Mishriff(ミシュリフ) 牡 鹿毛 2017.4.1生 愛国・Nawara Stud Limited生産 馬主・Prince A A Faisal 英国・John Gosden厩舎
Make Believe 鹿毛 2012.2.19 種付け時活性値:1.00【4】 |
マクフィ 鹿毛 2007.3.4 |
Dubawi 鹿毛 2002.2.7 |
Dubai Millennium 1996.3.20 |
Zomaradah 1995.2.21 | |||
Dhelaal 鹿毛 2002.4.25 |
Green Desert 1983.4.16 | ||
Irish Valley 1982.2.21 | |||
Rosie’s Posy 鹿毛 1999.3.31 |
Suave Dancer 鹿毛 1988.2.7 |
Green Dancer 1972.4.14 | |
Suavite 1981.5.2 | |||
My Branch 鹿毛 1993.5.21 |
Distant Relative 1986.3.10 | ||
Pay the Bank 1987.5.27 | |||
Contradict 鹿毛 2010.4.16 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
Raven’s Pass 栗毛 2005.2.17 種付け時活性値:1.00【4】 |
Elusive Quality 鹿毛 1993.1.27 |
★Gone West 1984.3.10 |
Touch of Greatness 1986.4.30 | |||
Ascutney 黒鹿毛 1994.4.4 |
Lord At War 1980.10.1 | ||
Right Word 1982.3.31 | |||
Acts of Grace 鹿毛 2003.1.26 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
Bahri 鹿毛 1992.2.7 種付け時活性値:0.50【10】 |
Riverman 1969.3.22 | |
Wasnah 1987.2.17 | |||
Rafha 鹿毛 1987.2.19 仔受胎時活性値:1.75【15】 |
Kris 栗毛 1976.3.23 種付け時活性値:0.50【10】 |
||
Eljazzi 鹿毛 1981.4.12 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
<5代血統表内のクロス:Nijinsky5×5、Green Valley(♀)5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Make Believe (Mr. Prospector系) |
Raven’s Pass (Mr. Prospector系) |
Bahri (Riverman系) |
Kris (エタン系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Make Believe | 6.00 |
曾祖母がディアヌ賞勝ち馬 (No. 7-a) |
3番仔? (3連産目?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | Mishriff | 牡4 | 56.5 | David Egan | 2:26.65 | John Gosden | 3 |
2 | 9 | クロノジェネシス | 牝5 | 55 | 北村 友一 | クビ | 斉藤 崇史 | 2 |
3 | 10 | ラヴズオンリーユー | 牝5 | 55 | Oisin Murphy | クビ | 矢作 芳人 | 5 |
4 | 5 | Walton Street | せん7 | 57 | William Buick | 3 | Charlie Appleby | 4 |
5 | 2 | Dubai Future | せん5 | 57 | Frankie Dettori | 1 1/2 | Saeed bin Suroor | 8 |
2021年の第23回ドバイシーマクラシック。日本が誇る2016年生まれ世代の名牝2頭、クロノジェネシス(2016.3.6)とラヴズオンリーユー(2016.3.26)。かたや秋華賞(GI)、宝塚記念(GI)、有馬記念(GI)とGI3勝、こなた優駿牝馬(GI)のレースレコードホルダー。2頭がドバイの地で鎬を削る勝負を見せた一戦、9頭立てを制したのは道中最後方待機から一気呵成の末脚を見せたMishriff。愛国生まれの英国調教馬Mishriff、昨年2020年のジョッケクルブ賞(仏GI)で勝利を収め、今年2021年のサウジカップを制し、そしてドバイシーマクラシックも勝つ。
フルフラット(2017.3.27)が制したサンバサウジダービーCの折は2着だったMishriff。昇竜の勢いで芝ダート兼用、そして選手権距離までこなす世界の超一線級に成長を遂げました。今回のドバイシーマクラシック制覇は21歳のデビッド・イーガン騎手にとってはGI初優勝となり、その勝ち時計2分26秒65はメイダン芝2410mのトラックレコード。馬人共にお見事でした。
強くそして速いMishriff、4代血統表の累代父を見れば、、、
- Make Believe(2012.2.19)
→仏2000ギニー(GI)、フォレ賞(仏GI)ほか - Raven’s Pass(2005.2.17)
→ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、クイーンエリザベス2世S(英GI)、セレブレーションマイル(英GII)、ソラリオS(英GIII)ほか - Bahri(1992.2.7)
→クイーンエリザベス2世S(英GI)、セントジェームズパレスS(英GI)ほか - Kris(1976.3.23)
→サセックスS(英GI)、クイーンエリザベス2世S(英GII)、セントジェームズパレスS(英GII)、ロッキンジS(英GII)、クリスタルマイルS(英GII)、英チャレンジS(GIII)、グリーナムS(英GIII)、ホーリスヒルS(英GIII)ほか
マイラーになっても仕方がないような各代の父の競走成績ですが、それでも距離を持たせてしまう。Golden Horn(2012.3.27)然り、キタサンブラック(2012.3.10)然り、そしてMishriff然り。名馬は血統を超えて行きます。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
#補足。Mishriffは父Make Believeの初年度産駒です。日本軽種馬協会で供用されているマクフィは直孫の活躍に鼻高々ですね。思えばクロノジェネシスの父バゴ(2001.2.3)も日本軽種馬協会で供用されています。なんだかんだ言いながら、このあたりの目利き、サスガです。
またRaven’s Passはタワーオブロンドン(2015.2.9)の父、Bahriは凱旋門賞(仏GI)馬Sakhee(1997.2.14)の父、そしてKrisは英セントレジャーS(GI)、英オークス(GI)、英1000ギニー(GI)を制した稀代の名牝Oh So Sharp(1982.3.30)、英オークスと愛オークス(GI)を制したUnite(1984.4.3)、合わせてディアヌ賞(GI)の勝ち馬でMishriffの曾祖母Rafhaの父です。BahriとKrisは種牡馬として距離をこなす仔を出しました。