トウカイマシェリ(2023.5.4)&サトノボヤージュ(2023.4.3)-2026年のクラシック候補生を確認する(No.14)-

トウカイマシェリ牝栗毛 2023.5.4生新ひだか町・平野牧場生産馬主・内村正則氏栗東・高柳大輔厩舎

トウカイマシェリ(2023.5.4)の4代血統表
ドレフォン鹿毛 2013.2.19 種付け時活性値：0.25【9】	Gio Ponti 鹿毛 2005.2.28	Tale of the Cat 黒鹿毛 1994.4.13	▲Storm Cat 1983.2.27
			Yarn 1987.3.1
		Chipeta Springs 鹿毛 1989.3.7	Alydar 1975.3.23
			Salt Spring 1979.9.29
	Eltimaas 鹿毛 2007.4.21	Ghostzapper 鹿毛 2000.4.6	Awesome Again 1994.3.29
			Baby Zip 1991.3.24
		Najecam 栗毛 1993.5.12	★Trempolino 1984.3.17
			Sue Warner 1988.5.19
トウカイミステリー栗毛 2006.5.10 仔受胎時活性値：2.00【16】	キングカメハメハ鹿毛 2001.3.20 種付け時活性値：1.00【4】	Kingmambo 鹿毛 1990.2.19	Mr. Prospector 1970.1.28
			Miesque 1984.3.14
		マンファス黒鹿毛 1991.2.23	ラストタイクーン 1983.5.9
			Pilot Bird 1983.2.9
	タイキミステリー黒鹿毛 1993.2.24 仔受胎時活性値：1.00【12】	Green Forest 栗毛 1979.2.18 種付け時活性値：1.25【13】	★Shecky Greene 1970.1.30
			Tell Meno Lies 1971.4.20
		Certain Secret 黒鹿毛 1985.3.19 仔受胎時活性値：1.75【7】	Known Fact 黒鹿毛 1977.3.15 種付け時活性値：1.75【7】
			フリーズザシークレット黒鹿毛 1974.5.18 仔受胎時活性値：0.50【10】

<5代血統表内のクロス：Mr. Prospector4×5、Raise a Native5×5>

トウカイマシェリ(2023.5.4)の0の理論的総括
父	母父	祖母父	曾祖母父
ドレフォン (Storm Cat系)	キングカメハメハ (Mr. Prospector系)	Green Forest (Star Kingdom系)	Known Fact (Intent系)
形相の遺伝	料の遺伝	牝系	母の何番仔?
Known Fact (Mixed Marriage)	5.25 (【16】+【12】+【7】+【10】)	母がGIII勝ち馬 (No. 2-d)	10番仔 (5連産目)

2025年の第27回兵庫ジュニアグランプリ(JpnII。園田ダート1400m)の結果(上位5頭)
着順	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破時計	着差	通過順位	上り 3F	馬体重 [増減]	調教師	人気
1	12	トウカイマシェリ	牝2	55	鮫島克駿	1:29.8		9-10-5-2	39.6	463 [+1]	高柳大輔	3
2	2	ゴッドバロック	牡2	56	阿部龍	1:30.0	3/4	10-9-4-3	40.2	475 [-9]	角川秀樹	5
3	1	ラッキーキッド	牡2	56	戸崎圭太	1:30.3	1.3/4	8-7-7-6	40.1	486 [-4]	加藤征弘	2
4	11	エイシンイワハシル	牡2	56	大山龍太	1:30.3	クビ	7-6-6-5	40.4	483 [0]	坂本和也	6
5	7	ローズカリス	牝2	55	田口貫太	1:31.1	5	2-2-2-4	42.2	433 [-1]	大橋勇樹	1

第27回兵庫ジュニアグランプリJpnII｜web Furlong

ダートグレード競走を中心としたレースハイライトや、シリーズ競走等の特集、各種連載など盛りだくさんの情報をお届けします。

2025年の第27回兵庫ジュニアグランプリ。NAR勢7頭、JRA勢5頭の12頭立てとなった2025年の一戦を制したのはトウカイマシェリ。前走エーデルワイス賞(JpnIII)ではリュウノフライト(2023.2.11)の2着だったトウカイマシェリ、園田ダート1400mという小回りコースでしたがレース前半は後方に構えると向こう正面から徐々に進出。3角から4角で押し上げると直線入り口では先頭に立ち、最後は道中同じような位置の内側にいたゴッドバロック(2023.3.7)との叩き合いを4分の3馬身制したところが決勝点。時折しもジャパンカップ(GI)の開催週、トウカイテイオー(1988.4.20)の動画を見直していた私は「白、青山形一本輪、桃袖」の勝負服の重賞勝ちを嬉しく思いました。しかも桃色の帽子でしたので、ね。内村正則オーナーに母トウカイミステリーの北九州記念(GIII)以来14年ぶりの重賞制覇を贈ったトウカイマシェリ、その馬名意味は「冠名+愛しい人(仏)」ということです。

