第99回コックスプレート(豪GI)の勝ち馬-リスグラシュー(2014.1.18)-

Result

リスグラシュー(Lys Gracieux) 牝 黒鹿毛 2014.1.18生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・矢作芳人厩舎

リスグラシュー(2014.1.18)の4代血統表
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:1.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.15
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ビューパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
Lyphard 1969.5.10
My Bupers 1967.6.1
リリサイド
鹿毛 2007.2.23
仔受胎時活性値:1.50
American Post
黒鹿毛 2001.2.3
種付け時活性値:1.25
Bering
栗毛 1983.3.20
▲Arctic Tern 1973
Beaune 1974.4.10
Wells Fargo
鹿毛 1996.4.14
Sadler’s Wells 1981.4.11
Cruising Height 1987.3.29
Miller’s Lily
鹿毛 1988.5.10
仔受胎時活性値:0.50
ミラーズメイト
黒鹿毛 1982.3.28
種付け時活性値:1.25
Mill Reef 1968.2.23
Primatie 1975.4.23
Lymara
鹿毛 1978.2.16
仔受胎時活性値:0.25
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:0.00
Maradadi
鹿毛 1969.4.17
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×5×4、Northern Dancer5×5×5>

リスグラシュー(2014.1.18)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハーツクライ
(Halo系)
American Post
(Sea-Bird系)
ミラーズメイト
(Mill Reef系)
★Lyphard
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
American Post
(リリサイド)
4.25 Robin of Navanと同牝系
(No. 1-l)
3番仔+
(3連産目+)

*

2019年の第99回コックスプレート(豪GI。ムーニーバレー芝2040m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 9 リスグラシュー 牝5 57 Damian Lane 2:04.21 矢作 芳人 1
2 14 Castelvecchio 牡3 49.5 Craig A Williams 1 1/2 Richard Litt 3
3 7 Te Akau Shark せん5 59 Opie Bosson 2 Jamie Richards 6
4 10 Magic Wand 牝4 57 Ryan Moore 1/2 A P O’Brien 4
5 12Mystic Journey 牝4 55.5 Anthony Darmanin アタマ Adam Trinder 2

2019年の第99回コックスプレート。リスグラシュー、素晴らしい。先週の第142回コーフィールドC(豪GI)のメールドグラース(2015.5.26)に続いて、日本の生産調教馬による2週連続豪GI制覇成る。メールドグラース同様、(有)キャロットファームの勝負服をまとったダミアン・レーン騎手を背にしたリスグラシュー、やはり「自信あります」と言わんがばかりの大外からのマクリ一発を以てして、コックスプレートを日本の生産調教馬として初めて制した馬となりました。

豪州伝来の中距離GIであるコックスプレートの勝ち馬は、サスガにオセアニアの名馬しか見当たりません。近30年の主だった勝ち馬をピックアップしてみますと、、、

  1. Super Impose(1984.10.5)
    →コックスプレート(豪GI)、エプソムH(豪GI)2回、チッピングノートンS(豪GI)2回、ドンカスターH(豪GI)2回、ランヴェットS(豪GI)ほか
  2. Better Loosen Up(1985.8.29)
    →ジャパンカップ(GI)、コックスプレート(豪GI)、オーストラリアンカップ(豪GI)、ウインフィールドS(豪GI)、カンターラS(豪GI)、マッキノンS(豪GI)、レイルウエイS(豪GI)、ローソンS(豪GI)ほか
  3. Octagonal(1992.10.8)
    →コックスプレート(豪GI)、オーストラリアンダービー(豪GI)、オーストラリアンカップ(豪GI)、アンダーウッドS(豪GI)、カンタベリーギニーズ(豪GI)、サイアーズプロデュースS(豪GI)、チッピングノートンS(豪GI)、メルセデスクラシック(豪GI)2回、ローズヒルギニーズ(豪GI)ほか
  4. Saintly(1992.9.21)
    →メルボルンカップ(豪GI)、コックスプレート(豪GI)、オーストラリアンカップ(豪GI)、CFオーアS(豪GI)ほか
  5. Might and Power(1993.10.6)
    →メルボルンカップ(豪GI)、コックスプレート(豪GI)、コールフィールドC(豪GI)、ドゥームベンC(豪GI)、メルセデスクラシック(豪GI)、ヤルンバS(豪GI)ほか
  6. Sunline(1995.9.29)
    →コックスプレート(豪GI)2回、オールエイジドS(豪GI)2回、クールモアクラシック(豪GI)2回、ドンカスターH(豪GI)2回、フライトS(豪GI)、マニカトS(豪GI)、ワイカトスプリント(新GI)2回ほか
  7. Northerly(1996.10.17)
    →コックスプレート(豪GI)2回、オーストラリアンカップ(豪GI)2回、アンダーウッドS(豪GI)2回、コーフィールドC(豪GI)、ヤルンバS(豪GI)、レイルウェイS(豪GI)ほか
  8. Makybe Diva(1999.3.21)
    →メルボルンカップ(豪GI)3回、コックスプレート(豪GI)、オーストラリアンカップ(豪GI)、シドニーC(豪GI)、ザBMW(豪GI)ほか
  9. So You Think(2006.11.10)
    →コックスプレート(豪GI)2回、アンダーウッドS(豪GI)、マッキノンS(豪GI)、ヤルンバS(豪GI)、エクリプスS(英GI)、プリンスオブウェールズS(英GI)、愛チャンピオンS(GI)、タタソールズゴールドC(愛GI)2回ほか
  10. Winx(2011.9.14)
    →コックスプレート(豪GI)4回、ジョージライダーS(豪GI)4回、チッピングノートンS(豪GI)4回、クイーンエリザベスS(豪GI)3回、ジョージメインS(豪GI)3回、ターンブルS(豪GI)2回、ウィンクスS(豪GI)、エプソムH(豪GI)、クイーンズランドオークス(豪GI)、コーフィールドS(豪GI)、ドンカスターマイル(豪GI)ほか。なんですのん「GI25勝」って^^;

と、豪州の競馬の殿堂入りを果たした馬が11頭を数えます。リスグラシュー、そんな並み居るオセアニアの名馬たちが制したレースの勝ち馬として、豪州の競馬ファンに強い印象を残したのではないでしょうか。

リスグラシュー、昨秋の第43回エリザベス女王杯(GI)を制したあたりから完全に本格化を果たし、前走の第60回宝塚記念(GI)でもキセキ(2014.5.13)以下を3馬身突き放すなど、ミドルディスタンスにおいて牡馬と互角以上の走りを見せ続けています。黒鹿毛の流星よろしく、「優美な百合」という意味の馬名の通り、目元涼やかなべっぴんさんのリスグラシュー。優美さに強さと速さ、そして海外遠征にも負けない精神力を携えて、2010年代後期を飾る名牝の1頭として、その名を歴史に刻みました。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。