アスターペガサス 牡 栗毛 2016.2.26生 米国・Stonestreet Thoroughbred Holdings LLC生産 馬主・加藤久枝氏 栗東・中竹和也厩舎
Giant’s Causeway 栗毛 1997.2.14 種付け時活性値:0.50 |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 鹿毛 1978.4.19 |
★Northern Dancer 1961.5.27 |
South Ocean 1967.4.8 | |||
Terlingua 栗毛 1976.2.7 |
Secretariat 1970.3.30 | ||
Crimson Saint 1969.3.15 | |||
Mariah’s Storm 鹿毛 1991.4.1 |
Rahy 栗毛 1985.2.18 |
Blushing Groom 1974.4.8 | |
Glorious Song 1976.4.22 | |||
イメンス 黒鹿毛 1979.3.17 |
▲Roberto 1969.3.16 | ||
Imsodear 1967.3.16 | |||
R Heat Lightning 鹿毛 2008.4.23 仔受胎時活性値:1.75 |
Trippi 鹿毛 1997.3.16 種付け時活性値:0.50 |
エンドスウィープ 鹿毛 1991.5.31 |
フォーティナイナー 1985.5.11 |
Broom Dance 1979.4.10 | |||
Jealous Appeal 黒鹿毛 1983.5.23 |
Valid Appeal 1972.5.12 | ||
Jealous Cat 1975.4.1 | |||
Yellow Heat 鹿毛 2001.5.4 仔受胎時活性値:1.50 |
Gold Fever 栗毛 1993.4.25 種付け時活性値:1.75 |
フォーティナイナー 1985.5.11 | |
Lead Kindly Light 1983.2.27 | |||
The Real Thing 鹿毛 1994.4.16 仔受胎時活性値:1.50 |
Capote 黒鹿毛 1984.3.25 種付け時活性値:0.25 |
||
Mime 芦毛 1987.4.28 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:フォーティナイナー4×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Giant’s Causeway (Storm Cat系) |
Trippi (Mr. Prospector系) |
Gold Fever (Mr. Prospector系) |
Capote (Seattle Slew系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Gold Fever (Mr. Prospector) |
6.25 |
母が米GI馬 (No. 10-a) |
3番仔? (前年産駒なし後?) |
2018年の第50回函館2歳S(GIII)。2018年のJRA2歳重賞の先陣を切って行われたこの一戦、直線、後方から一気呵成の脚を見せたアスターペガサス、前で粘ったラブミーファイン(2016.5.19)を「ハナ」だけ差し切って、2016年生まれ世代最初のJRA重賞勝ち馬となりました。
アスターペガサスの鞍上・小崎綾也騎手は、デビュー5年目の嬉しい重賞初制覇。ケガを乗り越え、豪州への武者修行も経て、花を咲かせました。
一途な情熱に、神様は少しの花を贈ってくれるのかもしれませんね。
-月刊『優駿』、2000年10月号P112、河村清明「生産者として、さらには経営者として」より抜粋-
上の引用は、岡田繁幸さんが、ユーワファルコン(1997.4.7)の中日スポーツ賞4歳S(現ファルコンS、GIII)制覇の際、生産者であるミルファーム代表・清水敏さんに対して贈られた言葉。素敵な言葉だと思います。
では、以下にアスターペガサスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Yellow Heat 2001.5.4 3勝
|R Heat Lightning 2008.4.23 4勝 スピナウェイS(米GI) ダヴォナデールS(米GII) ガルフストリームオークス(米GII)ほか
||アスターペガサス 2016.2.26 (本馬) 函館2歳S(GIII)
|Chocolate Coated 2014.3.30 オータムミスS(米GIII)2着
米国で継承されている10号族a分枝系。アスターペガサスの母R Heat Lightningは米国の2歳牝馬GIであるスピナウェイSの第119回の勝ち馬。例年8月から9月に行われるGIだけに早生の馬も見られますが、なんのなんの、R Heat Lightningは3歳になってからもダヴォナデールS、ガルフストリームオークスとGIIを連勝して見せました。
