2016年のBCの主役たち(其の壱)-Beholder(2010.5.9)-。

Result

Beholder 牝 鹿毛 2010.5.9生 米国・Clarkland Farm生産 馬主・Spendthrift Farm LLC 米国・Richard E. Mandella厩舎

Beholder(2010.5.9)の4代血統表
ヘニーヒューズ
栗毛 2003.4.5
種付け時活性値:1.50
ヘネシー
栗毛 1993.3.25
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Island Kitty
栗毛 1976.2.23
Hawaii 1964
T.C.Kitten 1969.3.30
Meadow Flyer
鹿毛 1989.1.22
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
Hold Your Peace 1969.1.24
Suspicious Native 1972.4.1
Shortley
黒鹿毛 1980.3.11
Hagley 1967.4.13
Short Winded 1965.4.20
Leslie’s Lady
鹿毛 1996.3.10
仔受胎時活性値:1.25
Tricky Creek
鹿毛 1986.4.19
種付け時活性値:0.25
▲Clever Trick
黒鹿毛 1976.3.10
Icecapade 1969.4.4
Kankakee Miss 1967
Battle Creek Girl
鹿毛 1977.3.10
★His Majesty 1968.4.15
Far Beyond 1972.2.13
Crystal Lady
鹿毛 1990.5.12
仔受胎時活性値:1.25
Stop the Music
鹿毛 1970.3.23
種付け時活性値:0.75
Hail to Reason 1958.4.18
Bebopper 1962.3.11
One Last Bird
栗毛 1980.4.30
仔受胎時活性値:0.25
One for All
鹿毛 1966
種付け時活性値:1.25
Last Bird
栗毛 1973.3.22
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

Beholder(2010.5.9)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ヘニーヒューズ
(Storm Cat系)
Tricky Creek
(Nearctic系)
Stop the Music
(Hail to Reason系)
One for All
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ヘニーヒューズ 4.25 半兄に米GI馬
(No.23-b)
8番仔?
(8連産目?)

*

http://www.breederscup.com/results/2016/longines-distaff

デビューから11連勝中のSong Bird(2013.4.30)、GI10勝のBeholder、そのBeholderを相手に連勝中のStellar Wind(2013.2.13)と、役者が揃った2016年のブリーダーズカップ初日の大一番、第33回ブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI)。

逃げたSong Bird、3番手追走のBeholder、出負けして5番手となったStellar Wind。マイク・スミス、ゲイリー・スティーヴンス、ヴィクター・エスピノーザと名手たちに操られた3頭、勝負どころの4角ではStellar Windが置かれる格好となり、先に行ったSong Birdと追い掛けるBeholderの一騎打ち。決勝点に入った時には、どちらが先着したのか全く判断が付かず。

そうして、結果を確認してみれば、、、BeholderがSong Birdを僅かに「ハナ」だけ抑えて先着していました。Beholder、引退レースになるというこの一戦、最後の最後まで牝馬王者であり続けました。その花道を飾ったのがGI11勝目となるビッグタイトル、自身2回目のブリーダーズカップ・ディスタフ制覇でした。

そんなBeholderの重賞成績を振り返ると、

  • 2歳時(2012年)
    →ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル・フィリーズ(米GI)
  • 3歳時(2013年)
    →ブリーダーズカップ・ディスタフ、サンタアニタオークス(米GI)、ラスヴァージネスS(米GI)、ゼニヤッタS(米GI)
  • 4歳時(2014年)
    →ゼニヤッタS
  • 5歳時(2015年)
    →パシフィッククラシック(米GI)、クレメント・L・ハーシュS(米GI)、ゼニヤッタS、アドレイションS(米GIII)
  • 6歳時(2016年)
    →ブリーダーズカップ・ディスタフ、ヴァニティマイル(米GI)、アドレイションS

むぅ。2歳時から6歳時まで5年連続GI勝利、ゼニヤッタSは3連覇、男馬相手にもパシフィッククラシックを勝ち同レースの牝馬初勝利を打ち立てるなど、正に名牝の成績。通算26戦18勝、2着6回、4着2回。日本風ならば[18-6-0-2]というまとめになりますが、5年間に渡り、よくぞ超一線級であり続けたもの。

Beholder、その美しい瞳を通じて見る世界は、どのようなものなのでしょう。勝負から離れて、母となって見る世界も、彼女にとって、幸せなものでありますように。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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