ダンツシアトル(1990.5.13)

Obituary

ダンツシアトル 牡 鹿毛 1990.5.13生~2020.9.24没 米国・Thoroughbred Breeding Associates Series IV, L. P.生産 馬主・山元哲二氏 栗東・山内研二厩舎

ダンツシアトル(1990.5.13)の4代血統表
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
種付け時活性値:1.75【15】
Bold Reasoning
黒鹿毛 1968.4.29
Boldnesian
鹿毛 1963.4.14
★Bold Ruler 1954.4.6
Alanesian 1954.4.28
Reason to Earn
鹿毛 1963
Hail to Reason 1958.4.18
Sailing Home 1948
My Charmer
鹿毛 1969.3.25
Poker
鹿毛 1963.3.20
★Round Table 1954.4.6
Glamour 1953.4.2
Fair Charmer
栗毛 1959.2.3
Jet Action 1951
Myrtle Charm 1946
Call Me Goddess
栗毛 1971.1.18
仔受胎時活性値:0.50【18】
Prince John
栗毛 1953.4.6
種付け時活性値:0.25【17】
Princequillo
鹿毛 1940
Prince Rose 1928
Cosquilla 1933
Not Afraid
黒鹿毛 1948
Count Fleet 1940.3.24
Banish Fear 1932
Marshua
鹿毛 1962.3.19
仔受胎時活性値:2.00【8】
Nashua
鹿毛 1952.4.14
種付け時活性値:0.25【9】
Nasrullah 1940
Segula 1942
Emardee
黒鹿毛 1950
仔受胎時活性値:0.75【11】
Heliopolis
鹿毛 1936
種付け時活性値:1.25【13】
Miss Drummond
黒鹿毛 1941
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】

<5代血統表内のクロス:Princequillo3×5、Nasrullah4×5×5>

ダンツシアトル(1990.5.13)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Seattle Slew
(Bold Ruler系)
Prince John
(Princequillo系)
Nashua
(Nasrullah系)
Heliopolis
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Seattle Slew
(My Charmer)
5.25 or 3.25 半姉が仏GI勝ち馬
(No. 16)
11番仔
(2連産目)

*

1995年の第36回宝塚記念(GI。京都芝2200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 1 ダンツシアトル 牡5 村本 善之 2:10.2 レコード 山内 研二 2
2 9 タイキブリザード 牡4 岡部 幸雄 2:10.3 クビ 藤沢 和雄 5
3 3 エアダブリン 牡4 四位 洋文 2:10.3 クビ 伊藤 雄二 6
4 4 トーヨーリファール 牡5 松永 昌博 2:10.6 1・3/4 松永 善晴 17
5 5 アイルトンシンボリ 牡6 藤田 伸二 2:10.7 1/2 畠山 重則 12

1995年の第36回宝塚記念。この年の春は正にSS旋風が吹き荒れていました。皐月賞(GI)をジェニュイン(1992.4.28)、優駿牝馬(GI)をダンスパートナー(1992.5.25)、東京優駿(GI)をタヤスツヨシ(1992.4.26)とクラシック4戦のうち3戦で、サンデーサイレンス(1986.3.25)の初年度産駒たちが勝利を収めていたのです。そうして春のグランプリもSS産駒どうし。SSはSSでもSeattle Slewのほうですが、ダンツシアトルとタイキブリザード(1990.3.12)という舶来の外国産馬、Seattle Slew産駒どうしの争いにエアダブリン(1991.4.21)が突っ込んで、決勝点は「クビ」「クビ」の勝負。終わってみれば京都芝2200mの勝ち時計2分10秒2は日本レコードの決着。

「ダンツシアトルが勝った宝塚記念」でした。けれど「ライスシャワーが散った宝塚記念」でもありました。

年度代表馬の同期生を辿る(其の捌)-ライスシャワー(1989.3.5)-。
ライスシャワー 牡 黒鹿毛 1989.3.5生~1995.6.4没 登別・ユートピア牧場生産 馬主・栗林英雄氏 美浦・飯塚好次厩舎

もう四半世紀も前のことです。

*

宝塚記念馬ダンツシアトル死す 種牡馬引退後は九州で余生 | 競馬ニュース - netkeiba
1995年に宝塚記念を制したダンツシアトルが24日、けい養先の鹿児島県・九州種馬場で老衰のために死んでいたことが30日、JRAから発表された。30歳。現役引退後は1997年から日本軽種馬協会で種牡馬… No.1競馬情報サイト「netkeib...

ダンツシアトル、30歳。大往生でした。今年2020年は1990年生まれ世代の活躍馬が大往生する年なのでしょうか。4月13日にナリタタイシン(1990.6.10)、7月21日にビワハヤヒデ(1990.3.10)、そして9月24日にダンツシアトル。

年度代表馬の同期生を辿る(其の拾)-ナリタタイシン(1990.6.10)-
ナリタタイシン 牡 鹿毛 1990.6.10生 新冠・川上悦夫氏生産 馬主・山路秀則氏 栗東・大久保正陽厩舎
JRA賞年度代表馬を辿る(其の漆)-ビワハヤヒデ(1990.3.10)-
ビワハヤヒデ 牡 芦毛 1990.3.10生~2020.7.21没 福島・早田牧場新冠支場生産 馬主・(有)ビワ 栗東・浜田光正厩舎

平成も遠くになりにけり。青春の思い出の馬たちも欠けていきます。ともあれ、逝く命あれば、来る命もあります。時は流れ、血は巡り、これからも馬は駆けていきます。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[ダンツシアトル(1990.5.13)の主な競走成績]

  1. 宝塚記念(GI)、京阪杯(GIII)

通算14戦8勝、3着2回。

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マイシンザン
マイシンザン

まだこっちに来やんでもエエのに。どいつも、こいつも…。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

兄さん……。

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