Angel of Truth(エンジェルオブトゥルース) せん 青毛 or 青鹿毛 2015.10.12生 豪州・Superhorse Trust生産 馬主・Superhorse (Mgr: R S Williams) 豪州・Gwenda Markwell厩舎
Animal Kingdom 栗毛 2008.3.20 種付け時活性値:1.625 |
Leroidesanimaux 栗毛 2000.9.27 |
Candy Stripes 栗毛 1982.4.12 |
Blushing Groom 1974.4.8 |
バブルカンパニー 1977.4.5 | |||
Dissemble 栗毛 1989.2.14 |
Ahonoora 1975.4.12 | ||
Kerali 1984.3.4 | |||
ダリシア 鹿毛 2001.4.7 |
Acatenango 栗毛 1982.4.13 |
Surumu 1974.2.26 | |
Aggravate 1966 | |||
Dynamis 鹿毛 1991.4.13 |
ダンシングブレーヴ 1983.5.11 | ||
Diasprina 1986.5.12 | |||
Scarletini 鹿毛 2009.8.11 仔受胎時活性値:1.25 |
Bernardini 鹿毛 2003.3.23 種付け時活性値:1.375 |
A.P. Indy 黒鹿毛 1989.3.31 |
Seattle Slew 1974.2.15 |
Weekend Surprise 1980.4.8 | |||
Cara Rafaela 芦毛 1993.3.30 |
Quiet American 1986.4.29 | ||
Oil Fable 1986.4.4 | |||
Red Light 鹿毛 2004.9.2 仔受胎時活性値:1.00 |
▲Red Ransom 鹿毛 1987.3.31 種付け時活性値:0.125 |
Roberto 1969.3.16 | |
アラビアII 1977.5.6 | |||
Noble Vice 鹿毛 1992.2.28 仔受胎時活性値:0.875 |
★Vice Regent 栗毛 1967.4.29 種付け時活性値:0.00 |
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Noble Chick 黒鹿毛 1977.5.20 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Lyphard5×5(父方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Animal Kingdom (Blushing Groom系) |
Bernardini (Seattle Slew系) |
▲Red Ransom (Roberto系) |
★Vice Regent (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Animal Kingdom | 4.625 |
遡ればTriptychと同牝系 (No. 4-n) |
初仔? |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 4 | Angel of Truth | せん3 | 56.5 | Corey Brown | 2:35.67 | Gwenda Markwell | 8 |
2 | 11 | Madison County | せん3 | 56.5 | Tommy Berry | 3 1/4 | Murray Baker & Andrew Forsman | 4 |
3 | 6 | Surely Sacred | せん3 | 56.5 | Damian Lane | アタマ | Tony Pike | 7 |
4 | 16 | The Chosen One | 牡3 | 56.5 | Blake Shinn | アタマ | Murray Baker & Andrew Forsman | 11 |
5 | 15 | In A Twinkling | せん3 | 56.5 | Opie Bosson | 1 1/4 | Jamie Richards | 10 |
2019年の第158回オーストラリアンダービー。好スタートから逃げの手に出たAngel of Truthとコーリー・ブラウン騎手。道中スローペースに持ち込むと、最後の直線でもお釣りがある状態。脚勢良く逃げ込みを図ると、決勝点では2着のMadison County(2015.10.1)には3馬身以上の差をつけての快勝でした。鞍上のブラウン騎手は2005年の第144回のEremein(2001.11.6)以来となるオーストラリアンダービー2勝目、管理される女性調教師のグウェンダ・マークウェル師はオーストラリアンダービー初制覇となりました。なお、今回のAngel of Truthの勝利により、2017年の第156回のJon Snow(2013.9.21)、2018年の第157回のLevendi(2014.9.8)に続いて、3年連続となる「タロックS(豪GII)1着からの連闘馬」によるオーストラリアンダービー制覇と相成りました。
#前段で名前を挙げたEremeinは、ティンバーカントリー(1992.4.14)の仔です。オーストラリアンダービー、ローズヒルギニー(豪GI)、クイーンエリザベスS(豪GI)、ザ・BMW(豪GI)、ランヴェットS(豪GI)とGI5勝を挙げた名馬は、ティンバーカントリーから0.125交配を受けた準0遺伝馬でした。
閑話休題。Angel of Truthの最優性先祖と判断した父Animal Kingdomは、現役時代に通算12戦5勝、2着5回。その主な競走成績として、
- ケンタッキーダービー(米GI)、ドバイワールドカップ(UAE・GI)、スパイラルS(米GIII)
- プリークネスS(米GI)、ブリーダーズカップ・マイル(米GI)、ガルフストリームパークターフH(米GI)
があります。Animal Kingdom、父Leroidesanimauxは伯国生まれで米国の芝GI3勝馬、母ダリシアはその父Acatenangoが示すように独国血統馬であり独GIII勝ち馬。そんな異色の組合せから生み出された、ダート10ハロンのケンタッキーダービー勝ち馬にして、オールウェザー2000mのドバイワールドカップの勝ち馬。さらには芝8ハロンのブリーダーズカップ・マイル、芝9ハロンのガルフストリームパークターフHでは2着。ブリーダーズカップ・マイルで敗れた相手がWise Dan(2007.2.20)、ガルフストリームパークターフHで敗れた相手がPoint of Entry(2008.5.10)と、これはライバルも強かった。そんなAnimal Kingdomにとって、初めてのGI勝ち産駒が、豪州の芝2400mのクラシック勝ち馬となったAngel of Truth。血は世界を巡り、馬は駆けて行くものですね。
Animal Kingdomについては、繋養先である
が手厚いので、よろしければご参照ください。むぅ、ワンパターン^^;
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。