ジェニアル 牡 鹿毛 2014.2.7生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(株)キーファーズ 栗東・松永幹夫厩舎
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 種付け時活性値:0.75 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 鹿毛 1980.2.28 |
Lyphard 1969.5.10 | |
Lady Rebecca 1971.2.28 | |||
Burghclere 鹿毛 1977.4.26 |
Busted 1963.3.16 | ||
Highclere 1971.4.9 | |||
サラフィナ 鹿毛 2007.4.19 仔受胎時活性値:1.50 |
Refuse To Bend 鹿毛 2000.3.17 種付け時活性値:1.50 |
Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Fairy Bridge 1975.5.4 | |||
Market Slide 栗毛 1991.4.13 |
Gulch 1984.4.16 | ||
Grenzen 1975.4.28 | |||
Sanariya 黒鹿毛 1996.3.22 仔受胎時活性値:0.50 |
Darshaan 黒鹿毛 1981.4.18 種付け時活性値:1.50 |
Shirley Heights 1975.3.1 | |
Delsy 1972.3.20 | |||
Sanamia 鹿毛 1987.2.15 仔受胎時活性値:2.00 |
Top Ville 鹿毛 1976.4.5 種付け時活性値:0.50 |
||
Santalina 栗毛 1974 仔受胎時活性値:1.00 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ディープインパクト (Halo系) |
Refuse To Bend (Sadler’s Wells系) |
Darshaan (Mill Reef系) |
Top Ville (Dante系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Refuse To Bend (Market Slide) |
5.00 |
母が仏GI3勝馬 (No. 8-f) |
初仔 (流産後) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ジェニアル | 牡4 | 58 | 武豊 | 1:37.62 | 松永幹夫 | 3 |
2 | 4 | Jimmy Two Times | 牡5 | 58 | Mickael Barzalona | 1/2 | A Fabre | 1 |
3 | 3 | Zalamea | 牡5 | 58 | Eddy Hardouin | 1 1/2 | Carina Fey | 4 |
4 | 2 | Taareef | 牡5 | 58 | Christophe Soumillon | 短アタマ | J-C Rouget | 2 |
2018年のメシドール賞。日本から遠く離れた仏国のメゾンラフィット競馬場にて、ジェニアル、その能力を見せ付けました。母は仏GI3勝の名牝サラフィナ、その血のなせる業なのでしょうか。母方の血統による馬場適性、欧州における父ディープインパクトの絶対数の少なさ、そしてまったく違うハーレムに身を置かれたことによる精神的なリフレッシュ。様々な要因が重なって、ジェニアル。「天才的な(伊)」という意味の名前を戴いた4歳牡馬が、平成の天才の手綱に応えた、見事な仏GIII制覇。挑戦することの大切さを、改めて思いました。本当におめでとうございました。
*
では、以下にジェニアルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Sanariya 1996.3.22 0勝
|Sanaya 2003.3.26 4勝 サンタラリ賞(仏GI)2着ほか仏GIII2着3回仏GIII3着1回
|Sanjida 2005.4.1 1勝 ペネロープ賞(仏GIII)3着 クレオパトル賞(仏GIII)3着 コンデ賞(仏GIII)3着
|サラフィナ 2007.4.19 6勝 ディアヌ賞(仏GI) サンクルー大賞(仏GI) サンタラリ賞(仏GI) フォワ賞(仏GII) コリーダ賞(仏GII)ほか
||ジェニアル 2014.2.7 (本馬) メシドール賞(仏GIII)
|Sandagiyr 2008.5.1 3勝 ファイアーブレイクS(UAE・GIII)
欧州でアガ・カーン殿下の手により継承されている8号族f分枝系。ジェニアルの近親の最高の活躍馬は、前出の母サラフィナ。第161回ディアヌ賞、第103回サンクルー大賞、第50回サンタラリ賞、フォワ賞、コリーダ賞と仏グループレース5勝のほか、第119回ガネー賞(仏GI)2着、第89回凱旋門賞(仏GI)3着、第105回ヴェルメイユ賞(仏GI)3着もある名牝です。なお、サラフィナの主戦はクリストフ・ルメール騎手でした。
*
ジェニアル、メシドール賞の勝利により、このあとの進路は8月12日に行われる第97回ジャック・ル・マロワ賞(仏GI)ということ。ジャック・ル・マロワ賞と言えば、20年前の第77回をタイキシャトル(1994.3.23)が制しています。果たして、日本調教馬による2回目のジャック・ル・マロワ賞制覇となりますでしょうか。ジェニアル、その冒険の行く末や如何に。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
<参考WEB>