Laurens 牝 鹿毛 2015.4.12生 仏国・Bloodstock Agency Ltd生産 馬主・John Dance 英国・K R Burke厩舎
Siyouni 鹿毛 2007.2.14 種付け時活性値:1.75 |
Pivotal 栗毛 1993.1.19 |
Polar Falcon 黒鹿毛 1987.6.1 |
Nureyev 1977.5.2 |
Marie D’Argonne 1981.3.21 | |||
Fearless Revival 栗毛 1987.3.3 |
Cozzene 1980.5.8 | ||
Stufida 1981.3.12 | |||
Sichilla 鹿毛 2002.2.28 |
デインヒル 鹿毛 1986.3.26 |
★Danzig 1977.2.12 | |
Razyana 1981.4.18 | |||
Slipstream Queen 鹿毛 1990.6.2 |
Conquistador Cielo 1979.3.20 | ||
Country Queen 1975.3.26 | |||
Recambe 鹿毛 2005.4.2 仔受胎時活性値:0.25 |
Cape Cross 黒鹿毛 1994.3.13 種付け時活性値:0.50 |
Green Desert 鹿毛 1983.4.16 |
Danzig 1977.2.12 |
Foreign Courier 1979.4.11 | |||
Park Appeal 黒鹿毛 1982.4.9 |
Ahonoora 1975.4.12 | ||
Balidaress 1973.4.22 | |||
Razana 鹿毛 1992.5.5 仔受胎時活性値:1.00 |
Kahyasi 鹿毛 1985.4.2 種付け時活性値:1.50 |
イルドブルボン 1975.5.23 | |
Kadissya 1979.3.15 | |||
Raysiya 栗毛 1987.4.29 仔受胎時活性値:1.00 |
★Cure the Blues 鹿毛 1978.4.27 種付け時活性値:0.00 |
||
Rilasa 栗毛 1975.3.9 仔受胎時活性値:0.75 |
<5代血統表内のクロス:Danzig4×4、Northern Dancer5×5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Siyouni (Nuryev系) |
Cape Cross (Danzig系) |
Kahyasi (Nijinsky系) |
★Cure the Blues (Hail to Reason系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Siyouni | 3.00 |
伯父Helene Mascot (No. 9-e) |
2番仔? |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | Laurens | 牝3 | 57 | P J McDonald | 2:06.11 | K R Burke | 5 |
2 | 7 | Musis Amica | 牝3 | 57 | Mickael Barzalona | クビ | A Fabre | 6 |
3 | 9 | Homerique | 牝3 | 57 | Pierre-Charles Boudot | ハナ | F-H Graffard | 7 |
4 | 3 | Happily | 牝3 | 57 | Ryan Moore | アタマ | A P O’Brien | 4 |
5 | 8 | With You | 牝3 | 57 | Aurelien Lemaitre | ハナ | F Head | 2 |
2018年の第169回ディアヌ賞。仏国の3歳牝馬女王を決める1戦は、ゴール前「クビ、ハナ、アタマ、ハナ」差の大混戦。そんな接戦を断ち切ったのは、第44回フィリーズマイル(英GI)、第58回サンタラリ賞(仏GI)と戦前までGI2勝を遂げていた、Laurens。道中先行2番手から、直線ではいち早く先頭に立ち、最後の最後まで我慢しきりました。Laurens、これで7戦5勝、2着2回となり、日本風に言えば100%連対。その5勝の着差を紐解けば、「クビ」 「アタマ」「ハナ」「短アタマ」「クビ」。そんな僅差を勝ち切る根性娘Laurens、見事な第169回ディアヌ賞制覇でした。
Laurensの鞍上であるパトリック・ジョセフ・マクドナルド騎手、管理されるカール・リチャード・バーク調教師、馬主であるジョン・ダンス氏は、いずれもディアヌ賞初制覇となりました。マクドナルド騎手は、数年前まではジャンプレースを主戦場とする騎手だったそうで、今回の第169回ディアヌ賞が平地のクラシックレース初騎乗だったそうな。皆様、おめでとうございました。
では、以下にLaurensの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Raysiya 1987.4.29 3勝
|Razana 1992.5.5 4勝
||Helene Mascot(旧名Salford Mill) 2004.3.27 4勝 香港ダービー 香港クラシックマイルほか
||Recambe 2005.4.2 2勝
|||Laurens 2015.4.12 (本馬) ディアヌ賞(仏GI) サンタラリ賞(仏GI) フィリーズマイル(英GI) メイヒルS(英GII)ほか
|Ribot's Guest 1994.2.11 0勝
||Kinnaird 2001.2.27 6勝 オペラ賞(仏GI) メイヒルS(英GII)ほか
|||Keenes Royale 2007.4.15 3勝
||||Ivawood 2012.2.12 3勝 リッチモンドS(英GII) ジュライS(英GII)ほか
|||Berkshire 2011.4.11 4勝 ロイヤルロッジS(英GII) ダーレーS(英GIII)
||Mickdaam 2009.3.21 3勝 チェスターヴァーズ(英GIII)ほか
欧州で継承されている9号族e分枝。Laurensの伯父Helene Mascotは香港ダービー(現LR)、香港クラシックマイル(現LR)の勝ち馬。香港ダービーはリステッドレースの扱いですが、2018年現在1着賞金が約1億4千万円と高額レースであり、サスガに香港のクラシックレースというところ。また、Laurensの曾祖母であるRaysiyaからの分枝において、Laurensと共にもう1頭見えるGI勝ち馬であるKinnairdは、ドクターデヴィアス(1989.3.10)の娘です。
Laurens、秋には第97回凱旋門賞(仏GI)への出走も視野に入れられている模様。紙一重の勝負に無類の強さを見せる、仏国生まれで英国調教の根性娘の走り、更なる大舞台でも期待したいと思います。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
<参考WEB>