イロゴトシ 牡 鹿毛 2017.3.7生 熊本県・本田 土寿氏生産 馬主・内田 玄祥氏 栗東・牧田 和弥厩舎
ヴァンセンヌ 鹿毛 2009.4.11 種付け時活性値:1.75【7】 |
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 1980.2.28 | ||
Burghclere 1977.4.26 | |||
フラワーパーク 鹿毛 1992.5.8 |
ニホンピロウイナー 黒鹿毛 1980.4.27 |
ステイールハート 1972.3.25 | |
ニホンピロエバート 1974.3.17 | |||
ノーザンフラワー 栗毛 1977.5.1 |
ノーザンテースト 1971.3.15 | ||
フアイアフラワー 1972.4.19 | |||
イロジカケ 鹿毛 2012.5.15 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
クロフネ 芦毛 1998.3.31 種付け時活性値:1.25【13】 |
フレンチデピュティ 栗毛 1992.1.30 |
Deputy Minister 1979.5.17 |
Mitterand 1981.2.19 | |||
ブルーアヴェニュー 芦毛 1990.2.15 |
Classic Go Go 1978.2.11 | ||
Eliza Blue 1983.4.11 | |||
リッジローズ 鹿毛 2004.5.17 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 種付け時活性値:1.50【22】 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Fairy Bridge 1975.5.4 | |||
Fig Tree Drive 鹿毛 1994.5.9 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
Miswaki 栗毛 1978.2.22 種付け時活性値:1.75【15】 |
||
Rose O’Riley 鹿毛 1981.2.7 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ヴァンセンヌ (サンデーサイレンス系) |
クロフネ (Deputy Minister系) |
Sadler’s Wells (Northern Dancer系) |
Miswaki (Mr. Prospector系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ヴァンセンヌ | 4.00 (【4】+【7】+【9】+【12】) |
曾祖母の仔にUAE・GIII勝ち馬 (No. 26) |
初仔 |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
平均 1F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | イロゴトシ | 牡7 | 63 | 黒岩 悠 | 4:47.2 | 3-3-1-1 | 13.5 | 468 [-8] |
牧田 和弥 | 2 | |
2 | 1 | ジューンベロシティ | 牡6 | 63 | 森 一馬 | 4:47.7 | 3 | 4-4-4-4 | 13.5 | 466 [0] |
武 英智 | 5 |
3 | 10 | ニシノデイジー | 牡8 | 63 | 五十嵐 雄祐 | 4:48.1 | 2 1/2 | 1-1-3-3 | 13.6 | 504 [-2] |
高木 登 | 3 |
4 | 2 | エコロデュエル | 牡5 | 63 | 小野寺 祐太 | 4:48.8 | 4 | 5-5-4-4 | 13.6 | 474 [-2] |
岩戸 孝樹 | 4 |
5 | 5 | ビレッジイーグル | 牡7 | 63 | 大江原 圭 | 4:49.1 | 1 3/4 | 2-2-2-2 | 13.6 | 512 [-4] |
竹内 正洋 | 6 |
中山芝4250m、晴の良馬場、12頭立て。イロゴトシと共に史上4頭目の中山グランドジャンプ連覇を果たした黒岩悠騎手の「言葉」に心が揺さぶられます。
平地よりも上下動が激しいジャンプレースなのにずっと見られるというのは、いかに黒岩騎手の騎座が安定しているかの証左でしょう。キタサンブラック(2012.3.10)やエイシンヒカリ(2011.5.3)というGI馬たちの調教でも知られる黒岩騎手、その騎乗技術の確かさを改めて知らしめる動画です。そうして、最後の直線「康太ー!」「康太、勝ったぞー!!」の叫びで泣いてしまいました。
勝利騎手インタビューでも、やはり藤岡康太騎手について触れられていた黒岩騎手。その想い、見ている側にも伝わりました。
*
イロゴトシについて「史上4頭目の中山グランドジャンプ連覇」と上段で記しました。中山グランドジャンプで連覇を果たした4頭を改めて確認してみますと、
- ゴーカイ(1993.5.6)
→2000年の第2回、2001年の第3回 - Karasi(カラジ。1995.2.20)
→2005年の第7回から2007年の第9回まで3連覇(!) - オジュウチョウサン(2011.4.3)
→2016年の第18回から2020年の第22回まで5連覇(!!)。2022年の第24回で6勝目(!!!) - イロゴトシ(2017.3.7)
→2023年の第25回、2024年の第26回。本稿の主役
ゴーカイの名前を出して見れば懐かしい。カツラノハイセイコ(1976.5.13)の娘ユウミロク(1983.3.26)、名繁殖牝馬が送り出したユウセンショウ(1992.5.13)、ゴーカイ、ユウフヨウホウ(1997.3.19)の重賞勝ち馬3兄弟の1頭です。豪州からの刺客であったKarasi、その10歳時から12歳時の3連覇も素晴らしい。ただ、やっぱりオジュウチョウサンの5連覇、さらに1年隔年となりましたが通算6勝というのが、訳が分かりませんね。イロゴトシ、オジュウチョウサンの記録は中山競馬場の大障害コースの大竹柵や大いけ垣のハードルよりも高いものかも知れませんけれど、追い付け追い越せと頑張ってほしいものです。
*
今回の中山グランドジャンプについては、イロゴトシの血統的にも「送る」意味合いがあったように思います。父ヴァンセンヌの母フラワーパークが、中山グランドジャンプの1週間前の2024年4月6日に32歳で永眠したのでした。
サラブレットの場合ボトムラインで近親馬が語られますけれど、イロゴトシ、父方の祖母への手向けの勝利、お見事でした。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。