JRA賞になって以降の年度代表馬を辿る(其の伍)-トウカイテイオー(1988.4.20)-。

トウカイテイオー牡鹿毛 1988.4.20生～2013.8.30没新冠・長浜牧場生産馬主・内村正則氏栗東・松元省一厩舎

サトノボヤージュ牡鹿毛 2023.4.3生日高町・下河辺牧場生産馬主・里見治氏美浦・田中博康厩舎

サトノボヤージュ(2023.4.3)の4代血統表
Into Mischief 鹿毛 2005.3.28 種付け時活性値：0.25【17】	Harlan’s Holiday 鹿毛 1999.4.6	▲Harlan 黒鹿毛 1989.3.2	Storm Cat 1983.2.27
			Country Romance 1976.3.2
		Christmas in Aiken 鹿毛 1992.3.25	★Affirmed 1975.2.21
			Dowager 1980.5.8
	Leslie’s Lady 鹿毛 1996.3.10	▲Tricky Creek 鹿毛 1986.4.19	Clever Trick 1976.3.10
			Battle Creek Girl 1977.3.10
		Crystal Lady 鹿毛 1990.5.12	Stop the Music 1970.3.23
			One Last Bird 1980.4.30
ジョリーオリンピカ(BRZ) 栗毛 2016.8.13 仔受胎時活性値：1.375【5.5】	▲ Drosselmeyer(USA) 栗毛 2007.4.1 種付け時活性値：0.125【8.5】	Distorted Humor 栗毛 1993.3.19	フォーティナイナー 1985.5.11
			Danzig’s Beauty 1987.3.7
		Golden Ballet 栗毛 1998.1.24	Moscow Ballet 1982.4.19
			Golden Jewel Box 1989.1.21
	Jolie Celina(BRZ) 鹿毛 1999.9.6 仔受胎時活性値：2.00【16】	Trempolino(USA) 栗毛 1984.3.17 種付け時活性値：1.625【14.5】	Sharpen Up 1969.3.17
			Trephine 1977.4.23
		China Empress(USA) 黒鹿毛 1993.2.6 仔受胎時活性値：1.375【5.5】	Wavering Monarch(USA) 鹿毛 1979.2.22 種付け時活性値：1.25【13】
			Autumn Rythym(USA) 栗毛 1986.5.4 仔受胎時活性値：1.50【6】

<5代血統表内のクロス：Slew o’Gold5×5(母方)>

サトノボヤージュ(2023.4.3)の0の理論的総括
父	母父	祖母父	曾祖母父
Into Mischief (Storm Cat系)	▲Drosselmeyer (Mr. Prospector系)	Trempolino (エタン系)	Wavering Monarch (Raise a Native系)
形相の遺伝	料の遺伝	牝系	母の何番仔?
Trempolino (Molvedo)	6.25 (【5.5】+【16】+【5.5】+【6】)	母が伯GI馬 (No. 9-f)	初仔

2025年のカトレアS(OP。東京ダート1600m)の結果(上位5頭)
着順	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破時計	着差	通過順位	推定上り	馬体重 [増減]	調教師	人気
1	4	サトノボヤージュ	牡2	57	戸崎圭太	1:37.4		3-2	37.1	472 [-4]	田中博康	1
2	11	ドンエレクトス	牡2	56	菅原明良	1:37.6	1 1/2	12-12	36.4	462 [-6]	高木登	11
3	5	アルカディアカフェ	牡2	56	D.レーン	1:37.7	1/2	6-6	37.2	452 [0]	堀宣行	3
4	8	エブリーポッシブル	牝2	55	岩田望来	1:37.9	1 1/4	10-10	37.1	452 [+2]	新谷功一	5
5	1	ホウオウルクソール	牡2	56	横山和生	1:38.3	2 1/2	10-10	37.4	472 [-2]	栗田徹	4

2025年のカトレアS(OP。東京ダート1600m)のラップタイム
1F毎のラップ	12.2 – 10.8 – 11.6 – 12.4 – 13.2 – 12.9 – 12.1 – 12.2
ラップの累計タイム	12.2 – 23.0 – 34.6 – 47.0 – 1:00.2 – 1:13.1 – 1:25.2 – 1:37.4
上り	4F 50.4 – 3F 37.2

サトノボヤージュ。田中博康厩舎、戸崎圭太騎手、カトレアSの組み合わせとなりますとレモンポップ(2018.2.15)を思い起こすところです。そんな厩舎の偉大な先輩に続きたいサトノボヤージュ、12頭立てを道中先行3番手、4角では2番手と進んで直線では5頭横並びの真ん中を楽な手応えで抜け出しに掛かると、ラスト200mを切って戸崎騎手の左ムチが2回飛ぶと最後は大外から追い込んだドンエレクトス(2023.3.30)に1馬身半差を着けたところがゴール地点。新潟ダート1200mの未勝利戦、東京ダート1400mのオキザリス賞、そして東京ダート1600mのカトレアSとダートのレースで3連勝を決めてみせたサトノボヤージュ、その馬名意味は「冠名+航海」とのこと。

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#カトレアSで2着に入ったドンエレクトス。「ダノンレジェンド×フリオーソ×★スペシャルウィーク×Danzig」という組み合わせの4代血統構成が私の琴線に触れました。今後紹介する機会があれば良いと思うドンエレクトス、フリオーソ(2004.5.1)がブルードメアサイアーというところで戸崎騎手とのつながりを思います。