タイムフライヤー 牡 鹿毛 2015.2.1生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・松田国英厩舎
ハーツクライ 鹿毛 2001.4.15 種付け時活性値:1.25 | サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 | ★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 | Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 | Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
アイリッシュダンス 鹿毛 1990.3.26 | トニービン 鹿毛 1983.4.7 | カンパラ 1976.2.19 | |
Severn Bridge 1965 | |||
ビユーパーダンス 黒鹿毛 1983.2.26 | Lyphard 1969.5.10 | ||
My Bupers 1967.6.1 | |||
タイムトラベリング 鹿毛 2004.1.12 仔受胎時活性値:0.50 | ブライアンズタイム 黒鹿毛 1985.5.28 種付け時活性値:0.50 | Roberto 鹿毛 1969.3.16 | Hail to Reason 1958.4.18 |
Bramalea 1959.4.12 | |||
Kelley’s Day 鹿毛 1977.5.11 | Graustark 1963.4.7 | ||
Golden Trail 1958.3.5 | |||
ジョリーザザ 鹿毛 1991.2.21 仔受胎時活性値:1.00 | Alzao 鹿毛 1980.2.28 種付け時活性値:0.50 | Lyphard 1969.5.10 | |
Lady Rebecca 1971.2.28 | |||
Bold Lady 栗毛 1974.2.27 仔受胎時活性値:2.00 | ボールドラツドUSA 栗毛 1962.4.23 種付け時活性値:0.75 | ||
Tredam 栗毛 1966 仔受胎時活性値:1.75 |
<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4、Lyphard4×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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ハーツクライ (Halo系) | ブライアンズタイム (Roberto系) | Alzao (Lyphard系) | ボールドラツドUSA (Bold Ruler系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ハーツクライ (サンデーサイレンス) | 5.25 | 伯父タイムパラドックス (No. 14) | 6番仔 (6連産目) |
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着 順 | 馬 番 | 馬名 | 性齢 | 斤 量 | 騎手 | 走破 時計 | 着差 | 上り 3F | 馬体重 [前走比] | 調教師 | 人 気 |
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1 | 7 | タイムフライヤー | 牡2 | 55 | C.デムーロ | 2:01.4 | 35.5 | 456 [-4] | 松田国英 | 1 | |
2 | 15 | ジャンダルム | 牡2 | 55 | 武豊 | 2:01.6 | 1 1/4 | 36.2 | 494 [+10] | 池江泰寿 | 4 |
3 | 13 | ステイフーリッシュ | 牡2 | 55 | 中谷雄太 | 2:01.6 | クビ | 35.9 | 450 [0] | 矢作芳人 | 8 |
4 | 9 | サンリヴァル | 牡2 | 55 | 田辺裕信 | 2:02.0 | 2 1/2 | 37.4 | 490 [+8] | 藤岡健一 | 5 |
5 | 17 | ナスノシンフォニー | 牝2 | 54 | 吉田隼人 | 2:02.0 | クビ | 36.2 | 456 [-4] | 武井亮 | 10 |
2017年の第34回ホープフルS(GI)。GI昇格初回を制したのは、1番人気に推されたタイムフライヤーとクリスチャン・デムーロ騎手。1000m通過が59秒6と、速めに流れた中山芝2000mの2歳戦。道中は馬群後方に構えたタイムフライヤーとデムーロ騎手、4角で外に持ち出した時の脚色が素晴らしく、先に抜け出していたジャンダルム(2015.4.25)と武豊騎手を捉えると、決勝点までまっしぐらに駆けました。タイムフライヤー、GI昇格初回の王者に相応しい、強い勝ちっぷりでした。その馬名意味は「時を超える者」 。
では、以下にタイムフライヤーのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
ジョリーザザ 1991.2.21 4勝 |タイムパラドックス 1998.5.23 16勝 ジャパンカップダート(GI) JBCクラシック(統一GI)2回 帝王賞(統一GI) 川崎記念(統一GI)ほか |タイムトラベリング 2004.1.12 1勝 ||タイムフライヤー 2015.2.1 (本馬) ホープフルS(GI) 萩S(OP)ほか
母タイムトラベリングの全兄である伯父タイムパラドックスは現役時代に16勝を挙げ、第5回ジャパンカップダート(現チャンピオンズC)、JBCクラシック2回(第5回、第6回)、第28回帝王賞、第54回川崎記念、ブリーダーズGC(当時統一GII)、平安S(GIII)、アンタレスS(GIII)、白山大賞典(統一GIII)と重賞9勝。タイムパラドックスは、6歳以降の活躍が目覚ましく、6歳~8歳に掛けて、ジーワン5勝を重ねました。特に2006年の第6回JBCクラシックは、日本競馬史上初めてとなる「8歳馬による平地ジーワン勝利」の大偉業でした。
タイムパラドックス、ジャングルポケット(1998.5.7)、アグネスタキオン(1998.4.13)、クロフネ(1998.3.31)、マンハッタンカフェ(1998.3.5)等、強力世代として知られる1998年生まれ世代を代表する名馬の一角です。なお、名前を挙げたクロフネは、タイムフライヤーを管理される松田国英調教師に初めてのGI制覇をプレゼントした馬でもありました。
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競馬を見ていると”Time Flies”と、本当に思います。
そう。時は駆け、血は通い、馬と人とが巡りあい、物語はあまねく続いて行くのです。
タイムフライヤーが、さらに時を駆けたその先にも、幸多からんことを。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。