ヘデントール(2021.4.6)-第171回天皇賞・春(GI)の勝ち馬-

Result

ヘデントール 牡 黒鹿毛 2021.4.6生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・木村 哲也厩舎

ヘデントール(2021.4.6)の4代血統表
ルーラーシップ
鹿毛 2007.5.15
種付け時活性値:1.25【13】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
エアグルーヴ
鹿毛 1993.4.6
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ダイナカール
鹿毛 1980.5.10
ノーザンテースト1971.3.15
シヤダイフエザー 1973.2.20
コルコバード
黒鹿毛 2013.3.6
仔受胎時活性値:1.75【7】
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.50【18】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス 1967.4.11
ダイナサツシユ 1979.3.16
エンシェントヒル
鹿毛 2001.3.8
仔受胎時活性値:0.75【11】
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
種付け時活性値:0.25【9】
フォーティナイナー 1985.5.11
Broom Dance 1979.4.10
アズテックヒル
鹿毛 1990.3.27
仔受胎時活性値:0.50【10】
Proud Truth
栗毛 1982.3.11
種付け時活性値:1.75【7】
Tribal Hill
鹿毛 1984.5.17
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、ノーザンテースト4×5>

ヘデントール(2021.4.6)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ルーラーシップ
(Mr. Prospector系)
ステイゴールド
(サンデーサイレンス系)
エンドスウィープ
(Mr. Prospector系)
Proud Truth
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Proud Truth
(エンシェントヒル)
4.25
(【7】+【11】+【10】+【5】)
曾祖母が米GII勝ち馬
(No. 17-b)
2番仔
(2連産目)

*

2025年の第171回天皇賞・春(GI。京都芝3200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 6 ヘデントール 牡4 58 D.レーン 3:14.0 6-7-6-5 35.3 478
[-4]
木村 哲也 1
2 14 ビザンチンドリーム 牡4 58 A.シュタルケ 3:14.0 アタマ 14-14-12-8 34.9 454
[前計不]
坂口 智康 6
3 8 ショウナンラプンタ 牡4 58 武 豊 3:14.5 3 8-8-6-3 36.0 542
[0]
高野 友和 4
4 5 サンライズアース 牡4 58 池添 謙一 3:14.8 2 4-3-2-2 36.4 530
[+4]
石坂 公一 2
5 11 マイネルエンペラー 牡5 58 丹内 祐次 3:15.0 1 1/4 2-2-1-1 36.7 488
[0]
清水 久詞 8
2025年の第171回天皇賞・春(GI。京都芝3200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.0 – 11.4 – 12.0 – 12.2 – 12.1 –
12.0 – 12.3 – 12.9 – 12.5 – 11.8 –
12.2 – 12.1 – 11.8 – 12.2 – 11.8 –
11.7
ラップの
累計タイム
13.0 – 24.4 – 36.4 – 48.6 – 1:00.7 –
1:12.7 – 1:25.0 – 1:37.9 – 1:50.4 – 2:02.2 –
2:14.4 – 2:26.5 – 2:38.3 – 2:50.5 – 3:02.3 –
3:14.0
上り 4F 47.5 – 3F 35.7
【天皇賞(春)】(京都)名手のエスコートに応え接戦をものにしたヘデントールが、春の盾で戴冠|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
【天皇賞(春)】(京都)名手のエスコートに応え接戦をものにしたヘデントールが、春の盾で戴冠|ラジオNIKKEI:競馬番組

京都競馬場の開場100周年、センテニアル(Centennial)の記念となる年の天皇賞・春。15頭立ての一戦を制したのは戦前1番人気のヘデントール。前走東京芝3400mのダイヤモンドS(GIII)で4馬身差快勝を収めてやって来た淀の芝3200m。テン乗りとなったダミアン・レーン騎手と共に抜群の発馬から終始6番手あたりでじっと待機。道中きっちり折り合いがついてレーン騎手の拳が下がっている様を見た時「あ、勝ち負け」と思っていましたら、しっかりかっちりと抜け出しました。一昨年の勝ち馬ジャスティンパレス(2019.4.12)が向こう正面でマクる走りを見せた時も自分の走りに徹したヘデントール。私自身が長距離走をやっているのもありますけれど、やはり長い距離は落ち着いて走ることが大切です。果たせるかなヘデントール、最後の直線でショウナンラプンタ(2021.3.9)を交わした後、ビザンチンドリーム(2021.1.28)に迫られましたが、「アタマ」だけ振り切ったところがGI初戴冠の決勝点でした。

ヘデントールの父ルーラーシップはキセキ(2014.5.15)メールドグラース(2015.5.26)ソウルラッシュ(2018.3.28)ドルチェモア(2020.2.21)に続いて産駒5頭目のGI馬の輩出となりました。今春はソウルラッシュがドバイターフ(UAE・GI)でRomantic Warrior(2018.3.18)を破り、そしてヘデントールが天皇賞・春で優勝と産駒のGIレースでの活躍が続いています。ルーラーシップは父キングカメハメハと共に、やはり母エアグルーヴが私にとって忘れられない名牝の1頭ですので、今後も種牡馬として良い仔を送り出して欲しいものです。

ルーラーシップ(2007.5.15)-五十音にて名馬を辿る(No.41)-
ルーラーシップ 牡 鹿毛 2007.5.15生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・角居 勝彦厩舎

