Hochkönig(ホーホケーニヒ。2022.3.13)-第156回独ダービー(GI)の勝ち馬-

Result

Hochkönig(ホーホケーニヒ) 牡 鹿毛 2022.3.13生 独国・Stall Marcruehl.Com生産 馬主・Stall Cloverleaf 独国・Yasmin Almenräder厩舎

Hochkönig(2022.3.13)の4代血統表
Polish Vulcano
栗毛 2008.4.15
種付け時活性値:1.25【13】
Lomitas
栗毛 1988.1.31
Niniski
鹿毛 1976.2.15
Nijinsky 1967.2.21
Virginia Hills 1971.3.15
La Colorada
栗毛 1981.2.7
Surumu 1974.2.26
La Dorada 1974.3.11
Polska Infa
栗毛 2001.3.12
★Trempolino
栗毛 1984.3.17
Sharpen Up 1969.3.17
Trephine 1977.4.23
Polska Princess
鹿毛 1994.2.14
Polish Precedent 1986.3.16
Pikante 1982.3.6
Halinara
鹿毛 2010.3.18
仔受胎時活性値:0.75【11】
Kallisto
黒鹿毛 1997.5.1
種付け時活性値:1.00【12】
Sternkoenig
芦毛 1990.4.26
Kalaglow 1978.2.19
Sternwappen 1985.5.31
Kalinikta
鹿毛 1986.4.13
Königsstuhl 1976.5.17
Kassiopeia 1978
Habina
栗毛 1990.3.2
仔受胎時活性値:0.75【19】
The Minstrel
栗毛 1974.3.11
種付け時活性値:1.75【15】
Northern Dancer 1961.5.27
Fleur 1964.4.1
Honest Impulse
栗毛 1985.5.2
仔受胎時活性値:1.00【4】
Persian Bold
黒鹿毛 1975.3.2
種付け時活性値:0.25【9】
Cala Blava
鹿毛 1976.3.26
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】

<5代血統表内のクロス:Surumu4×5(父方)、Northern Dancer4×5、Flaming Page(♀)5×5>

Hochkönig(2022.3.13)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Polish Vulcano
(Nijinsky系)
Kallisto
(ゼダーン系)
The Minstrel
(Northern Dancer系)
Persian Bold
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
The Minstrel
(Habina)
4.50 or 2.50
(【11】+【19】+【4】+【8】)
(No. 3-c) 3番仔?

*

2025年の第156回独ダービー(GI。ハンブルク芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Hochkönig 牡3 58 Frau Nina Baltromei 2:37.10 Yasmin Almenräder 7
2 7 Convergent 牡3 58 Clifford Lee 短アタマ K R Burke 2
3 5 Lazio 牡3 58 Martin Seidl 2 Waldemar Hickst 8
4 3 Path of Soldier 牡3 58 Andrasch Starke クビ P Schiergen 4
4 17 Enzian 牡3 58 Thore Hammer Hansen 同着 Henk Grewe 11
​独ダービーは伏兵ホーホケーニヒが制す、見習い女性騎手が歴史的快挙 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地6日、独ハンブルク競馬場でG1独ダービー(3歳牡馬・牝馬、芝2400m)が行われ、N.バルトロメイ騎乗の伏兵ホーホケーニヒが鮮やかな差し切り勝ちを見せた。 序盤は最後方近くからとなったホーホケー

気が付けば弊サイトで紹介する当年の独ダービー勝ち馬も10頭目。Isfahan(2013.3.5)Windstoss(2014.3.7)Weltstar(2015.3.31)Laccario(2016.3.26)In Swoop(2017.3.7)Sisfahan(2018.2.5)Sammarco(2019.4.19)Fantastic Moon(2020.3.21)Palladium(2021.4.11)に続いての紹介となったのはHochkönig。

Hochkönigの独ダービー勝利は競馬史上に残る偉業を伴って果たされました。

 1979年まで女性の騎乗が禁止されていた独ダービーを初めて制した女性ジョッキーとなったバルトロメイ騎手はこれが通算50勝目。1916年にアモリーノで勝利したO.シュミット騎手以来109年ぶりに独ダービーを勝った見習いジョッキーともなった。

​独ダービーは伏兵ホーホケーニヒが制す、見習い女性騎手が歴史的快挙 | JRA-VAN World – 海外競馬情報サイト

Hochkönigの鞍上を務めたニーナ・バルトロメイ騎手。26歳最後の日であった2025年7月6日、今年に入ってからずっと騎乗しているHochkönigを駆って大仕事を成されたのでした。そしてまたHochkönigの管理をされるヤスミン・アルメンレーダー調教師は、上述のFantastic Moonを管理されたサラ・シュタインベルク調教師に続いて、女性調教師として史上2人目の独ダービー制覇となりました。バルトロメイ騎手、アルメンレーダー師、共に素晴らしい!!

Hochkönigの父Polish Vulcanoは現役時代に6勝を挙げ、その主な勝ち鞍にバーデンバーデン芝2000mのシュパルカッセン・フィナンツグルペ賞(独GIII)があります。Polish Vulcanoは現在の独ダービーのスポンサーであるIDEEのオーナーブリード馬であり、Hochkönigが初めてのGIレース勝ち産駒となりました。

Polish Vulcano

Polish Vulcanoは直系高祖父がNijinsky。0の理論的にはNijinskyの直系は8歳時交配のミニモの遺伝を受けたNiniskiの血が孤軍奮闘している感があります。特に独国のLomitas、そのLomitasの仔で南阿の大種牡馬となったSilvano(1996.3.22)が父系存続の重責を担っているというところでしょうか。Lomitasの仔で日本にも馴染み深い馬と言いましたらデインドリーム(2008.5.7)ですね。デインドリームの主戦はアンドレアシュ・シュタルケ騎手でした。

デインドリーム(2008.5.7)-凱旋門賞(仏GI)が100回を迎えるに当たり(No.10)-
デインドリーム(Danedream) 牝 鹿毛 2008.5.7生 独国・Gestut Brummerhof生産 馬主・Gestut Burg Eberstein & T.Yoshida 独国・Peter Schiergen厩舎

またHochkönigは祖母父がThe Minstrelであり、The MinstrelはNijinskyの甥ですからFlaming Page(1959.4.24)5×5の牝馬クロスも持ち合わせています。牝馬クロスを上手く使うところも独国馬産の味を感じるところです。しっかし、2025年現在でも5代血統表内のクロスでNorthern DancerやFlaming Pageの名前が現れるところにその影響力の強さを思いますね。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

Hochkönig (GER) 2022 | Turf-Times Deutschland
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