ドンフォルティス 牡 栗毛 2015.4.9生 日高・アイズスタッド株式会社生産 馬主・山田貢一氏 栗東・牧浦充徳厩舎
ヘニーヒューズ 栗毛 2003.4.5 種付け時活性値:0.75 |
ヘネシー 栗毛 1993.3.25 |
▲Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 |
Terlingua 1976.2.7 | |||
Island Kitty 栗毛 1976.2.23 |
Hawaii 1964 | ||
T. C. Kitten 1969.3.30 | |||
Meadow Flyer 鹿毛 1989.1.22 |
Meadowlake 栗毛 1983.3.12 |
Hold Your Peace 1969.1.24 | |
Suspicious Native 1972.4.1 | |||
Shortley 黒鹿毛 1980.3.11 |
Hagley 1967.4.13 | ||
Short Winded 1965.4.20 | |||
グロッタアズーラ 黒鹿毛 2007.1.22 仔受胎時活性値:1.75 |
フジキセキ 青鹿毛 1992.4.15 種付け時活性値:1.50 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ミルレーサー 鹿毛 1983.5.20 |
Le Fabuleux 1961 | ||
Marston’s Mill 1975.5.31 | |||
サダムブルーアイズ 黒鹿毛 2002.5.3 仔受胎時活性値:1.00 |
エルコンドルパサー 黒鹿毛 1995.3.17 種付け時活性値:1.50 |
Kingmambo 1990.2.19 | |
サドラーズギャル 1989.4.29 | |||
ミスティックアイズ 鹿毛 1992.5.15 仔受胎時活性値:0.25 |
Eastern Echo 鹿毛 1988.3.4 種付け時活性値:0.75 |
||
スキム 鹿毛 1985.3.30 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ヘニーヒューズ (Storm Cat系) |
フジキセキ (Halo系) |
エルコンドルパサー (Mr. Prospector系) |
Eastern Echo (Damascus系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
フジキセキ (ミルレーサー) |
4.50 |
(No. 13-b) |
3番仔 (3連産目) |
2017年の第44回北海道2歳優駿(JpnIII)。単勝1.9倍の1番人気に応えて、ドンフォルティス。9頭立てで道中は後方3番手。終始馬群の外側を進んで、徐々に進出。最後の直線も悠然と抜け出して、追いかけて来た3番人気のフィールシュパース(2015.4.26)に1と2分の1馬身差を着けての快勝でした。ドンフォルティスの馬名意味は「冠名+勇敢な(ラテン語)」とのこと。ドンフォルティス、これで3連勝となり、種牡馬ヘニーヒューズにとっても、日本供用初年度産駒の重賞初勝利となりました。アジアエクスプレス(2011.2.9)、モーニン(2012.4.14)、ケイアイレオーネ(2010.5.19)、ヘニーハウンド(2008.5.13)と、海外種付け時の産駒の活躍を受けて導入されたヘニーヒューズ。サスガの出脚を見せています。
ドンフォルティスの最優性先祖である母父フジキセキは、現役時代に4戦4勝。その主な勝ち鞍に第46回朝日杯3歳S(現朝日杯フューチュリティS、GI)、弥生賞(GII)があります。サンデーサイレンス産駒のGI勝ち馬第1号だったフジキセキ、弥生賞の後に左前脚屈腱炎を発症してしまい、そのまま、満3歳時に種牡馬入りしました。
「天才ランナー」フジキセキは種牡馬としてもその能力を発揮しました。以下、代表産駒と共に示すGIレースのレース名および格付けは、いずれも施行当時のものです。
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カネヒキリ(2002.2.26)
→ジャパンカップダート(GI)2回、フェブラリーS(GI)、東京大賞典(JpnI)、川崎記念(JpnI)、ダービーグランプリ(統一GI)、ジャパンダートダービー(統一GI)ほか - Sun Classique(2003.10.12)
→ドバイシーマクラシック(UAE・GI)、ウーラヴィントン2200(南阿GI)、マジョルカS(南阿GI)、ケープフィリーズギニーズ(南阿GI)ほか -
ストレイトガール(2009.3.12)
→スプリンターズS(GI)、ヴィクトリアマイル(GI)2回ほか -
キンシャサノキセキ(2003.9.24)
→高松宮記念(GI)2回ほか -
イスラボニータ(2011.5.21)
→皐月賞(GI)ほか -
ファイングレイン(2003.3.7)
→高松宮記念(ほか - コイウタ(2003.2.24)
→ヴィクトリアマイルほか - グレイスティアラ(2003.5.11)
→全日本2歳優駿(統一GI)ほか -
エイジアンウインズ(2004.3.28)
→ヴィクトリアマイルほか - ダノンシャンティ(2007.4.28)
→NHKマイルカップ(GI)ほか -
サダムパテック(2008.3.30)
→マイルチャンピオンシップ(GI)ほか
等を始めとして、多くの活躍馬を送り込みました。
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ベルーガ 牝 青毛 2015.2.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・R.アンダーソン氏 栗東・中内田充正厩舎
キンシャサノキセキ 鹿毛 2003.9.24 種付け時活性値:0.625 |
