年度代表馬の同期生を辿る(其の弐拾参)-アグネスタキオン(1998.4.13)-

2001年 皐月賞(GⅠ) | アグネスタキオン | JRA公式 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=ldSiRN6QRm0 Series
2001年 皐月賞(GⅠ) | アグネスタキオン | JRA公式 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=ldSiRN6QRm0

アグネスタキオン 牡 栗毛 1998.4.13生~2009.6.22没 千歳・社台ファーム生産 馬主・渡辺孝男氏 栗東・長浜博之厩舎

アグネスタキオン(1998.4.13)の4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.75【11】

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947.5.18
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
アグネスフローラ
鹿毛 1987.6.18
仔受胎時活性値:0.50【10】
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
種付け時活性値:1.00【12】
Raja Baba
鹿毛 1968.4.5
Bold Ruler 1954.4.6
Missy Baba 1958.5.13
Coz o’Nijinsky
栗毛 1969.4.27
★Involvement 1960.4.12
Gleam 1952
アグネスレデイー
鹿毛 1976.3.25
仔受胎時活性値:0.50【10】
リマンド
栗毛 1965.2.16
種付け時活性値:0.50【10】
▲Alcide 1955
Admonish 1958
イコマエイカン
鹿毛 1967.5.18
仔受胎時活性値:2.00【8】
Sallymount
栗毛 1956
種付け時活性値:0.50【10】
ヘザーランズ
鹿毛 1957
仔受胎時活性値:0.25【9】

<5代血統表内のクロス:なし>

アグネスタキオン(1998.4.13)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Halo系)
ロイヤルスキー
(Bold Ruler系)
リマンド
(Alycidon系)
Sallymount
(Owen Tudor系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ロイヤルスキー
(アグネスフローラ)
3.25
(【10】+【10】+【8】+【9】)
母、祖母、全兄もクラシック勝ち馬
(No. 1-l ヘザーランズ系)
5番仔
(4連産目)

*

2000年のサラ系3歳新馬(阪神芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 4 アグネスタキオン 牡2 54 河内 洋 2:04.3 7-7-4-2 33.8 500
[初出走]
長浜 博之 3
2 6 リブロードキャスト 牡2 54 松永 幹夫 2:04.9 3 1/2 1-1-1-1 34.6 542
[初出走]
山本 正司 2
3 5 メイショウラムセス 牡2 54 J.ベイリー 2:05.2 1 3/4 3-4-4-3 34.6 440
[初出走]
伊藤 雄二 4
4 10 インビジブルタッチ 牡2 54 四位 洋文 2:06.2 6 5-6-10-9 35.0 464
[初出走]
星川 薫 6
5 3 ボーンキング 牡2 54 O.ペリエ 2:06.3 1/2 9-9-8-7 35.4 508
[初出走]
松田 国英 1
2000年のサラ系3歳新馬(阪神芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9 – 12.4 – 13.2 – 13.3 – 13.4 – 13.1 – 12.0 – 11.7 – 11.3 – 11.0
ラップの
累計タイム
12.9 – 25.3 – 38.5 – 51.8 – 1:05.2 – 1:18.3 – 1:30.3 – 1:42.0 – 1:53.3 – 2:04.3
上り 4F 46.0 – 3F 34.0

デビュー戦のパドックを生で見ていた私は、大柄な栗毛馬が持つ雰囲気から「サスガに超良血馬」というものを感じました。眼光鋭く周回を重ねた彼と一瞬だけ目が合ったように記憶しています。果たせるかな、まさか中央未勝利で終わると思わなかったロジータ(1986.5.26)の息子や、後の重賞勝ち馬2頭を相手にせず「圧勝」で初勝利を遂げました。

*

2000年の第17回ラジオたんぱ杯3歳S(GIII。阪神芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 アグネスタキオン 牡2 54 河内 洋 2:00.8 レコード 7-7-7-2 34.1 500
[0]
長浜 博之 2
2 4 ジャングルポケット 牡2 54 角田 晃一 2:01.2 2 1/2 4-5-5-6 34.5 466
[0]
渡辺 栄 3
3 5 クロフネ 牡2 54 松永 幹夫 2:01.4 1 1/4 4-5-5-2 34.8 514
[+6]
松田 国英 1
4 6 エーピーウィザード 牡2 54 武 豊 2:02.2 5 10-10-9-6 35.2 508
[-4]
佐山 優 5
5 1 マイネルエスケープ 牡2 54 幸 英明 2:02.2 クビ 2-2-2-1 35.9 504
[-2]
佐々木 晶三 4
2000年の第17回ラジオたんぱ杯3歳S(GIII。阪神芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7 – 11.6 – 13.0 – 12.4 – 12.1 – 12.1 – 12.3 – 12.0 – 11.2 – 11.4
ラップの
累計タイム
12.7 – 24.3 – 37.3 – 49.7 – 1:01.8 – 1:13.9 – 1:26.2 – 1:38.2 – 1:49.4 – 2:00.8
上り 4F 46.9 – 3F 34.6

今にして思えば、なんという豪華なGIII戦。よくぞ豊かな才能が同じ1998年生まれ世代に集結したものです。そんな中でもアグネスタキオン、後にGI2勝を挙げる2頭を相手に楽勝を収めました。2分0秒8は2歳コースレコードタイムでした。

