ナルカミ(2022.3.11)-第27回ジャパンダートクラシック(JpnI)の勝ち馬-

Result

ナルカミ 牡 鹿毛 2022.3.11生 日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 美浦・田中 博康厩舎

ナルカミ(2022.3.11)の4代血統表
サンダースノー
鹿毛 2014.3.24
種付け時活性値:1.75【7】
Helmet
栗毛 2008.10.21
Exceed And Excel
鹿毛 2000.9.5
デインヒル 1986.3.26
Patrona 1994.3.24
Accessories
鹿毛 2003.4.8
Singspiel 1992.2.25
Anna Matrushka 1984.4.18
Eastern Joy
鹿毛 2006.4.9
Dubai Destination
鹿毛 1999.2.10
★Kingmambo 1990.2.19
Mysterial 1994.1.27
Red Slippers
栗毛 1989.4.12
Nureyev 1977.5.2
Morning Devotion 1982.3.26
オムニプレゼンス
鹿毛 2017.5.16
仔受胎時活性値:1.00【4】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.50【14】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
ヴァレリカ
鹿毛 2007.2.19
仔受胎時活性値:0.25【9】
Dynaformer
黒鹿毛 1985.4.1
種付け時活性値:1.25【21】
Roberto 1969.3.16
Andover Way 1978.4.11
マンデラ
栗毛 2000.2.17
仔受胎時活性値:1.50【6】
Acatenango
栗毛 1982.4.13
種付け時活性値:0.25【17】
Mandellicht
鹿毛 1994.3.7
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×5(母方)>

ナルカミ(2022.3.11)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サンダースノー
(デインヒル系)
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
Dynaformer
(Roberto系)
Acatenango
(Alchimist系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サンダースノー 4.00
(【4】+【9】+【6】+【5】)
大叔父ワールドプレミア
(No. 3-d)
初仔

*

2025年の第27回ジャパンダートクラシック(JpnI。大井ダート2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 ナルカミ 牡3 57 戸崎圭太 2:03.7 1-1-1-1 39.0 505
[0]
田中博康 3
2 15 ナチュラルライズ 牡3 57 横山武史 2:04.3 3 4-3-2-2 39.4 498
[-1]
伊藤圭三 1
3 13 ルクソールカフェ 牡3 57 佐々木大輔 2:06.1 9 6-6-4-3 40.7 546
[0]
堀宣行 2
4 1 ハグ 牡3 57 川田将雅 2:06.4 1.1/2 7-7-7-6 40.3 506
[+1]
藤岡健一 7
5 8 クレーキング 牡3 57 C.ルメール 2:06.6 1.1/4 5-5-5-5 41.1 495
[-2]
中舘英二 4
2025年の第27回ジャパンダートクラシック(JpnI。大井ダート2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.1 – 11.3 – 11.9 – 12.7 – 12.2 – 12.2 – 12.3 – 12.9 – 12.4 – 13.7
ラップの
累計タイム
12.1 – 23.4 – 35.3 – 48.0 – 1:00.2 – 1:12.4 – 1:24.7 – 1:37.6 – 1:50.0 – 2:03.7
上り 4F 51.3 – 3F 39.0
【ジャパンダートクラシック】(大井) ナルカミが逃げ切って4連勝で戴冠、ナチュラルライズは三冠ならず2着|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
【ジャパンダートクラシック】(大井) ナルカミが逃げ切って4連勝で戴冠、ナチュラルライズは三冠ならず2着|ラジオNIKKEI:競馬番組

NAR勢9頭、JRA勢7頭で行われた、3歳ダート秋の大一番であるジャパンダートクラシック。羽田盃(JpnI)東京ダービー(JpnI)の二冠を制していたナチュラルライズ(2022.2.2)が単勝1.9倍の圧倒的な1番人気に推されましたが、げに勝負はやってみなければ分からないもの。内目の3枠5番からの発進となった単勝4.9倍の3番人気だったナルカミと戸崎圭太騎手が好発からハナを奪い切ると、入りの600m35秒3、1000m通過1分0秒2という弛まぬ流れで後続を先導。しっかりした逃げペースになると後を追う側が大変というレースは確かに存在しますが、大井ダート外回りの直線386mの直線に入る時には番手から追ったナチュラルライズのほうが大きなアクションになっていて、ナルカミにはまだ余裕があるように見えました。果たせるかなナルカミ、ラスト200mを切って戸崎騎手から左右のムチが飛ぶとゴールまで邁進。決勝点に辿り着いてみれば2着のナチュラルライズには3馬身差、3着のルクソールカフェ(2022.2.26)には更に9馬身差という完勝を以てダートグレード競走の3歳三冠の最終戦を奪取しました。

