第141回コーフィールドC(豪GI)の勝ち馬-Best Solution(2014.4.17)-

Result

Best Solution(ベストソリューション) 牡 鹿毛 2014.4.17生 愛国・Cecil And Martin McCracken生産 馬主・Godolphin 英国・Saeed bin Suroor厩舎

Best Solution(2014.4.17)の4代血統表
Kodiac
鹿毛 2001.4.28
種付け時活性値:1.00
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty 1968.4.15
Spring Adieu 1974.5.10
Rafha
鹿毛 1987.2.19
Kris
栗毛 1976.3.23
Sharpen Up 1969.3.17
Doubly Sure 1971.5.3
Eljazzi
鹿毛 1981.4.12
アーテイアス 1974.2.26
Border Bounty 1965
Al Andalyya
栗毛 2008.2.14
仔受胎時活性値:1.25
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
種付け時活性値:0.25
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
Kushnarenkovo
鹿毛 2003.5.5
仔受胎時活性値:1.00
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.25
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Eva Luna
鹿毛 1992.5.9
仔受胎時活性値:0.50
Alleged
鹿毛 1974.5.4
種付け時活性値:0.25
Media Luna
鹿毛 1981.4.14
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×4、Natalma5×5×5、Special(♀)5×5>

Best Solution(2014.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Kodiac
(Danzig系)
Kingmambo
(Mr. Prospector系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
Alleged
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Sadler’s Wells
(Al Andalyya)
3.25 ワークフォースと同牝系
(No. 14-c)
2番仔?
(2連産目?)

*

https://youtu.be/cH6-_BOYk4k
2018年の第141回コーフィールドC(豪GI。コーフィールド芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Best Solution 牡4 57.5 Pat Cosgrave 2:33.72 Saeed bin Suroor 5
2 13 Homesman せん4 53 Ben Melham 短アタマ Liam Howley 4
3 2 The Cliffsofmoher 牡4 56.5 Hugh Bowman 1 3/4 A P O’Brien 2
4 8 Duretto せん6 54.5 Dwayne Dunn 1 Andrew Balding 11
5 7 The Taj Mahal 牡4 55 James McDonald 3/4 Liam Howley 6

2018年の第141回コーフィールドC。日本からチェスナットコート(2014.5.8)、ソールインパクト(2012.1.31)の2頭が参戦して注目された一戦を制したのは、ゴドルフィン唯1頭の刺客、Best Solution。道中はチェスナットコートを前に見、ソールインパクトを後ろに従えるような形で先行4番手を進み、残り600mを切ったあたりでThe Taj Mahal(2014.1.28)がマクリ加減でペースを上げたところを一緒に行ったのが、最高の解決策。最終コーナーを回ったところでは単騎先頭だったBest Solution、最後はHomesman(2014.5.26)に激しく詰め寄られましたが、僅かに凌いだところが決勝点。Best Solution、第128回ベルリン大賞(独GI)、第146回バーデン大賞(独GI)、そしてコーフィールドCと南北の半球をまたいでのGI3連勝、これはお見事でした。

では、以下にBest Solutionの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Eva Luna 1992.5.9 4勝 パークヒルS(英GIII)ほか
|Moon Search 1999.2.25 4勝 ロワイヤリュー賞(仏GII)
|Brian Boru 2000.3.16 英セントレジャーS(GI) レーシングポストT(英GI)ほか
|Soviet Moon 2001.4.8 不出走
||ワークフォース 2007.3.14 4勝 英ダービー(GI) 凱旋門賞(仏GI) ブリガディアジェラードS(英GIII)ほか
|Kitty O'Shea 2002.4.23 2勝
||Kissable 2008.3.14 2勝 モイグレアスタッドS(愛GI)3着ほか
|Kushnarenkovo 2003.5.5 1勝 ノーブレスS(愛GIII)2着
||Al Andalyya 2008.2.14 0勝
|||Best Solution 2014.4.17 (本馬) コーフィールドC(豪GI) バーデン大賞(独GI) ベルリン大賞(独GI)ほか
||Cape Clear Island 2012.5.8 2勝 オカール賞(仏GII)2着ほか
|Sea Moon 2008.3.6 6勝 ハードウィックS(英GII) グレートヴォルティジュールS(英GII) ハーバートパワーS(豪GII)ほか

おなじみの14号族c分枝系。「Peerless Polly」ことPretty Polly(1901)を開祖とするこの分枝系は社台さんがお好きな牝系としても知られています。ガーサント(1949.4.5)、ハンターコム(1967)、ノーザンテースト(1971.3.15)、キャロルハウス(1985.3.5)、ワークフォースの輸入種牡馬、牝馬ではアドラーブル(1989.3.28)など。閑話休題、Best Solutionの曾祖母Eva Lunaからの分枝ではBrian Boru、ワークフォースに続いてBest Solutionが3頭目のGI勝ち馬となりました。

Best Solutionは、7月のプリンセスオブウェールズS(英GII)、8月のベルリン大賞、9月のバーデン大賞、そして10月のコーフィールドCと、12ハロン戦ばかり月1走のペースをしっかり守って4連勝。この後は”the race that stops a nation”の第158回メルボルンカップ(豪GI)でしょうか。フレミントン芝3200mの大一番は、2018年11月6日火曜日の開催です。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#余談。Best Solutionの4代血統構成にはアーティアスが見えますが、アーティアスの牝系も14号族c分枝系です。アーティアスのWikipedia日本語版の記事がやけに手厚いのですけれど、素敵な方がいらっしゃるものです(^^)
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