Desert Crown(2019.3.2)-第243回英ダービー(GI)の勝ち馬-

Result

Desert Crown(デザートクラウン) 牡 鹿毛 2019.3.2生 英国・Strawberry Fields Stud生産 馬主・Saeed Suhail 英国・Sir Michael Stoute厩舎

Desert Crown(2019.3.2)の4代血統表
Nathaniel
鹿毛 2008.4.24
種付け時活性値:0.50【10】

Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Magnificient Style
黒鹿毛 1993.3.21
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Mia Karina
黒鹿毛 1983.3.21
Icecapade 1969.4.4
Basin 1972.2.29
Desert Berry
鹿毛 2009.5.10
仔受胎時活性値:0.25【9】
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
種付け時活性値:0.25【25】
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Foreign Courier
鹿毛 1979.4.11
Sir Ivor 1965.5.5
Courtly Dee 1968.3.8
Foreign Language
栗毛 2003.4.14
仔受胎時活性値:1.25【5】
Distant View
栗毛 1991.5.9
種付け時活性値:0.75【11】
Mr. Prospector 1970.1.28
Seven Springs 1982.4.19
Binary
栗毛 1993.2.26
仔受胎時活性値:0.25【9】
Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
種付け時活性値:0.75【11】
Balabina
黒鹿毛 1984.2.28
仔受胎時活性値:2.00【8】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4、Nearctic5×5×5、Mr. Prospector5×4>

Desert Crown(2019.3.2)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Nathaniel
(Galileo系)
Green Desert
(Danzig系)
Distant View
(Mr. Prospector系)
Rainbow Quest
(Red God系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Distant View
(Desert Berry)
3.75 半兄が香GIII勝ち馬
(No. 1-p)
5番仔?
(2連産目?)

*

2022年の第243回英ダービー(GI。エプソムダウンズ芝12F6y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Desert Crown 牡3 58.1 Richard Kingscote 2:36.38 Sir Michael Stoute 1
2 6 Hoo Ya Mal 牡3 58.1 David Probert 2 1/2 Andrew Balding 16
3 16 Westover 牡3 58.1 Rob Hornby アタマ Ralph Beckett 8
4 7 Masekela 牡3 58.1 Andrea Atzeni 5 1/2 Andrew Balding 13
5 1 Changingoftheguard 牡3 58.1 Wayne Lordan 1 A P O’Brien 4
デザートクラウンが英ダービーを圧勝、スタウト師は6度目の栄冠 | JRA-VAN Ver.World
 今年で243回目を迎えた英ダービー(3歳、セン馬不可、芝12ハロン)が現地4日にエプソム競馬場で17頭により争われ、好位を追走の1番人気デザートクラウンが鞍上のステッキ一発だけで後続を2馬身1/2差

2022年の第243回英ダービー。先日5月29日の日曜日に死去されたレスター・ピゴット氏を偲び「In Memory of Lester Piggott」の副題も添えられた一戦。

Lester Piggott(1935.11.5~2022.5.29)-レスター・ピゴット。英ダービー9勝の伝説の騎手、逝く-
Lester Piggott(1935.11.5~2022.5.29)-レスター・ピゴット。英ダービー9勝の伝説の騎手、逝く-

そんな英ダービーの第243代勝ち馬となったのはDesert Crown。17頭立て、目隠しをして1番最後のゲートインとなった1番人気のDesert Crown、道中は終始5、6番手の外側を追走。タッテナムコーナーをいい感じで越えると、直線、1頭だけ明らかに手応えの違うDesert Crown。鞍上のリチャード・キングスコート騎手がラスト2ハロンで追い出し抜け出しに掛かると、後はDesert Crownとキングスコート騎手の世界。ラスト1ハロンで1発だけ右ムチが入れば、後続を尻目にもうひと伸びして、決勝点では2と2分の1馬身差を着けての快勝。

Desert Crown、昨年2021年11月のノッティンガム芝8ハロン75ヤードのメイドンを5と2分の1馬身差、今年5月のヨーク10ハロン56ヤードのダンテS(英GII)を3と4分の1馬身差、そして6月の英ダービーを2と2分の1馬身差と、いずれも2着を引き離しての勝利で3戦3勝。無敗での英ダービー制覇は、2015年の第236回を制したGolden Horn(2012.3.27)以来7年ぶりのことと相成りました。

カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の弐拾参)-Golden Horn(2012.3.27)-
Golden Horn(ゴールデンホーン) 牡 鹿毛 2012.3.27生 英国・Hascombe and Valiant Studs生産 馬主・Anthony Oppenheimer氏 英国・John Gosden厩舎

Desert CrownとGolden Horn。2頭共に祖父の代にGreen Desertを持ち、2頭共にノッティンガムでデビューし、ダンテSを経由しての英ダービー制覇という共通点があります。

*

Desert Crownの鞍上キングスコート騎手は35歳で英国GI初勝利が栄光の英ダービーとなりました。そしてまたDesert Crownを管理されるのは「Sir」マイケル・スタウト調教師。日本でもSingspiel(1992.2.25)ピルサドスキー(1992.4.23)によるジャパンカップ(GI)連覇で知られる名伯楽スタウト師、英ダービーの勝利は第202回のShergar(1978.3.3)、第207回のシャーラスタニ(1983.3.27)、第224回のKris Kin(2000.3.5)、第225回のNorth Light(2001.3.1)、第231回のワークフォース(2007.3.14)に続いて今回が6勝目(!!)。馬主のサイード・スハイル氏はKris Kinに続く英ダービー2勝目。スハイル氏はワークフォースの父である英2000ギニー(GI)馬キングズベスト(1997.1.24)の馬主でもあり、スタウト師とのコンビで活躍馬を送り出されています。

*

Desert Crown。無敗で英ダービーの王冠を蹄中に収めて挑む先はどのような路線になりますでしょうか。欧州のクラシックホースの王道路線になるのであれば、秋には東京優駿(GI)勝ち馬との凱旋門賞(仏GI)での激突も見られるかも知れません。Desert Crown、英ダービー馬の次走以降を、東洋の空の下から注目しておきたいと思います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#今回の英ダービーは上述の通り「In Memory of Lester Piggott」という副題が添えられました。Desert Crownの5代血統表内にはSir Ivor(1965.5.5)Nijinsky(1967.2.21)Roberto(1969.3.16)と、ピゴット騎手と共にエプソムダウンズ芝12ハロンの勝者となった馬3頭の名前があります。たまたまとは言え、勝ち馬の血統表の中に見える馬からも、ピゴットさんを偲ぶ英ダービーとなったのではないでしょうか。