Mawj(モージュ) 牝 鹿毛 2020.4.24生 愛国・Godolphin生産 馬主・Godolphin 英国・Saeed bin Suroor厩舎
Exceed And Excel 鹿毛 2000.9.5 種付け時活性値:0.625【18.5】 |
デインヒル 鹿毛 1986.3.26 |
★Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Pas de Nom 1968.1.27 | |||
Razyana 鹿毛 1981.4.18 |
His Majesty 1968.4.15 | ||
Spring Adieu 1974.5.10 | |||
Patrona 栗毛 1994.3.24 |
Lomond 鹿毛 1980.2.3 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
My Charmer 1969.3.25 | |||
Gladiolus 栗毛 1974.4.16 |
Watch Your Step 1956.5.18 | ||
Back Britches 1964.2.25 | |||
Modern Ideals 栗毛 2010.3.14 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
New Approach 栗毛 2005.2.18 種付け時活性値:1.00【4】 |
Galileo 鹿毛 1998.3.30 |
★Sadler’s Wells 1981.4.11 |
Urban Sea 1989.2.18 | |||
Park Express 黒鹿毛 1983.3.25 |
Ahonoora 1975.4.12 | ||
Matcher 1966 | |||
Epitome 鹿毛 1999.4.9 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
Nashwan 栗毛 1986.3.1 種付け時活性値:1.00【12】 |
Blushing Groom 1974.4.8 | |
Height of Fashion 1979.4.14 | |||
Proskona 鹿毛 1981.5.16 仔受胎時活性値:0.25【17】 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 種付け時活性値:0.50【10】 |
||
Konafa 鹿毛 1973.4.19 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4×5、Natalma(♀)5×5×5(父方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Exceed And Excel (デインヒル系) |
New Approach (Galileo系) |
Nashwan (Blushing Groom系) |
Mr. Prospector (Raise a Native系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
New Approach (Modern Ideals) |
2.75 (【9】+【10】+【17】+【7】) |
半兄Modern Games (No. 22-b) |
4番仔? (4連産目?) |
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着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 10 | Mawj | 牝3 | 58.1 | Oisin Murphy | 1:37.92 | Saeed bin Suroor | 5 |
2 | 20 | Tahiyra | 牝3 | 58.1 | Chris Hayes | 1/2 | D K Weld | 1 |
3 | 9 | Matilda Picotte | 牝3 | 58.1 | Ronan Whelan | 7 1/2 | Kieran P Cotter | 10 |
4 | 1 | Caernarfon | 牝3 | 58.1 | Connor Beasley | 2 1/4 | Jack Channon | 9 |
5 | 2 | Dance In The Grass | 牝3 | 58.1 | Joe Fanning | 1 | Charlie Johnston | 19 |
ニューマーケット芝ローリーマイルコースの直線8ハロン、晴れてはいるもののソフトな馬場、20頭立て。内ラチ側の10頭、外ラチ側の9頭、更に大外の1頭と三分戦となった乙女たちの戦い。外ラチ側の9頭の馬群で終始先頭を走った青の帽子にゴドルフィンのロイヤルブルーの勝負服を背にした鹿毛馬Mawj、差し迫った緑の帽子にアガ・カーン4世の緑と赤の勝負服を背にして白いブリンカーを着けた鹿毛馬Tahiyra(2020.2.19)。かたや2022年のブリーダーズカップ・マイル(米GI)などGI4勝のModern Games(2019.4.17)の半妹Mawj、こなた2020年のブリーダーズカップ・ターフ(米GI)などGI3勝のTarnawa(2016.2.9)の半妹Tahiyra。良血馬どうしの火の出るような鍔迫り合いは、後続を突き放して完全な一騎打ち。およそ30秒に渡る脚比べ、追われる立場は苦しかったであろうMawjでしたが、オイシン・マーフィー騎手の激励に応えてゴール地点では半馬身先着。これは紛うこと無く名勝負。↑で引いたRacing TVの動画、ぜひご覧ください。
*
Mawjの鞍上のマーフィー騎手は今年2023年2月に14ヶ月の騎乗停止が明けてから、復帰後最初のGI勝利が英1000ギニーとなりました。前回のGI制覇はマルシュロレーヌ(2016.2.4)による2021年ブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI)。いやー、あのレースはビックリしましたね。朝から大きな声が出たものです^^;
Mawjを管理されるサイード・ビン・スルール調教師は、1998年の第185回のCape Verdi(1995.2.3)、2002年の第189回のKazzia(1999.4.12)に続く3回目の英1000ギニー優勝。近時、ゴドルフィンはチャーリー・アップルビー調教師が北半球の主戦という感もあります。けれど私が競馬を見始めた頃は、なんと言ってもスルール師でした。元々は騎馬警官だったという異色の経歴でも知られるスルール師、今回の英1000ギニーが195回目のGIレース勝利だった模様。……むぅ、なんだかんだ言いながら、サスガ。
そうしてMawjの馬主であるゴドルフィンはCape Verdi、Kazzia、2011年の第198回のBlue Bunting(2008.3.20)に続いて4回目の英1000ギニー制覇。1990年代、2000年代、2010年代の過去3回の優勝はいずれもランフランコ・デットーリ騎手でしたが、2020年代の今回はマーフィー騎手による勝利。フランキーも今年で引退ということですから時は流れます。……と言いながらデットーリ騎手、英1000ギニーの前日に行われた英2000ギニーではChaldean(2020.5.10)を駆って、きっちりかっちり英2000ギニー4勝目を遂げられました^^;
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。