*

2001年の第38回報知杯弥生賞(GII。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 1 アグネスタキオン 牡3 55 河内 洋 2:05.7 3-3-3-3 38.2 492
[-8]
長浜 博之 1
2 3 ボーンキング 牡3 55 武 豊 2:06.5 5 2-2-2-2 39.6 498
[-8]
松田 国英 2
3 4 ミスキャスト 牡3 55 横山 典弘 2:06.8 2 5-5-4-5 38.6 488
[-6]
加藤 敬二 4
4 7 マンハッタンカフェ 牡3 55 蛯名 正義 2:06.8 アタマ 6-6-5-4 38.4 472
[-20]
小島 太 5
5 8 ダイイチダンヒル 牡3 55 柴田 善臣 2:07.5 4 7-7-8-6 38.7 448
[-2]
伊藤 雄二 3
2001年の第38回報知杯弥生賞(GII。中山芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.1 – 11.6 – 12.5 – 12.4 – 12.1 – 12.2 – 12.6 – 13.0 – 12.2 – 14.0
ラップの
累計タイム
13.1 – 24.7 – 37.2 – 49.6 – 1:01.7 – 1:13.9 – 1:26.5 – 1:39.5 – 1:51.7 – 2:05.7
上り 4F 51.8 – 3F 39.2

不良馬場もまったく関係なし。跳ねるように駆けて「モノの違い」をまざまざと見せ付けました。本格化前とはいえやはり後にGI3勝を遂げる同期生も下しています。

*

2001年の第61回皐月賞(GI。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 アグネスタキオン 牡3 57 河内 洋 2:00.3 5-5-4-3 35.5 492
[0]
長浜 博之 1
2 14 ダンツフレーム 牡3 57 藤田 伸二 2:00.5 1 1/2 10-11-10-7 35.2 486
[+4]
山内 研二 3
3 1 ジャングルポケット 牡3 57 角田 晃一 2:00.6 1/2 14-13-10-7 35.3 474
[0]
渡辺 栄 2
4 13 シンコウカリド 牡3 57 田中 勝春 2:00.8 1 1/2 7-8-7-7 35.8 514
[0]
宗像 義忠 7
5 2 ダービーレグノ 牡3 57 幸 英明 2:00.9 1/2 16-16-15-12 35.3 450
[+4]
高橋 成忠 12
2001年の第61回皐月賞(GI。中山芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 11.5 – 11.8 – 12.3 – 11.8 – 12.2 – 12.4 – 12.4 – 11.5 – 11.9
ラップの
累計タイム
12.5 – 24.0 – 35.8 – 48.1 – 59.9 – 1:12.1 – 1:24.5 – 1:36.9 – 1:48.4 – 2:00.3
上り 4F 48.2 – 3F 35.8

やはり後にGI勝ちを収める同期生を振り切ってGI勝ち馬となったアグネスタキオン。超高速粒子のGI伝説が幕を開けたかに見えた一戦でした。

けれど、この天賦の才の塊をもってしても「屈腱炎」には勝てず。真の頂点を極める前に、4戦4勝の無敗のままで、わずか5ヶ月あまりの短い競走生活を終えました。

では、以下にアグネスタキオンの本当にごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

アグネスレデイー 1976.3.25 5勝 優駿牝馬(現GI)含む重賞3勝
|アグネスフローラ 1987.6.18 5勝 桜花賞(GI)
||アグネスフライト 1997.3.2 4勝 東京優駿(GI) 京都新聞杯(現GII。当時GIII)
||アグネスタキオン 1998.4.13 (本馬) 4勝 皐月賞含む重賞3勝

この4頭だけで充分ですね^_^;。この牝系から菊花賞(GI)を制する馬が出れば「五大クラシック完全制覇」となります。

アグネスタキオン。種牡馬としてもその天賦の才を発揮し、2008年にはクモハタ(1936.3.4)以来51年ぶりとなる、内国産種牡馬によるJRAリーディングサイアーを獲得しました。そんなアグネスタキオンの代表産駒を生年順に辿ると

  1. ロジック(2003.3.17)
    →NHKマイルカップ(GI)ほか
  2. ダイワスカーレット(2004.5.13)
    →有馬記念(GI)、桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)、大阪杯(当時GII、現GI)、ローズS(GII)ほか
  3. ディープスカイ(2005.4.24)
    →東京優駿(GI)、NHKマイルカップ、神戸新聞杯(GII)、毎日杯(GIII)ほか
  4. キャプテントゥーレ(2005.4.5)
    →皐月賞、デイリー杯2歳S(GII)、朝日チャレンジC(現チャレンジC、GIII)2回ほか
  5. リトルアマポーラ(2005.1.24)
    →エリザベス女王杯、愛知杯(GIII)、クイーンC(GIII)ほか
  6. レーヴディソール(2008.4.8)
    →阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、デイリー杯2歳S、チューリップ賞(GIII)

等を始めとして、多くの重賞勝ち馬がいます。

アグネスタキオン、2009年に急性心不全で死亡した折は11歳。種牡馬として、「まだまだこれから」というところだったのに、とても残念な出来事でした。

空の上から、ラジオたんぱ杯3歳Sで負かした2頭の、種牡馬としての更なる活躍を見守っていて欲しいものです。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[アグネスタキオン(1998.4.13)の主な競走成績]

  1. 皐月賞(GI)、弥生賞(GII)、ラジオたんぱ杯3歳S(GIII)

通算4戦4勝。

#2025年01月21日(火)記事改め。

平成の首位種牡馬を辿る(其の陸)-アグネスタキオン(1998.4.13)-
アグネスタキオン 牡 栗毛 1998.4.13生~2009.6.22没 千歳・社台ファーム生産 馬主・渡辺孝男氏 栗東・長浜博之厩舎アグネスタキオン(1998.4.13)の4代血統表サンデーサイレンス青鹿毛 1986.3.25種付け時活性値...

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