンドリーS(加GIII)ほか ｜｜チェストケローズ 2013.4.17 2勝 ｜｜｜ウィルソンテソーロ 2019.2.25 (本馬) JBCクラシック(JpnI) 白山大賞典(GIII) マーキュリーカップ(GIII) かきつばた記念(GIII)ほか
ウィルソンテソーロの牝系は4号族n分枝系。牝系近親最大の活躍馬The Chosen VronはビングクロスビーS連覇を果たした米国の現役強豪スプリンターですが、ブリーダーズカップの獣医判断により2024年のブリーダーズカップ・スプリント(米GI)に出走が叶いませんでした。
BCスプリントに出走できなかった西洋の近親馬の分も、JBCクラシックで東洋の近親馬が頑張ってくれたというところでしょうか。ブリーダーズカップ競走ということでは、ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)でSierra Leone(2021.3.31)の10着に敗れたウシュバテソーロ(2017.3.4)の悔しさをウィルソンテソーロがいくらか晴らしてくれたでしょうか。
また、ウィルソンテソーロは種牡馬キタサンブラックの初年度産駒84頭の内の1頭でもあります。キタサンブラックの初年度産駒と言いますとイクイノックス(2019.3.23)の活躍が思い起こされますが、芝だけではなくダートでもGI級競走馬を輩出したということで、ウィルソンテソーロは父の名をさらに高めることになりました。
そしてまたウィルソンテソーロは、了德寺健二オーナーが興されたリョーケンファーム(株)の一期生であり、管理される小手川準調教師にもGI級競走初勝利を贈りました。今回のJBCクラシックのレース後に了德寺オーナーがコメントされていましたが、オーナーも鹿児島県のご出身ということで、九州開催のJBC競走を優勝出来たのは真に嬉しいことであったでしょう。皆様、本当におめでとうございました(^^)
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
