グランベルナデット(2020.2.11)&オオバンブルマイ(2020.2.26)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.24)-

Pedigree

グランベルナデット 牝 鹿毛 2020.2.11生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・DMMドリームクラブ(株) 美浦・大竹 正博厩舎

グランベルナデット(2020.2.11)の4代血統表
キズナ
青鹿毛 2010.3.5
種付け時活性値:0.25【9】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
キャットクイル
鹿毛 1990.5.22
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Pacific Princess
鹿毛 1973.5.10
★Damascus 1964.4.14
Fiji 1960
ラブリーベルナデット
鹿毛 2014.3.13
仔受胎時活性値:1.25【5】
Wilburn
鹿毛 2008.3.22
種付け時活性値:1.25【5】
Bernardini
鹿毛 2003.3.23
A.P. Indy 1989.3.31
Cara Rafaela 1993.3.30
Moonlight Sonata
鹿毛 2000.5.2
Carson City 1987.4.4
Wheatly Way 1989.3.26
Inlovewithlove
鹿毛 2007.4.2
仔受胎時活性値:1.50【6】
Bernstein
鹿毛 1997.3.17
種付け時活性値:0.25【9】
Storm Cat 1983.2.27
La Affirmed 1983.3.25
Not a Solution
鹿毛 2000.3.16
仔受胎時活性値:1.50【6】
Grand Slam
黒鹿毛 1995.5.3
種付け時活性値:1.00【4】
Popol Vuh
鹿毛 1984.4.19
仔受胎時活性値:1.75【15】

<5代血統表内のクロス:Storm Cat3×4>

グランベルナデット(2020.2.11)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キズナ
(サンデーサイレンス系)
Wilburn
(A.P. Indy系)
Bernstein
(Storm Cat系)
Grand Slam
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Wilburn
(Wheatly Way)
6.00
(【5】+【6】+【6】+【15】)
母が米Gレース3勝馬
(No. 8-c)
初仔

*

レース結果 JRA
2023年の忘れな草賞(L。阪神芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 4 グランベルナデット 牝3 54 松山 弘平 1:59.2 2-2-2-2 34.2 498
[-10]
大竹 正博 2
2 10 ミッキーツインクル 牝3 54 川田 将雅 1:59.3 1 1-1-1-1 34.4 460
[+4]
中内田 充正 4
3 8 ジェモロジー 牝3 54 岩田 望来 1:59.5 1 1/4 3-3-3-3 34.4 486
[+4]
橋口 慎介 6
4 3 マテンロウアルテ 牝3 54 横山 典弘 1:59.7 1 6-8-8-9 33.8 480
[+10]
坂口 智康 3
5 5 ラレーヌデリス 牝3 54 C.ルメール 1:59.7 アタマ 4-4-4-3 34.4 436
[+2]
安田 翔伍 1
2023年の忘れな草賞(L。阪神芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7 – 10.6 – 12.2 – 12.6 – 12.4 – 12.4 – 12.0 – 11.4 – 11.2 – 11.7
ラップの
累計タイム
12.7 – 23.3 – 35.5 – 48.1 – 1:00.5 – 1:12.9 – 1:24.9 – 1:36.3 – 1:47.5 – 1:59.2
上り 4F 46.3 – 3F 34.3

阪神芝2000m、晴の良馬場、10頭立て。桜花賞(GI)当日のアンダーカードとして行われる忘れな草賞。優駿牝馬(GI)へのステップレースとして「forget me not」と名乗りを上げて、本番を勝利した馬にはチョウカイキャロル(1991.3.26)エリモエクセル(1995.5.18)エリンコート(2008.3.10)ミッキークイーン(2012.2.8)ラヴズオンリーユー(2016.3.26)がいます。2023年の一戦を制したのは、ラヴズオンリーユーと同じ「黒、緑山形一文字」の勝負服を背にしたグランベルナデット。2番人気で臨むと道中終始2番手から抜け出して、逃げたミッキーツインクル(2020.2.29)を1馬身交わし切ったところが決勝点。終わってみれば3着のジェモロジー(2020.2.4)まで先行3番手以内で競馬をした馬たちが3着までを占めた忘れな草賞。改めて前残りの馬場だった桜花賞当日、リバティアイランド(2020.2.2)のあの追い込み勝ちがさらなる凄みを感じさせます。

リバティアイランド(2020.2.2)-第83回桜花賞(GI)の勝ち馬-
リバティアイランド 牝 鹿毛 2020.2.2生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・中内田 充正厩舎コナコースト 牝 青鹿毛 2020.3.15生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・清水 久詞厩舎ペリファーニア 牝 青鹿毛 2020.3.25生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・鹿戸 雄一厩舎

グランベルナデットは2022年6月の東京芝1600mの新馬戦6着後に両前脚の剥離骨折が判明し、半年の休養後の12月の中山芝2000mの未勝利戦で復帰を果たし1着。明けて2023年初戦の東京芝1600mのクイーンC(GIII)はハーパー(2020.1.18)から0秒3差の5着。

フリームファクシ(2020.4.7)&ハーパー(2020.1.18)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.14)-
フリームファクシ 牡 青鹿毛 2020.4.7生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 栗東・須貝 尚介厩舎ハーパー 牝 鹿毛 2020.1.18生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・エムズレーシング 栗東・友道 康夫厩舎

