Bay Bridge(2018.4.1)-第145回英チャンピオンS(GI)の勝ち馬-

Result

Bay Bridge(ベイブリッジ) 牡 鹿毛 2018.4.1生 英国・London Thoroughbred Services Ltd生産 馬主・James Wigan & Ballylinch Stud 英国・Sir Michael Stoute厩舎

Bay Bridge(2018.4.1)の4代血統表
New Bay
栗毛 2012.2.14
種付け時活性値:1.25【5】
Dubawi
鹿毛 2002.2.7
Dubai Millennium
鹿毛 1996.3.20
Seeking the Gold 1985.4.7
Colorado Dancer 1986.2.13
Zomaradah
鹿毛 1995.2.21
Deploy 1987.5.15
Jawaher 1989.5.13
Cinnamon Bay
栗毛 2004.3.9
Zamindar
鹿毛 1994.4.7
▲Gone West 1984.3.10
Zaizafon 1982.1.18
Trellis Bay
鹿毛 1996.3.17
Sadler’s Wells 1981.4.11
Bahamian 1985.2.8
Hayyona
鹿毛 2010.2.22
仔受胎時活性値:1.75【7】
Multiplex
鹿毛 2003.4.8
種付け時活性値:1.50【6】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Shirley Valentine
黒鹿毛 1989.5.11
Shirley Heights 1975.3.1
Slightly Dangerous 1979.4.8 ♀
Shemriyna
鹿毛 2002.4.15
仔受胎時活性値:1.75【7】
キングオブキングス
鹿毛 1995.2.27
種付け時活性値:1.50【6】
Sadler’s Wells 1981.4.11
Zummerudd 1981.5.9
Shemaya
黒鹿毛 1996.2.5
仔受胎時活性値:1.25【5】
Darshaan
黒鹿毛 1981.4.18
種付け時活性値:1.50【14】
Shemaka
鹿毛 1990.3.21
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Sadler’s Wells4×4、Shirley Heights4×5×5、Slightly Dangerous(♀)4×5、Mr. Prospector5×5(父方)、Northern Dancer5×5×5、Mill Reef5×5>

Bay Bridge(2018.4.1)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
New Bay
(Mr. Prospector系)
Multiplex
(デインヒル系)
キングオブキングス
(Sadler’s Wells系)
Darshaan
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Multiplex
(Hayyona)
6.00 伯父が仏GII馬
(No. 3-o)
3番仔?

*

2022年の第145回英チャンピオンS(GI。アスコット芝9F212y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 3 Bay Bridge 牡4 60.3 Richard Kingscote 2:09.46 Sir Michael Stoute 3
2 1Adayar 牡4 60.3 William Buick 1/2 Charlie Appleby 2
3 8 My Prospero 牡3 58.5 Tom Marquand ハナ William Haggas 4
4 2Baaeed 牡4 60.3 Jim Crowley 1 1/4 William Haggas 1
5 9 Stone Age 牡3 58.5 Ryan Moore 1 1/2 A P O’Brien 6
雨に泣いたバーイード、引退戦の英チャンピオンSで不敗神話が潰える | JRA-VAN Ver.World
 デビューからG1レース6連勝を含む10連勝のキャリアを築いてきたバーイードが、現地15日のG1英チャンピオンステークス(アスコット競馬場、3歳以上、芝10ハロン)で引退レースに臨み、最初で最後の黒星

2022年の第145回英チャンピオンS。「競馬に絶対は無い」と改めて思わされる結果となりました。戦前まで10戦10勝、この英チャンピオンSで有終の美を飾るはずだったBaaeed(2018.4.8)。

Baaeed(2018.4.8)-第51回英インターナショナルS(GI)の勝ち馬-
Baaeed(バーイード) 牡 鹿毛 2018.4.8生 英国・Shadwell Estate Company Limited生産 馬主・Shadwell Estate Company Ltd 英国・William Haggas厩舎

