Nashwa(2019.5.9)-第173回ディアヌ賞(仏GI)の勝ち馬-

Result

Nashwa(ナシュワ) 牝 鹿毛 2019.5.9生 英国・Blue Diamond Stud Farm Ltd生産 馬主・Imad Alsagar 英国・John & Thady Gosden厩舎

Nashwa(2019.5.9)の4代血統表
Frankel
鹿毛 2008.2.11
種付け時活性値:0.50【10】

Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Kind
鹿毛 2001.4.21
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Rainbow Lake
鹿毛 1990.4.10
Rainbow Quest 1981.5.15
Rockfest 1979.3.12
Princess Loulou
栗毛 2010.3.27
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】

Pivotal
栗毛 1993.1.19
種付け時活性値:0.00【16】
Polar Falcon
黒鹿毛 1987.6.1
Nureyev 1977.5.2
Marie d’Argonne 1981.3.21
Fearless Revival
栗毛 1987.3.3
Cozzene 1980.5.8
Stufida 1981.3.12
Aiming
鹿毛 2000.5.9
仔受胎時活性値:0.25【9】
★Highest Honor
芦毛 1983.6.15
種付け時活性値:0.00【16】
Kenmare 1975.5.5
High River 1978.5.12
Sweeping
鹿毛 1986.4.25
仔受胎時活性値:1.25【13】
インデエアンキング
黒鹿毛 1978.4.11
種付け時活性値:1.75【7】
Glancing
鹿毛 1979.2.6
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5、Special(♀)5×5>

Nashwa(2019.5.9)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Frankel
(Galileo系)
★Pivotal
(Nureyev系)
★Highest Honor
(ゼダーン系)
インデエアンキング
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
インデエアンキング
(Protest)
5.00 or 3.00 ボールライトニングと同牝系
(No. 4-k)
3番仔?
(3連産目?)

*

2022年の第173回ディアヌ賞(仏GI。シャンティイ芝2100m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Nashwa 牝3 57 Hollie Doyle 2:06.63 John & Thady Gosden 1
2 8 La Parisienne 牝3 57 Gerald Mosse 短クビ C & Y Lerner 10
3 12 Rosacea 牝3 57 Christophe Soumillon 4 1/2 S Wattel 6
4 2 Agave 牝3 57 Olivier Peslier 3/4 A Fabre 2
5 1 Fall In Love 牝3 57 大野 拓弥 クビ 清水 裕夫 15
ドイル騎手が仏オークスでクラシック初制覇、大野騎手は大健闘の5着 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地19日、仏シャンティイ競馬場にてG1仏オークス(3歳牝馬、芝2100m)が行われ、1番人気のナシュワに騎乗したH.ドイル騎手が女性初の欧州クラシック制覇を達成した。  内の2番枠から好スタート

2022年の第173回ディアヌ賞。英オークス(GI)でTuesday(2019.6.3)の3着からディアヌ賞に向かったNashwa。その鞍上を務めたホリー・ドイル騎手、ディアヌ賞173回の歴史で初めて女性騎手による勝利が果たされました。ドイル騎手は同時に欧州のクラシックレースを制した初めての女性騎手となられました。むぅ、これは大偉業!!

ドイル騎手と共にディアヌ賞1番人気に応えたNashwa。1頭スクラッチして17頭立てとなったシャンティイ芝2100mの一戦、道中は終始番手あたりの先行策を取ったNashwa、直線も勢いよく抜け出すと、後方待機から内から外へ縫うように伸びたLa Parisienne(2019.3.20)の追撃を「短クビ」抑えたところが決勝点。Nashwa、グループレース初勝利がフレンチクラシックとなりました。

*

Nashwaの牝系は4号族k分枝系。曾祖母Sweepingに見覚えがあると思ったのですが、改めて確認してみればSweepingからの別分枝馬にデグラーティア(2006.4.4)&ボールライトニング(2013.4.21)姉弟がいます。姉デグラーティアは4勝を挙げ主な勝ち鞍に小倉2歳S(JpnIII)があり、弟ボールライトニングは3勝を挙げ主な勝ち鞍に京王杯2歳S(GII)があります。姉は新馬、フェニックス賞(OP)、小倉2歳Sと3連勝、弟は新馬から京王杯2歳Sを2連勝というと早生を思うところです。しかし姉は4歳時に北九州短距離S、弟はは6歳時に飛鳥Sと2頭共に古馬になってから準オープンのレースを勝っています。そしてまた両馬は生産が栃木県の恵比寿興業(株)那須野牧場。菊花賞馬ナスノコトブキ(1963.4.13)、桜花賞馬ナスノカオリ(1968.4.7)、優駿牝馬勝ち馬ナスノチグサ(1970.3.27)等を送り出した本州の名門、21世紀の今も重賞勝ち馬を送り出してくれています。

#デグラーティアの小倉2歳Sは、デビュー2年目だった浜中俊騎手のJRA重賞初制覇でもありました。

また、0の理論的にはNashwaの最優性先祖である曾祖母父インデエアンキングは、、、「何故『インディアンキング』ではないのか?」と、カタカナ馬名にツッコミを入れられることでおなじみの種牡馬ですね^^;。同馬は現役時代に8勝を挙げ、スプリントC(英GII)、ダイアデムS(英GIII)、コーク&オラリーS(英GIII)、パレロワイヤル賞(仏GIII)と英仏でグループレース4勝の短距離馬でした。恐らくロイヤルスキー(1974.5.24)の活躍に触発されての、Raja Baba(1968.4.5)産駒導入だったのでしょう。けれど、インデエアンキングは日本での種牡馬供用3年目となる1991年春に急逝してしまいました。海外供用時の主な産駒には、ホルステンT(独GIII)2着のViceroy(1987.2.27)、モイグレアスタッドS(愛GI)3着のIndian Lily(1984.3.26)、伊2000ギニー(GI)3着のWar Brave(1984.3.27)等がいます。

*

↑で引いたJRA-VAN Ver.Worldの記事によりますと、

 なおJ.ゴスデン調教師はナシュワの今後について、「休ませるつもりだ、タフなオークスを2戦したからね」とコメント。秋の目標については凱旋門賞ではなく、牝馬限定の中距離G1オペラ賞を挙げている。

ということ。Nashwa、秋もまたドイル騎手と共に仏国のGI制覇を見られるでしょうか。ひと夏を越えた後も楽しみにしたいと思います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

##ディアヌ賞のゴール後。ドイル騎手、夫のトム・マーカンド騎手とのひとコマ。お幸せにー。

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###大野拓弥騎手、年男36歳の仏国チャレンジ。どうぞ実り多きものになりますように。

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