第12回アルクォズスプリント(UAE・GI)の勝ち馬

Result

Jungle Cat 牡 鹿毛 2012.4.5生 愛国・Darley生産 馬主・Godolphin UAE・Charlie Appleby厩舎

Jungle Cat(2012.4.5)の4代血統表
Iffraaj
鹿毛 2001.1.22
種付け時活性値:0.50
Zafonic
鹿毛 1990.4.1
Gone West
鹿毛 1984.3.10
Mr. Prospector 1970.1.28
Secrettame 1978.3.15
Zaizafon
栗毛 1982.1.18
The Minstrel 1974.3.11
Mofida 1974.3.21
Pastorale
栗毛 1988.3.22
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
Mike’s Wildcat
栗毛 2000.3.10
仔受胎時活性値:0.75

Forest Wildcat
黒鹿毛 1991.5.14
種付け時活性値:0.00
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Victoria Beauty
栗毛 1972.5.28
Bold Native 1965.4.30
Abifaith 1964.4.17
Old Flame
栗毛 1993.4.6
仔受胎時活性値:1.50
ブラックタイアフェアー
芦毛 1986.4.1
種付け時活性値:1.50
Miswaki 1978.2.22
Hat Tab Girl 1979.5.4
Mistyray
芦毛 1986.5.1
仔受胎時活性値:1.50
In Reality
鹿毛 1964.3.1
種付け時活性値:1.25
Another Clown
芦毛 1968.2.20
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、Raise a Native5×5、Secretariat5×5、Northern Dancer5×4×5>

Jungle Cat(2012.4.5)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Iffraaj
(Mr. Prospector系)
Forest Wildcat
(Storm Cat系)
ブラックタイアフェアー
(Mr. Prospector系)
In Reality
(Intent系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ブラックタイアフェアー
(Miswaki)
4.00 近親にペルー最優秀古馬牝馬
(No. 32)
7番仔?
(前年産駒なし後?)

*

2018年の第12回アルクォズスプリント(UAE・GI。メイダン芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 10 Jungle Cat 牡6 57 James Doyle 1:09.37 Charlie Appleby
2 5 Stormy Liberal せん6 57 Joel Rosario 1/2 Peter Miller
3 9 Conquest Tsunami せん6 57 Victor Espinoza 1 1/2 Peter Miller
4 2 Washington DC 牡5 57 Ryan Moore 1 1/4 A P O’Brien
5 4 Illustrious Lad せん6 57 Anthony Darmanin 1 Peter Gelagotis

2018年の第12回アルクォズスプリント。前々走のアルファヒディフォート(UAE・GII)、前走のナドアルシバターフスプリントと、2018年に入ってから連勝を遂げていたJungle Cat。連勝の勢いはこの大一番でも発揮され、Stormy Liberal(2012.4.12)、Conquest Tsunami(2012.4.12)という米国・ピーター・ミラー厩舎の同じ誕生日生まれの2頭を退けて、Jungle Cat、見事に3連勝でGI初制覇を遂げました。

Jungle Catの牝系は米国で継承されている32号族。私は、32号族の活躍馬は初めて見ました。地味な世代交代がなされているようですが、それでもJungle Catの母Mike’s WildcatはアストリアSという米国のリステッドレースの勝ち馬であり、曾祖母Another Clownからの別分枝にはミゲルグラウ提督賞(秘GII)を制し、ペルー最優秀古馬牝馬に選出されたArdanza(1989.4.27)がいます。

Jungle Catの最優性先祖である祖母父ブラックタイアフェアーは現役時代に18勝を挙げ、その主な勝ち鞍に第8回ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、フィリップHアイズリンH(米GI)、ミシガンマイル&ワンエイスH(米GII)、ワシントンパークH(米GII)、ホーソンゴールドCH(米GII)、コモンウェルスBCS(米GIII)2回、コーンハスカーH(米GIII)、スティーブンフォスターH(米GIII)、エクワポイズマイル(米GIII)、シェリダンS(米GIII)とグレードレース11勝を遂げ、満5歳時の1991年、エクリプス賞年度代表馬に選出された叩き上げの名馬。前述のグレードレース11勝のうち7勝を満5歳時に制しています。また、グレードレース勝ちは7ハロンから10ハロンであり、満4歳時の1990年には第7回ブリーダーズカップ・スプリント(米GI)でSafely Kept(1986.4.7)、Dayjur(1987.2.6)に続く3着に入るなど距離適性の範囲が広い活躍馬でした。

そんなブラックタイアフェアーの代表産駒を示しておきます。以下、代表産駒と共に示すGレースのレース名および格付けは、いずれも施行当時のものです。

  1. Formal Gold(1993.4.20)
    →ドンH(米GI)、 ウッドワードS(米GI)ほか
  2. Evening Attire(1998.2.14)
    →ジョッキークラブゴールドC(米GI)ほか
  3. フジノウェーブ(2002.4.27)
    →JBCスプリント(JpnI)、東京盃(JpnII)ほか
  4. ワシントンカラー(1994.4.21)
    →根岸S(GIII)2回、ガーネットS(GIII)、クリスタルC(GIII)ほか
  5. License Fee(1995.3.6)
    →ボールストンスパBCH(米GIII)、シックスティセイルズH(米GIII)、ギャロレットH(米GIII)、ジャストアゲームBCH(米GIII)ほか

ブラックタイアフェアー自身が頑健かつ晩生だった特性を受け継いだ代表産駒たち。日本で走ったフジノウェーブ、ワシントンカラーも短距離路線で息の長い活躍を見せてくれました。

  

Jungle Cat。地道に走ってきて満6歳時に開花。遅咲きのスプリンターに幸多からんことを。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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