Anamoe(アナモー) 牡 鹿毛 2018.11.16生 豪州・Godolphin Australia生産 馬主・Godolphin 豪州・James Cummings厩舎
Street Boss(USA) 栗毛 2004.3.31 種付け時活性値:1.375【13.5】 |
Street Cry 黒鹿毛 1998.3.11 |
Machiavellian 黒鹿毛 1987.1.31 |
★Mr. Prospector 1970.1.28 |
Coup de Folie 1982.4.2 | |||
Helen Street 鹿毛 1982.4.4 |
Troy 1976.3.25 | ||
Waterway 1976.4.21 | |||
Blushing Ogygian 栗毛 1994.4.6 |
オジジアン 鹿毛 1983.3.17 |
Damascus 1964.4.14 | |
Gonfalon 1975.5.9 | |||
Fruhlingshochzeit 黒鹿毛 1984.3.23 |
Blushing Groom 1974.4.8 | ||
Fruhlingstag 1975.5.29 | |||
Anamato(AUS) 黒鹿毛 2003.8.22 仔受胎時活性値:1.50【14】 |
Redoute’s Choice(AUS) 鹿毛 1996.8.15 種付け時活性値:1.50【6】 |
デインヒル 鹿毛 1986.3.26 |
★Danzig 1977.2.12 |
Razyana 1981.4.18 | |||
Shantha’s Choice 鹿毛 1992.10.28 |
Canny Lad 1987.9.1 | ||
Dancing Show 1983.3.19 | |||
Voltage(AUS) 鹿毛 1984.9.19 仔受胎時活性値:0.50【18】 |
Whiskey Road(USA) 鹿毛 1972.2.19 種付け時活性値:0.875【11.5】 |
Nijinsky 1967.2.21 | |
Bowl of Flowers 1958.4.15 | |||
Electric Belle(NZ) 青毛 1979.8.22 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
▲Sovereign Edition(GB) 芦毛 1962 種付け時活性値:0.125【16.5】 |
||
Dame Belle(NZ) 黒鹿毛 1974 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
<5代血統表内のクロス:Nijinsky4×5、Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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Street Boss (Mr. Prospector系) |
Redoute’s Choice (デインヒル系) |
Whiskey Road (Nijinsky系) |
▲Sovereign Edition (Grey Sovereign系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Redoute’s Choice (Anamato) |
4.00 |
母が豪GI馬 (No. 18) |
7番仔? |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 10 | Anamoe | 牡4 | 57.5 | James McDonald | 2:10.17 | James Cummings | 1 |
2 | 2 | I’m Thunderstruck | せん5 | 59 | Mark Zahra | 0.4 | Mick Price & Michael Kent Jnr | 4 |
3 | 12 | El Bodegon | 牡3 | 56.5 | Damien Oliver | 0.6 | Chris Waller | 2 |
4 | 1 | Zaaki | せん7 | 59 | Jamie Kah | 1.35 | Annabel Neasham | 2 |
5 | 3 | Alligator Blood | せん6 | 59 | Timothy Clark | 2.1 | Gai Waterhouse & Adrian Bott | 8 |
2022年の第102回コックスプレート。大洋州(オセアニア)最強の中距離馬を決める伝統のレース。12頭立て、不良馬場のムーニーバレー芝2040mで行われた2022年の一戦は、昨年2021年の第101回でState of Rest(2018.4.11)からの接触により30分の長い審議の末に2着だったAnamoeが、1年越しの雪辱を果たすという結果でした。
State of Restはサラトガダービー(米GI)、コックスプレート、ガネー賞(仏GI)、プリンスオブウェールズS(英GI)と4カ国で2000m級のGIを制した中距離の名馬でしたが、そのState of Restをしてギリギリの勝負に持ち込まないと勝てなかった相手がAnamoe。となるとAnamoeの実力は推して知るべしで、2021年4月のランドウィック芝1400mのイングリスサイアーズ(豪GI)、10月のコーフィールド芝1600mのコーフィールドギニー(豪GI)、2022年3月のローズヒルガーデンズ芝2000mのローズヒルギニー(豪GI)、8月のランドウィック芝1400mのウィンクスS(豪GI)、9月のランドウィック芝1600mのジョージメインS(豪GI)、10月のコーフィールド芝2000mのザ・マイトアンドパワー(=コーフィールドS。豪GI)、そして同10月のコックスプレートと豪GI7勝。↑で引いたJRA-VAN Ver.Worldの記事によりますと、ゴドルフィンのロイヤルブルーの勝負服を背にした馬として、GI7勝は単独最多勝ということ。
個人的な印象ですが「Street Cryの子孫の超一線級馬は、ぎょうさんGI勝つよなぁ」と思います。種牡馬Street Cryのファーストクロップとなる2004年生まれ世代、ストリートセンス(2004.2.23)はケンタッキーダービー(米GI)、トラヴァーズS(米GI)、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)と米GI3勝、Anamoeの父であるStreet BossはビングクロズビーH(米GI)、トリプルベンドH(米GI)と米GI2勝、そして極め付きの女傑Zenyatta(2004.4.1)が米GI13勝(!!)
そしてまた2011年生まれ世代となるWinx(2011.9.14)は豪GI25勝という訳の分からなさで、コックスプレートも第95回から第98回まで4連覇(!!!!)
Street Cryの直仔では、やはり2011年生まれ世代であるブリーダーズカップ・ジュヴェナイル勝ち馬ニューイヤーズデイ(2011.4.22)が社台スタリオンステーションで繋養されており、2021年生まれの現1歳世代が日本における初年度産駒となります。ニューイヤーズデイは、すでにMaximum Security(2016.5.14)というフロリダダービー(米GI)、パシフィッククラシックS(米GI)、シガーマイル(米GI)、ハスケル招待S(米GI)を制した米GI4勝馬、と言いますかMaximum Securityはケンタッキーダービー1位入線17着降着とサウジカップの初代王者という印象が強いかも知れませんね^^;
兎にも角にもやっぱりたくさんGI勝ちを収めたMaximum Securityを送り出した種牡馬ニューイヤーズデイ、Street Cry系らしさを日本でも見せてくれるか、楽しみにしたいものです。
AnamoeがGI7勝という多数のGI勝ちを収めている馬であり、Street Cryを祖父に持つ馬らしさを感じましたので、直父系のお話が多くなりました。Street Cry系らしさと言いますと、それこそZenyattaの19連勝やWinxの33連勝と「勝ち始めたら止まらない」ということもあります。今回のコックスプレート勝ちでGIばかり4連勝となったAnamoe、さらなる連勝を遂げてくれるでしょうか。充実の4歳の「これから」にも期待が掛かります。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。