Bluestocking(ブルーストッキング。2020.2.11)-第103回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬-

Result

Bluestocking(ブルーストッキング) 牝 鹿毛 2020.2.11生 英国・Juddmonte Farms (East) Ltd生産 馬主・Juddmonte 英国・Ralph Beckett厩舎

Bluestocking(2020.2.11)の4代血統表
Camelot
鹿毛 2009.3.5
種付け時活性値:0.50【10】
Montjeu
鹿毛 1996.4.4
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Floripedes
鹿毛 1985.5.11
★Top Ville 1976.4.5
Toute Cy 1979.5.4
Tarfah
鹿毛 2001.2.26
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
Fickle
鹿毛 1996.3.30
デインヒル 1986.3.26
Fade 1988.411
Emulous
黒鹿毛 2007.4.28
仔受胎時活性値:1.00【12】
Dansili
黒鹿毛 1996.1.27
種付け時活性値:0.50【10】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Hasili
鹿毛 1991.3.12
Kahyasi 1985.4.2
Kerali 1984.3.4
Aspiring Diva
鹿毛 1998.1.30
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
Distant View
栗毛 1991.5.9
種付け時活性値:1.50【6】
Mr. Prospector 1970.1.28
Seven Springs 1982.4.19
Queen of Song
黒鹿毛 1979.4.1
仔受胎時活性値:0.50【18】
His Majesty
鹿毛 1968.4.15
種付け時活性値:0.50【10】
Song Sparrow
鹿毛 1967.2.23
仔受胎時活性値:0.75【11】

<5代血統表内のクロス:デインヒル3×4、Northern Dancer4×5、Mr. Prospector4×4、His Majesty4×5(母方)>

Bluestocking(2020.2.11)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Camelot
(Sadler’s Wells系)
Dansili
(デインヒル系)
Distant View
(Mr. Prospector系)
His Majesty
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Distant View
(Seven Springs)
4.25 or 2.25
(【12】+【8】+【18】+【11】)
母が愛GI馬
(No. 5-j)
5番仔?

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2024年の第103回凱旋門賞(仏GI。パリロンシャン芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 7 Bluestocking 牝4 58 Rossa Ryan 2:31.58 Ralph Beckett 2
2 16 Aventure 牝3 55 Stephane Pasquier 1 1/4 C Ferland 5
3 14 Los Angeles 牡3 56.5 Ryan Moore 1 1/2 A P O’Brien 4
4 13 Sosie 牡3 56.5 Maxime Guyon 1 1/2 A Fabre 1
5 5 Sevenna’s Knight 牡4 59.5 Mickael Barzalona 2 1/2 A Fabre 12
【凱旋門賞】ブルーストッキングが勝利、シンエンペラー12着 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地6日、仏パリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞は、R.ライアン騎手騎乗のブルーストッキングが勝利。ヴェルメイユ賞を勝って追加登録で参戦し、G1レース3勝目を飾った。  2着は1馬身1/4差でア

パリロンシャン芝2400m、重馬場、16頭立て。日本調教馬シンエンペラー(2021.4.30)が坂井瑠星騎手と共に挑み、愛国調教馬Al Riffa(2020.2.18)が武豊騎手と共に臨んだ2024年の第103回凱旋門賞。勝ったのは英国調教馬Bluestocking。前走で同じパリロンシャン芝2400mのヴェルメイユ賞(仏GI)を制していた4歳牝馬Bluestocking、12万ユーロの追加登録料を払って向かった賞金総額500万ユーロの凱旋門賞において、並み居るライバルたちを蹴散らして勝利を収めてみせました。

France Galopトラッキングレポートによりますと、終始3番手以内をキープしていたBluestocking。見るからに脚の取られそうな重い馬場の中、地力先行から勝ちに行く競馬を見せた桃色の帽子、日本風に言うならば「緑、桃襷、白袖」の勝負服を乗せた鹿毛に黒いチークピーシズ。Bluestocking、最後はヴェルメイユ賞で2着に負かしたAventure(2021.2.27)が迫りましたが「今回も負けないわ」とばかりに決勝点、ヴェルメイユ賞で4分の3馬身だった着差を1と4分の1馬身差に広げていました。

