第132回カルロス・ペレグリーニ国際大賞(亜GI)の勝ち馬-Nao Da Mais(2016.9.27)-

Result

Nao Da Mais(ナオンダマイス) 牡 鹿毛 2016.9.27生 伯国・Haras Phillipson生産 馬主・Haras Phillipson 伯国・A F Barbosa厩舎

Nao Da Mais(2016.9.27)の4代血統表
T. H. Approval(USA)
芦毛 2001.5.1
種付け時活性値:1.50
With Approval
芦毛 1986.5.9
Caro
芦毛 1967.4.11
フオルテイノ 1959.4.19
Chambord 1955
Passing Mood
栗毛 1978.3.20
Buckpasser 1963.4.28
Cool Mood 1966.4.7
Potrichal
鹿毛 1988.7.7
Potrillazo
鹿毛 1982
Ahmad 1975
Azalee 1976
Chaldee
栗毛 1978
Banner Sport 1970.3.12
Gevar 1971
Espetacular(BRZ)
鹿毛 2007.8.18
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Pitu Da Guanabara(BRZ)
芦毛 1996.8.24
種付け時活性値:0.50
▲Ringaro
芦毛 1979.3.31
Caro 1967.4.11
Guanajibena 1971.1.21
Seattle
黒鹿毛 1989.10.14
Southern Halo 1983.2.9
Searching 1981
Tell Suit(ARG)
鹿毛 1982.9.28
仔受胎時活性値:2.00
Two Harbors(USA)
鹿毛 1970.3.2
種付け時活性値:0.875
Dr. Fager 1964.4.6
Cequillo 1956.4.2
Tell Tale(GB)
鹿毛 1972
仔受胎時活性値:0.375
Tamerlane(GB)
鹿毛 1952
種付け時活性値:0.75
All Hail(GB)
鹿毛 1964
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Caro3×4>

Nao Da Mais(2016.9.27)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
T. H. Approval
(フオルテイノ系)
Pitu Da Guanabara
(フオルテイノ系)
Two Harbors
(Himyar系)
Tamerlane
(Bahram系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
T. H. Approval
(Chaldee)
6.125 or 4.125 ゲンテンと同牝系
(No. 21-a)
5番仔?
(5連産目?)

*

2019年の第132回カルロス・ペレグリーニ国際大賞(亜GI。サンイシドロ芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 12A Nao Da Mais 牡3 54 Lavor Carlos G.A. 2:24.96 Barbosa Florio A. 12
2 14 Mirinaque 牡3 53.5 Fernandes Goncalves Francisco 3/4 Munoz Maria Cristina 1
3 15 Pure Nelson 牡5 60 Ricardo Jorge Antonio クビ San Millan Rosana Mariel 16
4 9 Imperador 牡3 53.5 Pereyra William 1/2 Pena Diego 5
5 16 Tetaze 牡3 54 Calvente Gustavo Emiliano 1 1/2 Saldivia Juan Franco 4

2019年の第132回カルロス・ペレグリーニ国際大賞。毎年実況アナウンサーの方の巻き舌にしびれることでおなじみの「南米の凱旋門賞」。その第132回を制したのは伯国からやって来たNao Da Mais。シダージ・ジャルジン芝1500mの2歳GIジュリアーノ・マルティンス大賞(伯GI)、シダージ・ジャルジン芝1600mのジョアン・アデマール・ジ・アウメイダ・プラド大賞(伯GI)、そしてシダージ・ジャルジン芝2400mのデルビー・パウリスタ大賞(伯GI)と戦前まで伯国GI3勝を遂げていた3歳牡馬、23頭立ての一戦を逃げて自分のペースで行き切ったところが、サンイシドロ芝2400mの決勝点。4分の3馬身抑えた相手は、カルロス・ペレグリーニ国際大賞の開催国である亜国のナシオナル大賞(亜GI)、ポージャ・デ・ポトリージョス大賞(亜GI)とクラシック二冠を制していたMirinaque(2016.8.20)。前走11月9日にそれぞれの国や地域でダービーにあたるレースを勝利していた3歳牡馬どうしのワンツーとなりました。なお、伯国馬の勝利は2012年の第125回を制したGoing Somewhere(2009.10.20)以来7年ぶりのことであり、Going SomewhereもNao Da Maisと同じフィリップソン牧場のオーナーブリード馬にして、管理も同じアフォンソ・F.バルボーザ調教師でした。

さて、Nao Da Maisの最優性先祖と判断した父T. H. Approvalは現役時代に7勝を挙げ、その主な勝ち鞍にサンフアンカピストラーノ招待H(米GII)2回、サンセットBCH(米GII)、デルマーH(米GII)と、芝11ハロンから芝14ハロンまでの米GII4勝を遂げました。

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T. H. Approvalは米国産馬ですが、ボトムラインは8代母Numida(1912)から亜国で継承されており、南米の縁もあってか2008年から宇国で種牡馬供用されたようです。また、T. H. Approvalの母Potrichalは、ナシオナル大賞とセレクシオン大賞(亜GI)の勝ち馬にして輸入繁殖牝馬のポトリザリス(1995.8.22)の全姉であり、T. H. Approvalの従妹にディアデラノビア(2002.1.28)、従姪にディアデラマドレ(2010.2.22)、従甥にドレッドノータス(2013.3.9)がいます。併せて、冠名「T. H. 」からお分かりになる方もいらっしゃるかと思いますが、T. H. Approvalのオーナーブリーダーは「Tadahiro Hotehama」、即ち保手浜忠弘氏です。日本の中央で走らせる馬には「カミノ」、地方で走らせる馬には「イナリ」、そして外国で買い付けた馬には「ティエッチ」(=保手浜忠弘氏の英字イニシャルの略称)の冠名で知られました。そんな保手浜氏の持ち馬で、国内において最も知られているのは、やはりイナリワン(1984.5.7)

Nao Da Maisの血統構成に戻ると、父系と母父系が共にフォルティノ系であり、Caro3×4のクロスがあります。Caroのクロス持ちということでは、昨年2018年の第131回を制したIl Mercato(2015.11.9)と共通しています。0の理論的には、Nao Da Maisは母父系のCaroがイエロー0化されているため、キレイに処理されているという判断です。また、Nao Da Maisは母Espetacularと祖母Tell Suitの年齢差が25歳であり、高齢出産による世代進展の遅さがボトムラインに見られます。祖母父Two Harbors、曾祖母父Tamerlaneに持つ馬はそうは現れず、中島国治氏のかつての言を借りれば「アンティーク」な先祖がNao Da Maisの血統の特徴となっているというところでしょうか。

洋の東西、南北を問わず、地球のどこかで馬の血統はつながっていると改めて思わされた、2019年の第132回カルロス・ペレグリーニ国際大賞でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。