ナルカミは前走不来方賞(JpnII)に続いて重賞連勝でGI級競走初勝利となり、鞍上の戸崎騎手、管理される田中博康調教師、実質オーナーブリードのゴドルフィンもジャパンダートクラシック初優勝となりました。ナルカミに関わる人を思えばレモンポップ(2018.2.15)を思う訳ですが、レモンポップについて主に戸崎騎手の目線からは以下の動画をご参照いただければと思います。

種牡馬になっても話題の名馬に会うためダーレージャパンさんを訪問!人馬の“お出迎え”に戸崎圭太も冷や汗!?
戸崎騎手へのご質問や応援メッセージ、番組への感想はコメントでぜひお聞かせください!【戸崎圭太公式ベリベリグッズ】競馬グッズSTOREで再販中です!レモンポップ写真集「THE DIRT CHAMP!」は9月18日より発売!

#戸崎騎手は前身のジャパンダートダービー時代にマグニフィカ(2007.3.22)、キョウエイギア(2013.2.16)で2勝を挙げられています。

*

ナルカミの父サンダースノーは産駒のGI級競走初制覇となりました。サンダースノーは現役時代に8勝を挙げ、その主な勝ち鞍にドバイワールドカップ(UAE・GI)2回、ジャンプラ賞(仏GI)、クリテリウム・アンテルナシオナル(仏GI)、アルマクトゥームチャレンジR2(UAE・GII)、UAEダービー(GII)、UAE2000ギニー(GIII)とグループレース7勝の名馬。芝ダート兼用で名を馳せたサンダースノー、

2017年のクラシック候補生を確認する(海外編・其の壱)
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第24回ドバイワールドカップ(UAE・GI)の勝ち馬-Thunder Snow(2014.3.24)-
Thunder Snow(サンダースノー) 牡 鹿毛 2014.3.24生 愛国・Darley生産 馬主・Godolphin UAE・Saeed bin Suroor厩舎

まま、辺境サイトも長くやっていますとサンダースノーの記事が3つありまして^^;。弊サイトでサンダースノーを最初に紹介した2017年のUAEダービー、短アタマ差の2着だったのはエピカリス(2014.3.22)でした。

では、以下にナルカミの近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Mandellicht 1994.3.7 1勝
|マンデラ 2000.2.17 ディアナ賞(独GI)3着ほか
||ヴァレリカ 2007.2.19 不出走
|||オムニプレゼンス 2017.5.16 1勝
||||ナルカミ 2022.3.11 (本馬) ジャパンダートクラシック(JpnI) 不来方賞(GII)
||ワールドエース 2009.2.22 4勝 マイラーズC(GII) きさらぎ賞(GIII)ほか
||ワールドプレミア 2016.2.1 4勝 菊花賞(GI) 天皇賞・春(GI)ほか
||ヴェルトライゼンデ 2017.2.8 4勝 日経新春杯(GII) 鳴尾記念(GIII)ほか
|Manduro 2002.3.9 10勝 プリンスオブウェールズS(英GI) ジャック・ル・マロワ賞(仏GI) イスパーン賞(仏GI) フォワ賞(仏GII) アルクール賞(仏GII) アールオブセフトンS(英GIII) ドイツ統一賞(独GIII) ヴィンターファヴォリテン賞(独GIII)ほか

ナルカミの牝系は3号族d分枝系。曾祖母マンデラの仔にワールドエース、ワールドプレミア、ヴェルトライゼンデの3兄弟、高祖母Mandellichtの仔に芝1600mから芝2400mまでのグループレース8勝で内GI3勝の名馬Manduroがいます。むぅ、父サンダースノーのサーフェイス不問の走りや母方の近親活躍馬を思うと、ナルカミの芝の走りも見てみたくなりますね(^^)

ワールドプレミア(2016.2.1)-第163回天皇賞・春(GI)の勝ち馬-
ワールドプレミア 牡 黒鹿毛 2016.2.1生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・大塚亮一氏 栗東・友道康夫厩舎
2020年のクラシック候補生を確認する(No.4)-ワーケア(2017.2.12)+ヴェルトライゼンデ(2017.2.8)-
ワーケア 牡 鹿毛 2017.2.12生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・落合幸弘氏 美浦・手塚貴久厩舎ヴェルトライゼンデ 牡 黒鹿毛 2017.2.8生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・池江泰寿厩舎

*

今回のジャパンダートクラシックで6戦5勝としたナルカミ。4連勝、重賞2連勝で一気に上り詰めた鹿毛の駿馬、その走りには伸び代しか感じません。強いジェネレーションと思わせられる2022年生まれ世代の旗頭の1頭として、今後もさらなる活躍を期待したいと思います。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第27回ジャパンダートクラシックJpnI|web Furlong
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