けれど「そうはさせない」と立ちはだかったのは、同じ英国生まれの2018年生まれ世代の同期生でした。Bay Bridge、9頭立て、おむすび型コースであるアスコット芝9ハロン212ヤード、稍重の馬場を道中は内ラチ沿いの先行3番手。最後の直線500mでは外から先に抜け出そうとした2021年の英ダービー(GI)馬にして“キング・ジョージ”(英GI)の勝ち馬Adayar(2018.3.31)、Baaeedとステーブルメイトの3歳馬My Prospero(2019.5.4)、そして最内からBay Bridge。その3頭の叩き合いの更に外から伸びようとしたBaaeedでしたが、跳ねる度に芝と土が舞う重い馬場に脚を取られて、自慢の鋭脚を披露できず。最後は、水色の帽子と「エンジ、水色襷」の勝負服をまとったリチャード・キングスコート騎手に鼓舞されたBay Bridgeが、Adayarを半馬身振り切ったところがゴール地点。勝負事は「強い者が勝つのではなく、勝った者が強い」。Bay Bridge、見事な勝ちっぷりでした。

Bay Bridgeの鞍上のキングスコート騎手は今年2022年の英ダービーをDesert Crown(2019.3.2)で勝利されて注目されましたが、

Desert Crown(2019.3.2)-第243回英ダービー(GI)の勝ち馬-
Desert Crown(デザートクラウン) 牡 鹿毛 2019.3.2生 英国・Strawberry Fields Stud生産 馬主・Saeed Suhail 英国・Sir Michael Stoute厩舎

Desert Crownも「Sir」マイケル・スタウト調教師の管理馬でした。英国のトップトレーナーの一角にして、Singspiel(1992.2.25)-Baaeedの祖母父でもあります-とピルサドスキー(1992.4.23)によるジャパンカップ(GI)連覇でも知られるスタウト師、英チャンピオンSはピルサドスキーによる1997年の第120回、Kalanisi(1996.3.27)による2000年の第123回に続く、22年ぶり3度目の勝利。エリザベス2世女王陛下の所有馬を多く管理されたことでも知られるスタウト師、女王崩御の年に英王室ゆかりのアスコット競馬場で開催されるブリティッシュチャンピオンズデーのメインレース制覇は、感慨深いものだったのではないでしょうか。

Bay Bridgeは2歳時の2020年は2戦して3着、4着だったものの、3歳時の2021年の4月にニューカッスル・オールウェザー10ハロン42ヤードのノービスを勝ち上がると、5月のニューベリー芝10ハロンのハンデ戦、10月のヨーク芝10ハロンのハンデ戦、同じく10月のニューマーケット芝10ハロンのジェームズシーモアS(英L)と間に休みをはさみながら4連勝。

そして4歳時の今年2022年の5月にサンダウン芝10ハロンのブリガディアジェラードS(英GIII)も勝って5連勝でグループレース初勝利を遂げると、6月のロイヤルアスコット芝9ハロン212ヤードのプリンスオブウェールズS(英GI)において現地ブックメーカーで1番人気に推されたもののState of Rest(2018.4.11)から1馬身差の2着。同レースには本邦からシャフリヤール(2018.4.13)も出走して4着でしたね。ともあれGIで通用する能力を見せたBay Bridge、7月のエクリプスS(英GI)でも1番人気に推されたもののVadeni(2019.3.26)の5着。そうして3ヶ月ぶりとなった10月の英チャンピオンSで強敵を相手に自ら勝ちに行く競馬を見せ、同期の大物2頭をまとめて破り、自身初のGI制覇と相成りました。

不敗神話が潰えたBaaeedは、デビュー戦が4着以外は負け無しだった父Sea The Stars(2006.4.6)とは逆に、引退レースが4着となりました。とはいえ、10連勝で見せたパフォーマンスの素晴らしさは褪せるものではなく、特に弊サイトで最初にBaaeedを紹介したサセックスS(英GI)で勝利を収めた際の差し脚の鋭さは目を瞠るものでした。

Baaeed(2018.4.8)-第136回サセックスS(英GI)の勝ち馬-
Baaeed(バーイード) 牡 鹿毛 2018.4.8生 英国・Shadwell Estate Company Limited生産 馬主・Shadwell Estate Company Ltd 英国・William Haggas厩舎

Baaeed、来年2023年からは種牡馬として、その身体能力を遺憾なく伝えてほしいものです。またBay BridgeとAdayarは今年は英チャンピオンSで走り納めなものの、来年も現役続行のようですので、10ハロン路線の上級レースで再戦もあるのでしょう。Bay Bridgeは競走成績からはポン駆けが得意のようにも見えますので、来年の復帰戦も楽しみにしたいものです(^^)

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。