Starspangledbanner(AUS) 栗毛 2006.9.10 種付け時活性値:0.625【10.5】 |
Choisir 栗毛 1999.9.18 |
Danehill Dancer 鹿毛 1993.1.30 |
デインヒル 1986.3.26 |
Mira Adonde 1986.4.19 | |||
Great Selection 栗毛 1990.9.27 |
Lunchtime 1970 | ||
Pensive Mood 1983.10.26 | |||
Gold Anthem 栗毛 1999.9.25 |
Made of Gold 栗毛 1989.4.19 |
▲Green Forest 1979.2.18 | |
Vindaria 1974.4.22 | |||
National Song 栗毛 1992.11.23 |
Vain 1966.9.5 | ||
Olympic Aim 1983.10.15 | |||
Repose(USA) 鹿毛 2012.4.28 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
Quiet American(USA) 鹿毛 1986.4.29 種付け時活性値:0.25【25】 |
★Fappiano 鹿毛 1977.5.19 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Killaloe 1970.3.17 | |||
Demure 鹿毛 1977.4.4 |
Dr. Fager 1964.4.6 | ||
Quiet Charm 1971.2.25 | |||
Monaassabaat(USA) 栗毛 1991.4.28 仔受胎時活性値:1.00【20】 |
Zilzal(USA) 栗毛 1986.3.31 種付け時活性値:1.00【4】 |
★Nureyev 1977.5.2 | |
French Charmer 1978.4.21 | |||
It’s in the Air(USA) 鹿毛 1976.2.10 仔受胎時活性値:1.50【14】 |
◆Mr. Prospector(USA) 鹿毛 1970.1.28 種付け時活性値:1.25【5】 |
||
A Wind Is Rising(USA) 鹿毛 1969 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4(母方)、Dr. Fager4×5(母方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Starspangledbanner (デインヒル系) |
Quiet American (Mr. Prospector系) |
Zilzal (Nureyev系) |
◆Mr. Prospector (Raise a Native系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Mr. Prospector (It’s in the Air) |
5.25 |
曾祖母が米GI5勝馬 (No. 4-k) |
初仔? |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | State of Rest | 牡4 | 58.1 | Shane Crosse | 2:07.79 | Joseph Patrick O’Brien | 3 |
2 | 1 | Bay Bridge | 牡4 | 58.1 | Ryan Moore | 1 | Sir Michael Stoute | 1 |
3 | 5 | Grand Glory | 牝6 | 56.7 | Mickael Barzalona | 2 1/4 | Gianluca Bietolini | 5 |
4 | 3 | シャフリヤール | 牡4 | 58.1 | Cristian Demuro | アタマ | 藤原 英昭 | 4 |
5 | 2 | Lord North | 牡6 | 58.1 | Frankie Dettori | 3 1/2 | John & Thady Gosden | 2 |
2022年の第129回プリンスオブウェールズS。ロイヤルアスコット開催の2日目のメイン、欧州古馬の中距離王決定戦のひとつであるプリンスオブウェールズSは今年2022年から賞金総額が100万ポンドに増額され、プラチナジュビリーS(英GI)と共にロイヤルアスコット開催で初めての100万ポンド競走となりました。
そんなプリンスオブウェールズSの第129回は、シャフリヤール(2018.4.13)の出走もあり、本邦では例年以上に注目が集まりました。
5頭立ての少頭数の一戦。発馬でいきなりのアクシデント。2020年の第127回の勝ち馬にしてドバイターフ(UAE・GI)連覇の強豪Lord North(2016.2.9)、目隠しが上手く外されない状態のまま開扉となり大きく出遅れ。思わず「実質4頭立てになったで……」とつぶやいていました。
レースは20歳の若手気鋭シェーン・クロース騎手鞍上のState of Restが敢然と先頭に立ち、シャフリヤールが番手、戦前まで5連勝で1番人気に推されたBay Bridge(2018.4.1)が続き、昨年2021年のジャパンカップ(GI)にも出走した紅一点のGrand Glory(2016.4.19)、そしてLord Northという隊列。道中は馬順の入れ替わりもなく淡々と流れ、最後の直線500mの力比べへ。
10ハロン級のレースでの実績で言えば、戦前まで米豪仏GI3勝を挙げていたState of Rest。伊達や酔狂でそんな芸当が出来る訳もなく、逃げた脚色は一向に衰えを見せず。Bay Bridgeが外から先頭に迫ろうとすると、シャフリヤールは直線の厳しい坂に惑ったのか伸び脚を見せられず後退。最後はState of RestがBay Bridgeを1馬身振り切ったところが決勝点。シャフリヤールはGrand Gloryとの3着争いにアタマ差敗れて4着まで。英国の中距離芝GIの厳しさを見せ付けられてしまいました。
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State of Restは2021年8月のサラトガダービー(米GI)1着、10月のコックスプレート(豪GI)1着、
そして2022年5月のガネー賞(米GI)1着とGI3連勝の後、5月のタタソールズゴールドC(愛GI)3着と敗れてしまったものの、6月のプリンスオブウェールズSで1着。むぅ、米豪仏愛英と5カ国でGIレースばかり出走して5戦4勝3着1回ですから、これは強い。異国を渡り歩くタフネスさに脱帽します。
繰り返し記すことになり恐縮ですが、State of Restの曾祖母It’s in the Airは大種牡馬Mr. Prospectorの初年度産駒として北米16勝を挙げ、その主な勝ち鞍にヴァニティH(米GI)2回、アラバマS(米GI)、ラフィアンH(米GI)、デラウェアオークス(米GI)とGI5勝があり、1978年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬に選出された名牝。昨年から今年にかけてIt’s in the Airを曾祖母に持つ馬が世界の10ハロン級で活躍を見せており、2021年のドバイワールドカップ(UAE・GI)を制したMystic Guide(2017.2.26)、2022年の金鯱賞(GII)まで5連勝を果たしたジャックドール(2018.4.8)等も同牝系となります。
ジャックドールは今秋の天皇賞・秋(GI)が楽しみな1頭ですね(^^)
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改めて芝中距離での強さを示したState of Rest。10ハロン級の欧州王道路線ならば7月のエクリプスS(英GI)、8月のインターナショナルS(英GI)、9月の愛チャンピオンS(GI)等が気になるところですが、若手敏腕調教師として名を馳せつつあるジョセフ・パトリック・オブライエン調教師やオーナー陣営の選択や如何に。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。