そしてまたヘデントールの母父ステイゴールドは、実は今回の天皇賞・春がブルードメアサイアーとしての国際GI初勝利でした。ステイゴールドは直仔の牡馬がドリームジャーニー(2004.2.24)オルフェーヴル(2008.5.14)の黄金兄弟を筆頭としてゴールドシップ(2009.3.6)フェノーメノ(2009.4.20)ウインブライト(2014.5.12)インディチャンプ(2015.2.21)ナカヤマフェスタ(2006.4.5)レインボーライン(2013.4.1)がGIレースを勝っていますので、どちらかと言いますとメールラインの印象が強いのですが、ブルードメアサイアーとしても存在感を発揮してくれました。産駒の名前を出してみればフェノーメノ、ゴールドシップ、レインボーラインと天皇賞・春の勝ち馬が3頭もいるのですから、それは淀の長距離はステイゴールドの血の印象も強いはずです。

ステイゴールド(1994.3.24)-五十音にて名馬を辿る(No.13)-
ステイゴールド 牡 黒鹿毛 1994.3.24生~2015.2.5没 白老町・白老ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・池江 泰郎厩舎

今回の天皇賞・春は終わってみれば4着のサンライズアース(2021.2.6)まで2021年生まれ世代の4歳馬たちで上位独占。昨年2024年の3歳時からシンエンペラー(2021.4.30)ジャパンカップ(GI)で2着同着、レガレイラ(2021.4.12)が有馬記念(GI)を勝ち、フォーエバーヤング(2021.2.24)が東京大賞典(GI)を制覇。年が明けてからもフォーエバーヤングがサウジカップ(沙GI)を勝ち、ダノンデサイル(2021.4.6)がドバイシーマクラシック(UAE・GI)を勝ちと強い世代であるところを見せ続けています。

レガレイラ(2021.4.12)-第69回有馬記念(GI)の勝ち馬-
レガレイラ(2021.4.12)-第69回有馬記念(GI)の勝ち馬-
フォーエバーヤング(2021.2.24)-2025年のサウジカップ(沙GI)の勝ち馬-
フォーエバーヤング(2021.2.24)-2025年のサウジカップ(沙GI)の勝ち馬-
ダノンデサイル(Danon Decile。2021.4.6)-第27回ドバイシーマクラシック(UAE・GI)の勝ち馬-
ダノンデサイル(Danon Decile。2021.4.6)-第27回ドバイシーマクラシック(UAE・GI)の勝ち馬-

そんな強力世代の中心馬の1頭に躍り出たヘデントール。さらなる活躍を期待したいと思います。

*

今回の天皇賞・春の上位4頭の内、1頭だけ4代血統表をアップしていなかった馬がいましたので、父を超えるべく頑張った馬を紹介しておきます。

ショウナンラプンタ 牡 黒鹿毛 2021.3.9生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・国本 哲秀氏 栗東・高野 友和厩舎

ショウナンラプンタ(2021.3.9)の4代血統表
キズナ
青鹿毛 2010.3.5
種付け時活性値:0.50【10】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
キャットクイル
鹿毛 1990.5.22
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Pacific Princess
鹿毛 1973.5.10
★Damascus 1964.4.14
Fiji 1960
フリアアステカ(ARG)
芦毛 2013.7.20
仔受胎時活性値:1.625【6.5】
Zensational(USA)
芦毛 2006.4.26
種付け時活性値:1.625【6.5】
Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
Unbridled 1987.3.5
Trolley Song 1983.4.13
Joke
鹿毛 1998.4.10
Phone Trick 1982.4.10
Tour 1990.5.9
Five o’Clock Angie(USA)
栗毛 2004.3.15
仔受胎時活性値:0.125【8.5】
ヘネシー(USA)
栗毛 1993.3.25
種付け時活性値:0.50【10】
Storm Cat 1983.2.27
Island Kitty 1976
Rockley(CAN)
鹿毛 1999.6.7
仔受胎時活性値:1.00【4】
★Miner’s Mark(USA)
鹿毛 1990.2.15
種付け時活性値:0.00【8】
Dancing All Night(USA)
栗毛 1984.5.15
仔受胎時活性値:1.50【14】

<5代血統表内のクロス:Storm Cat3×4>

ショウナンラプンタ(2021.3.9)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キズナ
(サンデーサイレンス系)
Zensational
(Mr. Prospector系)
ヘネシー
(Storm Cat系)
★Miner’s Mark
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Zensational
(Over the Phone)
4.25
(【6.5】+【8.5】+【4】+【14】)
母が亜GI勝ち馬
(No. 20-b)
3番仔
(3連産目)

「冠名+頂点(西)」という馬名意味のショウナンラプンタ。実力は確かですから、まずは重賞勝ちを蹄中にしたいものです。ショウナンラプンタが3着に踏ん張ったことにより、キズナ産駒は5年連続で天皇賞・春で馬券圏内に入ったことになります。ええ、昨日誘導馬デビューを果たしたディープボンド(2017.2.18)が昨年まで4年連続で3着以内でしたので、ね(^^)。余談となりますがショウナンラプンタの母父Zensationalは、2021年生まれ世代のダート短距離路線の雄であるチカッパ(2021.4.12)の伯父です。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#ステイゴールドがブルードメアサイアーとして送り出した最初のGI級競走勝ち馬はアランバローズ(2018.2.8)です。2020年の全日本2歳優駿(JpnI)を制して2021年には東京ダービーを制した南関東の強豪、2025年も元気に走っています。

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