フジキセキ 青鹿毛 1992.4.15 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ミルレーサー 鹿毛 1983.5.20 |
Le Fabuleux 1961 | ||
Marston’s Mill 1975.5.31 | |||
ケルトシャーン 鹿毛 1994.5.5 |
Pleasant Colony 黒鹿毛 1978.5.4 |
His Majesty 1968.4.15 | |
Sun Colony 1968.2.25 | |||
Featherhill 鹿毛 1978.2.24 |
★Lyphard 1969.5.10 | ||
Lady Berry 1970.4.13 | |||
アドマイヤライト 栗毛 1996.3.19 仔受胎時活性値:0.50 |
Kris S. 黒鹿毛 1977.4.25 種付け時活性値:0.50 |
Roberto 鹿毛 1969.3.16 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Bramalea 1959.4.12 | |||
Sharp Queen 鹿毛 1965.4.19 |
★Princequillo 1940 | ||
Bridgework 1955.3.23 | |||
ホワットケイティーディド 鹿毛 1989.3.18 仔受胎時活性値:1.50 |
Nureyev 鹿毛 1977.5.2 種付け時活性値:0.75 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Special 1969.3.28 | |||
Katies 黒鹿毛 1981.4.22 仔受胎時活性値:1.75 |
ノノアルコ 鹿毛 1971.4.6 種付け時活性値:0.25 |
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Mortefontaine 鹿毛 1969.4.21 仔受胎時活性値:0.75 |
<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×4、Northern Dancer5×4、Nearctic5×5(母方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
キンシャサノキセキ (Halo系) |
Kris S. (Roberto系) |
Nureyev (Northern Dancer系) |
ノノアルコ (Nearctic系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
キンシャサノキセキ | 4.50 |
叔母スリープレスナイト (No. 7-f) |
11番仔 (流産後) |
2017年の第22回ファンタジーS(GIII)。直線大外一気の末脚を見せてライバル12頭を蹴散らしたのは5番人気のベルーガ。ベルーガの馬名意味は「最高級キャビアの種類名」とのこと。前週から短期免許によるJRAでの騎乗を開始したクリスチャン・デムーロ騎手、第60回スワンS(GII)のサングレーザー(2014.1.13)に続いて、2週連続の京都芝1400m重賞制覇となりました。サスガ。また、栗東の新名門となりつつある中内田充正厩舎は、第37回新潟2歳S(GIII)のフロンティア(2015.4.5)、第3回サウジアラビアロイヤルC(GIII)のダノンプレミアム(2015.4.3)に続いての2歳重賞制覇。こちらもサスガ。
では、以下にベルーガのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Katies 1981.4.22 4勝 愛1000ギニー(GI)ほか |ケイティーズファースト 1987.3.6 4勝 ||ゴーステディ 1997.4.10 6勝 中山金杯(GIII)3着 ||マイケイティーズ 1995.5.18 不出走 |||アドマイヤムーン 2003.2.23 10勝 ジャパンカップ(GI) 宝塚記念(GI) ドバイデューティーフリー(UAE・GI)ほか |||プレイ 2008.1.29 1勝 弥生賞(GII)2着 京成杯(GIII)3着 ||ケイティーズギフト 2002.2.4 1勝 |||ケイティープライド 2010.3.19 現役 函館記念(GIII)2着 チャレンジC(GIII)3着 |Jet Route 1988.3.15 3勝 ||シルクフレアー 1995.4.24 不出走 |||シルクヴィーナス 2006.4.27 不出走 ||||プレイアンドリアル 2011.3.22 3勝 京成杯 東スポ杯2歳S(GIII)2着 |ホワットケイティーディド 1989.3.18 3勝 ||アドマイヤライト 1996.3.16 3勝 |||ベルーガ 2015.2.11 (本馬) ファンタジーS(GIII) ||スリープレスナイト 2004.2.7 9勝 スプリンターズS(GI)ほか |ヒシアマゾン 1991.3.26 10勝 エリザベス女王杯(GI) 阪神3歳牝馬S(GI)ほか |ヒシナイル 1994.4.15 2勝 フェアリーS(GIII)ほか |ヒシピナクル 1996.3.17 4勝 ローズS(GII)ほか
近親に活躍馬多く見える活力十分な7号族。ベルーガの叔母スリープレスナイトは、2008年の第42回スプリンターズSにおいて、自身のGI初勝利と共に、鞍上の上村洋行騎手(現調教助手)に騎手生活17年目のGI初勝利をプレゼントしました。また第42回スプリンターズS当日である2008年10月5日は、スリープレスナイトの管理調教師であった橋口弘次郎師の63歳の誕生日でもありました。孝行娘スリープレスナイト、2004年生まれ世代に揃った強力牝馬陣の一角を担う名牝でしたが、繁殖入り後の8歳時の早世は残念な出来事でした。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。