コマノインパルス 牡 黒鹿毛 2014.4.23生 むかわ・新井牧場生産 馬主・長谷川芳信氏 美浦・菊川正達厩舎
バゴ 黒鹿毛 2001.2.3 種付け時活性値:1.00 |
Nashwan 栗毛 1986.3.1 |
Blushing Groom 栗毛 1974.4.8 |
Red God 1954.2.15 |
Runaway Bride 1962 | |||
Height of Fashion 鹿毛 1979.4.14 |
Bustino 1971.4.14 | ||
Highclere 1971 | |||
Moonlight’s Box 鹿毛 1996.2.2 |
Nureyev 鹿毛 1977.5.2 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Special 1969.3.28 | |||
Coup de Genie 鹿毛 1991.5.7 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | ||
Coup de Folie 1982.4.2 | |||
コマノアクラ 栗毛 2008.2.19 仔受胎時活性値:1.25 |
フジキセキ 青鹿毛 1992.4.15 種付け時活性値:1.75 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ミルレーサー 鹿毛 1983.5.20 |
Le Fabuleux 1961 | ||
Marston’s Mill 1975.5.31 | |||
リンデンジョオー 鹿毛 1993.3.23 仔受胎時活性値:1.50 |
リアルシヤダイ 黒鹿毛 1979.5.27 種付け時活性値:1.25 |
Roberto 1969.3.16 | |
Desert Vixen 1970.4.19 | |||
リンデンリリー 栗毛 1988.3.16 仔受胎時活性値:1.00 |
ミルジヨージ 鹿毛 1975.4.12 種付け時活性値:1.00 |
||
ラドンナリリー 栗毛 1979.5.12 仔受胎時活性値:2.00 |
<5代血統表内のクロス:Halo5×4、Wild Risk5×5、Hail to Reason5×5(母方)、In Reality5×5(母方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
バゴ (Blushing Groom系) |
フジキセキ (Halo系) |
リアルシヤダイ (Roberto系) |
ミルジヨージ (Mill Reef系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
フジキセキ (ミルレーサー) |
5.75 |
曾祖母がGI馬 (No. 7-d シユリリー系) |
初仔 (死産後) |
2017年の第57回京成杯(GIII)。中山芝2000mの伝統重賞を単勝3.8倍の1番人気に応えて勝利を収めたのは、コマノインパルス。道中は後方に構え、3角から4角で田辺裕信騎手に促されて馬群の外から悠然と進出すると、中山の直線310mを冴えた末脚で伸びました。決勝点手前で7番人気のガンサリュート(2014.3.20)と北村友一騎手が勢い良く差して来ましたが、「クビ」だけ抑えていました。コマノインパルス、デビュー戦の東京芝2000mを4番人気1着、2戦目の葉牡丹賞を9番人気でレイデオロ(2014.2.5)の2着として迎えた3戦目、人気がようやく実力に追い付いて、1番人気での快勝でした。
コマノインパルスの牝系は、下河辺孫一氏が1930年に豪州から輸入した牝馬シュリリー(1925)を日本の基礎繁殖とする7号族d分枝系。以下に、コマノインパルスのごく簡単な近親牝系図を示しておきますと、
リンデンリリー 1988.3.16 4勝 エリザベス女王杯(GI) ローズS(GII) |リンデンジョオー 1993.3.23 0勝 ||コマノアクラ 2008.2.19 0勝 |||コマノインパルス 2014.4.23 (本馬) 京成杯(GIII) |ヤマカツリリー 2000.2.15 2勝 フィリーズレビュー(GII) 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)2着 ローズS2着 秋華賞(GI)3着
近親馬ではやはり曾祖母リンデンリリー。同馬は中央4勝を挙げ、その主な勝ち鞍に1991年の第16回エリザベス女王杯とローズS。栗毛の美しい馬体よろしく、故・岡潤一郎騎手と共に駆けた満3歳秋の淀の2戦が、百合と騎手の華やいだ僅かな瞬間。多くのファンはもっと長い時間、彼女と彼の活躍を見続けたかったことでしょう。ともあれ、気の早い話ですが、直父系Blushing Groom系と祖母父リアルシヤダイも併せて、コマノインパルスは淀芝3000mの舞台を楽しみにしたい1頭です。
コマノインパルスの馬名意味は「冠名+衝撃的な走りを」ということ。長谷川芳信オーナーにとって初めてのJRA重賞勝ち馬となったコマノインパルス、クラシック戦線でさらなる衝撃的な走りを見せてくれることを期待しましょう。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。