*
ケイデンスコール 牡 鹿毛 2016.2.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・安田隆行厩舎
ロードカナロア 鹿毛 2008.3.11 種付け時活性値:1.75 |
キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Miesque 1984.3.14 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 |
ラストタイクーン 1983.5.9 | ||
Pilot Bird 1983.2.9 | |||
レディブラッサム 鹿毛 1996.3.4 |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 | |
Terlingua 1976.2.7 | |||
サラトガデュー 鹿毛 1989.4.3 |
Cormorant 1974.4.21 | ||
Super Luna 1982.4.4 | |||
インダクティ 黒鹿毛 2008.3.3 仔受胎時活性値:1.75 |
ハーツクライ 鹿毛 2001.4.15 種付け時活性値:1.50 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
アイリッシュダンス 鹿毛 1990.3.26 |
トニービン 1983.4.7 | ||
ビユーパーダンス 1983.2.26 | |||
ホールオブフェーム 黒鹿毛 1991.4.27 仔受胎時活性値:2.00 |
アレミロード 鹿毛 1983.3.29 種付け時活性値:1.75 |
Tom Rolfe 1962.4.14 | |
Why Me Lord 1974.3.8 | |||
ベルベットサッシュ 鹿毛 1986.5.19 仔受胎時活性値:1.00 |
デイクタス 栗毛 1967.4.11 種付け時活性値:0.50 |
||
ダイナサツシユ 鹿毛 1979.3.16 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ロードカナロア (Mr. Prospector系) |
ハーツクライ (Halo系) |
アレミロード (Ribot系) |
デイクタス (Fine Top系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ロードカナロア | 6.25 |
伯父バランスオブゲーム (No. 1-t) |
2番仔 (2連産目) |
2018年の第38回新潟2歳S。1番人気に応えたのはロードカナロア産駒、ケイデンスコール。直線、外から豪脚を繰り出して、まとめて交わし切りました。ケイデンスコール(Cadence Call)、その馬名意味は「軍隊で訓練時に唱和される行進曲、訓練歌」ということです。
ケイデンスコールを管理されるのは安田隆行調教師。そう、父ロードカナロアも管理されていました。安田師はロードカナロア産駒については、初めての重賞制覇となりました。自身が手掛けてGI6勝を挙げた顕彰馬の仔による重賞制覇、これは喜びも一入でしょう。また、新潟2歳Sの同日には札幌でキーンランドC(GIII)が行われましたが、こちらでもロードカナロア産駒の管理馬ダノンスマッシュ(2015.3.6)が古馬に混じって2着に奮闘。2018年8月26日の日曜日は、安田厩舎のロードカナロア産駒デーでもありました。
では、以下にケイデンスコールのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
ホールオブフェーム 1991.4.27 2勝
|バランスオブゲーム 1999.4.22 8勝 毎日王冠(GII) 中山記念(GII)2回 オールカマー(GII) セントライト記念(GII) 弥生賞(GII) 新潟2歳S(GIII)ほか
|インダクティ 2008.3.3 2勝
||ケイデンスコール 2016.2.11 (本馬) 新潟2歳S(GIII)
|フェイムゲーム 2010.5.11 目黒記念(GII) アルゼンチン共和国杯(GII) ダイヤモンドS(GIII)3回 京成杯(GIII)ほか
社台さん伝来の1号族t分枝系。ケイデンスコールの伯父バランスオブゲームはGII6勝のJRA記録保持馬であり、彼の初重賞制覇は第21回新潟2歳Sでした。5番人気でしたが先行策からピョーンと抜け出して、5馬身差の圧勝でした。非根幹距離に強いバランスオブゲーム、彼が制した2001年当時の新潟2歳Sは、芝1400mで行われていました。また、叔父フェイムゲームは現役で頑張っています。こちらもGII2勝、GIII4勝と重賞6勝の活躍馬。このバランスオブゲーム&フェイムゲーム兄弟、見れば中山芝2000mの重賞である弥生賞と京成杯以外は、すべて非根幹距離の重賞を制していますね。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。