Princess Noor(2018.2.9)-2020年のデルマーデビュタントS(米GI)の勝ち馬。あるいはエーピージェット(1989.2.11)-

Result

Princess Noor(プリンセスヌール) 牝 黒鹿毛 2018.2.9生 米国・International Equities Holding, Inc.生産 馬主・Zedan Racing Stables Inc 米国・Bob Baffert厩舎

Princess Noor(2018.2.9)の4代血統表
Not This Time
黒鹿毛 2014.4.26
種付け時活性値:0.75【3】

Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Mariah’s Storm
鹿毛 1991.4.1
Rahy 1985.2.18
イメンス 1979.3.17
Miss Macy Sue
黒鹿毛 2003.5.1
Trippi
鹿毛 1997.3.16
エンドスウィープ 1991.5.31
Jealous Appeal 1983.5.23
Yada Yada
鹿毛 1996.3.21
Great Above 1972.1.19
Stem 1982.1.21
Sheza Smoke Show
鹿毛 2011.2.1
仔受胎時活性値:1.50【6】

Wilko
栗毛 2002.1.13
種付け時活性値:0.00【8】
Awesome Again
鹿毛 1994.3.29
Deputy Minister 1979.5.17
Primal Force 1987.4.27
ネイティブルーツ
栗毛 1997.4.30
Indian Ridge 1985.3.22
Phazania 1986.4.29
Avery Hall
芦毛 2002.3.2
仔受胎時活性値:2.00【8】
エーピージェット
鹿毛 1989.2.11
種付け時活性値:1.00【12】
Fappiano 1977.5.19
Taminette 1973.4.12
Royal Form
芦毛 1994.5.4
仔受胎時活性値:1.75【7】
★Dynaformer
黒鹿毛 1985.4.1
種付け時活性値:0.00【8】
Royal Troupe
芦毛 1986.3.21
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Blushing Groom5×5、Roberto5×5>

Princess Noor(2018.2.9)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Not This Time
(Storm Cat系)
★Wilko
(Deputy Minister系)
エーピージェット
(Mr. Prospector系)
★Dynaformer
(Roberto系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
エーピージェット
(Sheza Smoke Show)
7.00 母が米GIII勝ち馬
(No. 7)
3番仔
(3連産目)

*

2020年のデルマーデビュタントS(米GI。デルマー・ダート7F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Princess Noor 牝2 55.3 Victor Espinoza 1:23.15 Bob Baffert 1
2 6 Forest Caraway 牝2 55.3 Ricardo Gonzalez 6 1/2 Peter Miller 3
3 5 Illumination 牝2 54.4 Abel Cedillo 2 1/4 Bob Baffert 4
4 1 Get On The Bus 牝2 54.4 Mario Gutierrez 5 1/4 Doug O’Neill 5
5 2 Roll Up Mo Money 牝2 55.3 Drayden Van Dyke 17 1/4 Jeff Mullins 6
米2歳G1デルマーデビュタントS、プリンセスヌールが圧勝 | JRA-VAN Ver.World
 現地6日、米デルマー競馬場にてG1デルマーデビュタントステークス(2歳牝馬、ダート7ハロン)が行われ、V.エスピノーザ騎乗のプリンセスヌールが圧勝した。2着は6馬身半差でフォレストキャラウェイだった

2020年9月6日に行われたデルマーデビュタントS。道中3番手の外側を進んだ1番人気のPrincess Noor、3角から4角で進出すると、最後は「おいでおいで」と流し加減で6馬身半差の圧勝。8月22日のデルマー・ダート5.5Fのメイドンに続いて、中1週のGI初制覇により、デビュー2連勝を飾りました。

そんなPrincess Noorの4代血統表を開いてみれば、グランドメアサイアーに日本の重賞勝ち馬の名前がありました。エーピージェット。0の理論的にはPrincess Noorの最優性先祖と判断したエーピージェットは、現役時代にJRA4勝を挙げ、その主な勝ち鞍に1992年の京成杯(GIII)があり、1991年の朝日杯3歳S(GI)ではミホノブルボン(1989.4.25)の3着に入りました。

1992年の第32回京成杯(GIII。中山芝外1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 エーピージェット 牡3 55 的場均 1:35.2  5-3-2 37.0 526
[+8]
元石孝昭 1
2 9 マイネルヤマト 牡3 55 増沢末夫 1:35.2 クビ 2-2-2 37.1 460
[-4]
清水美波 6
3 2 シャートストーン 牡3 56 郷原洋行 1:35.3 クビ 3-4-4 36.9 466
[+2]
吉野勇 3
4 3 アサカリジェント 牡3 55 柴田政人 1:35.3 クビ 4-4-5 36.9 466
[+8]
河野通文 4
5 7 サウスオー 牡3 55 岡部幸雄 1:35.4 クビ 8-9-8 36.6 438
[+2]
高橋祥泰 7

エーピージェットは冠名「エーピー」のとおり、日本では(株)デルマークラブの持ち馬として走りました。1989年生まれ世代の冠名「エーピー」と言えば、なんと言ってもA.P. Indy(1989.3.31)。

SS以降のエクリプス賞年度代表馬を辿る(其の肆)-A.P. Indy(1989.3.31)-
A.P. Indy(エーピーインディ) 牡 黒鹿毛 1989.3.31生 米国・William Farish III&William S. Kilroy生産 馬主・鶴巻智徳氏→Farish, Goodman, Kilroy&鶴巻智徳氏 米国・Neil D. Drysdale厩舎

A.P. Indyとエーピージェットは、同じ1歳7月のキーンランドセールで購入された馬どうし。A.P. Indyは同セール最高額の290万ドル、エーピージェットは同セール2位の200万ドルで落札された高馬どうしでもありました。

エーピーインディ | 競馬データベース | JRA-VAN Ver.World
海外の競走馬のデータベース。JRA-VANは日本から海外までの競走馬データを網羅しています。

エーピージェットは現年齢表記2歳から7歳、1991年から1996年まで長きにわたり走って1億7418万9千円を稼いだ後、1997年から生国である米国で種牡馬入りしました。エーピージェット、出自がピッカピカの良血ですからね。全姉Tappiano(1984.2.24)が米GI2勝馬、伯父Tentam(1969.4.24)が米GI3勝馬、叔父Known Fact(1977.3.15)が英2000ギニー(GI)馬にして名種牡馬、そして従兄Gone West(1984.3.10)も名種牡馬。エーピージェット、同じ冠名「エーピー」のA.P. Indyには敵いませんが、それでも2005年にはニューヨーク州の首位種牡馬にまで登り詰めたのですから、立派。

エーピージェットが種牡馬を引退 | ニュース | 競馬ブック

Princess Noorが活躍してくれて、エーピージェットの名前を米国のGI馬の血統表で見られたのは本当に嬉しいこと。Thoroughbred Horse Pedigree Queryでエーピージェット産駒を確認してみれば、400頭以上の登録があります。

a P Jet Offspring
Thoroughbred pedigree for a P Jet, progeny, and female family reports from the Thoroughbred Horse Pedigree Query.

400頭以上の直仔がいれば、エーピージェットの子孫の活躍はまだまだ見られるはず。これからも西洋から東洋に報せが届きますように。日本の空の下から祈っています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#余談。エーピージェットが京成杯を制した際の2着マイネルヤマト(1989.5.26)。オペックホース(1977.3.5)の代表産駒にして、実はナムラコクオー(1991.5.6)の半兄ですね。私、オペックホースと同じ1977年生まれ世代ですが、誕生日はマイネルヤマトと同じ5月26日です。……ホントに余談ですね^^;