そして迎えた4月の阪神芝2000mの忘れな草賞で1着。東京芝1600mで負けた後に勝つというリズムですが芝2000m2戦2勝でもあり、ミドルディスタンスの適正はあるのでしょう。父キズナも制した東京芝2400mのGIでの走りを楽しみにしたいもの。グランベルナデット、その馬名意味は「偉大な、高貴な(仏)+母名の一部」ということです。

*

オオバンブルマイ 牡 鹿毛 2020.2.26生 新ひだか町・(株)サンデーヒルズ生産 馬主・岡 浩二氏 栗東・吉村 圭司厩舎

オオバンブルマイ(2020.2.26)の4代血統表

ディスクリートキャット
鹿毛 2003.5.1
種付け時活性値:0.00【16】
Forestry
鹿毛 1996.5.9
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Shared Interest
鹿毛 1988.1.30
Pleasant Colony 1978.5.4
Surgery 1976.4.16
Pretty Discreet
鹿毛 1992.4.1
Private Account
鹿毛 1976.4.26
Damascus 1964.4.14
Numbered Account 1969.4.8
Pretty Persuasive
鹿毛 1988.5.9
Believe It 1975.2.9
Bury the Hatchet 1973.3.30
ピンクガーベラ
芦毛 2014.4.28
仔受胎時活性値:1.25【5】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.75【11】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
ルシュクル
芦毛 2006.2.25
仔受胎時活性値:1.75【7】
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:0.00【16】
サクラユタカオー 1982.4.29
サクラハゴロモ 1984.4.13
アジアンミーティア
芦毛 2000.5.2
仔受胎時活性値:1.25【5】
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
種付け時活性値:1.00【12】
Trolley Song
芦毛 1983.4.13
仔受胎時活性値:2.00【16】

<5代血統表内のクロス:なし>

オオバンブルマイ(2020.2.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★ディスクリートキャット
(Storm Cat系)
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
サクラバクシンオー
(テスコボーイ系)
Unbridled
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Unbridled 6.25
(【5】+【7】+【5】+【16】)
叔父ビアンフェ
(No. 4-m)
2番仔
(2連産目)

*

2023年の第32回アーリントンC(GIII。阪神芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 6 オオバンブルマイ 牡3 56 武 豊 1:33.9 7-7 34.6 426
[-2]
吉村 圭司 5
2 4 セッション 牡3 56 団野 大成 1:33.9 アタマ 3-3 35.1 510
[-2]
斉藤 崇史 4
3 1 ショーモン 牡3 56 鮫島 克駿 1:34.0 クビ 2-2 35.4 504
[-8]
橋口 慎介 2
4 3 シルヴァーデューク 牡3 56 池添 謙一 1:34.1 3/4 3-4 35.2 454
[-6]
西村 真幸 12
4 7 トーホウガレオン 牡3 56 岩田 康誠 1:34.1 同着 11-9 34.6 506
[+6]
石坂 公一 10
2023年の第32回アーリントンC(GIII。阪神芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 10.6 – 11.0 – 11.7 – 11.9 – 11.8 – 11.6 – 12.8
ラップの
累計タイム
12.5 – 23.1 – 34.1 – 45.8 – 57.7 – 1:09.5 – 1:21.1 – 1:33.9
上り 4F 48.1 – 3F 36.2

阪神芝1600m、雨の重馬場、18頭立て。出走メンバー中最軽量タイとなる426kgのオオバンブルマイ、出走メンバー中唯一の重賞勝ち馬というところを見せ付けた一戦でした。伊達や酔狂で東京芝1400mのGIIを勝っていない。

オオバンブルマイ(2020.2.26)&リバーラ(2020.3.14)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.6)-
オオバンブルマイ 牡 鹿毛 2020.2.26生 新ひだか町・(株)サンデーヒルズ生産 馬主・岡 浩二氏 栗東・吉村 圭司厩舎リバーラ 牝 鹿毛 2020.3.14生 日高町・シンボリ牧場生産 馬主・荒井 泰樹氏 美浦・高柳 瑞樹厩舎

そんな2023年のアーリントンCを逃げたのは、エルフィンS(L)を勝ちながら桜花賞除外となってしまったユリーシャ(2020.3.31)。

ヤクシマ(2020.2.11)&ユリーシャ(2020.3.31)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.13)-
ヤクシマ 牡 芦毛 2020.2.11生 英・Whitsbury Manor Stud生産 馬主・ゴドルフィン 栗東・寺島 良厩舎ユリーシャ 牝 栗毛 2020.3.31生 新冠町・スカイビーチステーブル生産 馬主・竹下 佳利氏 栗東・中村 直也厩舎

1番人気に推された牝馬が半マイル通過45秒8、1000m通過57秒7という重馬場を思えば速いラップを刻んで迎えた阪神芝外回りBコースの直線473.6m。ユリーシャが作り出した流れを離れた位置から追走していた内枠発進した先行勢、セッション(2020.5.1)、ショーモン(2020.2.27)、シルヴァーデューク(2020.3.31)等の勝負になるかに見えたところで強襲して来たのがオオバンブルマイ。道中中団位置に構えていたオオバンブルマイ、思ったよりも行き脚が付いていなかった感じでしたが、直線馬場の外に持ち出してからの伸び脚は段違いで、最後の最後「アタマ」だけ差し届いたところが決勝点。オオバンブルマイ、京王杯2歳Sの制した時ほどではありませんけれど、それでも単勝700円、複勝280円、3連複6,660円、3連単42,710円をファンに振る舞ってみせました。

テン乗りとなった武豊騎手にこの世代のマイルでトップレベルにいる1頭と言わしめたオオバンブルマイ、本番の東京芝1600mでも快走を期待しています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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