では、以下にBluestockingのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Aspiring Diva 1998.1.30 2勝
|Daring Diva 2003.2.6 2勝
||Caponata 2009.2.6 3勝 ブランドフォードS(愛GII)2着 ロイヤルホイップS(愛GIII)2着 キルボイエステイトS(愛GIII)2着ほか
||Brooch 2011.3.4 4勝 リッジウッドパールS(愛GII) ラヴァラック&ランウェイズフィリーズS(愛GIII)ほか
|||Mandaloun 2018.3.18 7勝 ケンタッキーダービー(米GI) ハスケルS(米GI) リズンスターS(米GII) ルイジアナS(米GIII)ほか
||Raymonda 2013.2.11 2勝 アメシストS(愛GIII)2着ほか
|Emulous 2007.4.28 7勝 愛メイトロンS(GI) リッジウッドパールS(愛GIII)2回 ブラウンズタウンS(愛GIII) コンコルドS(愛GIII)ほか
||Bluestocking 2020.2.11 (本馬) 凱旋門賞(仏GI) ヴェルメイユ賞(仏GI) 愛プリティポリーS(GI) ミドルトンS(英GII)ほか
|Awe Struck 2010.3.29 不出走
||Alounak 2015.1.15 5勝 フィナンツグルペ賞(独GIII)ほか
|First Sitting 2011.4.18 7勝 ゴントービロン賞(仏GIII)ほか

Bluestockingの牝系は5号族j分枝系。母EmulousがGIである愛メイトロンSを含む愛グループレース5勝の活躍馬。また牝系近親馬にMandalounの姿が見えます。Bluestockingと同じくジャドモントのオーナーブリード馬であるMandalounは2021年のケンタッキーダービー、ハスケルSの勝ち馬。しかし、この2つのGIの勝利は共に繰り上がり。前者はMedina Spirit(2018.4.5)の失格、後者はHot Rod Charlie(2018.4.11)の降着によるものです。

Stallions Mandaloun -
Mandaloun - Dual Grade 1 winner, new for 2023 standing at Juddmonte USA.

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​ブルーストッキング所有のジャドモント、歴代最多の凱旋門賞7勝目 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地6日に行われた仏G1凱旋門賞(芝2400m)は、追加登録で臨んだ4歳牝馬ブルーストッキングが制覇。オーナーのジャドモントに歴代最多タイとなる凱旋門賞7勝目(ハーリド・アブドゥラ殿下名義での勝利も

ハーリド・ビン・アブドゥッラーの持ち馬を含むジャドモントの勝負服で凱旋門賞を勝った馬を確認すれば、Rainbow Quest(1981.5.15)、ダンシングブレーヴ(1983.5.11)、Rail Link(2003.3.26)、ワークフォース(2007.3.14)、Enable(2014.2.12)、そしてBluestocking。

Rainbow Quest(1981.5.15)+α-凱旋門賞(仏GI)が100回を迎えるに当たり(No.8)-
Rainbow Quest(レインボークエスト) 牡 鹿毛 1981.5.15生~2007.7.7没 米国・Alan Clore生産 馬主・Khalid Abdullah 英国・Jeremy Tree厩舎Saumarez(ソーマレズ) 牡 黒鹿毛 1987.3.28生 英国・Mrs. E. Longton生産 馬主・Bruce McNall & Wayne Gretzky 英国・Henry Cecil厩舎 → 仏国・Nicolas Clement厩舎
日本に輸入された凱旋門賞馬を辿る(其の肆)-ダンシングブレーヴ(1983.5.11)&トニービン(1983.4.7)-
ダンシングブレーヴ(Dancing Brave) 牡 鹿毛 1983.5.11生~1999.8.2没 米国・Glen Oak Farm & Taylor Made Farm生産 馬主・Khalid Abdullah 英国・Guy Harwood厩舎トニービン(Tony Bin) 牡 鹿毛 1983.4.7生~2000.3.10没 愛国・P. J. B. O'Callaghan生産 馬主・Allevamento White Star 伊国・Luigi Camici厩舎
日本に輸入された凱旋門賞馬を辿る(其の捌)-バゴ(2001.2.3)&ワークフォース(2007.3.14)-
バゴ(Bago) 牡 黒鹿毛 2001.2.3生 仏国・Famille Niarchos生産 馬主・Famille Niarchos 仏国・Jonathan E.Pease厩舎ワークフォース(Workforce) 牡 鹿毛 2007.3.14生 英国・Juddmonte Farms Ltd生産 馬主・K Abdullah 英国・Sir Michael Stoute厩舎
第96回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬
Enable 牝 鹿毛 2014.2.12生 英国・Juddmonte Farms Ltd生産 馬主・K Abdullah 英国・John Gosden厩舎 Enable(2014.2.12)の4代血統表 Nathaniel 鹿毛 2008...
第97回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬-Enable(2014.2.12)-
Enable(エネイブル) 牝 鹿毛 2014.2.12生 英国・Juddmonte Farms Ltd生産 馬主・K Abdullah 英国・John Gosden厩舎

今回Bluestockingについて記したということで、Rail Link以外の記事はあるということになってしまいました^^;

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日本の悲願はまた来年に持ち越しということになりましたが、諦めずに挑戦していれば、いつかは必ずチャンスは巡るはず。信じています。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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