セイウンスカイ(1995.4.26)-五十音にて名馬を辿る(No.14)-

Series

セイウンスカイ 牡 芦毛 1995.4.26生~2011.8.16没 鵡川町・西山牧場生産 馬主・西山牧場 美浦・保田 一隆厩舎

セイウンスカイ(1995.4.26)の4代血統表
シェリフズスター
芦毛 1985.4.27
種付け時活性値:0.25【9】
ポツセ
栗毛 1977.5.15
Forli
栗毛 1963.8.10
Aristophanes 1948
Trevisa 1951
In Hot Pursuit
鹿毛 1971.5.12
★Bold Ruler 1954.4.6
Lady Be Good 1956.3.9
Castle Moon
芦毛 1975
Kalamoun
芦毛 1970.4.30
ゼダーン 1965
Khairunissa 1960
Fotheringay
鹿毛 1964
Right Royal 1958.3.23
La Fresnes 1953
シスターミル
栃栗毛 1990.4.8
仔受胎時活性値:1.00【4】
ミルジヨージ
鹿毛 1975.4.12
種付け時活性値:1.50【14】
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
Never Bend 1960.3.15
Milan Mill 1962.2.10
Miss Charisma
鹿毛 1967
Ragusa 1960.6.15
マタテイナ 1960
スイトアンジユレ
鹿毛 1985.4.18
仔受胎時活性値:1.00【4】
★モガミ
青鹿毛 1976.5.18
種付け時活性値:0.00【8】
Lyphard 1969.5.10
ノーラツク 1968.4.25
アンジユレスイート
栗毛 1979.4.4
仔受胎時活性値:1.25【5】
カーネルシンボリ
鹿毛 1971.2.22
種付け時活性値:1.75【7】
スイートフランス
栗毛 1972.2.18
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5、Grey Sovereign5×5>

セイウンスカイ(1995.4.26)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
シェリフズスター
(Forli系)
ミルジヨージ
(Mill Reef系)
★モガミ
(Lyphard系)
カーネルシンボリ
(My Babu系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
カーネルシンボリ
(Milesian)
4.75 スイートミトゥーナと同牝系
(No. 23-b)
初仔

*

1998年の第58回皐月賞(GI。中山芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢騎手走破
時計
着差調教師
13セイウンスカイ牡3横山 典弘2:01.3保田 一隆2
212キングヘイロー牡3福永 祐一2:01.41/2坂口 正大3
318スペシャルウィーク牡3武 豊2:01.61白井 寿昭1
41エモシオン牡3松永 幹夫2:02.13小林 稔4
54ディヴァインライト牡3岡部 幸雄2:02.23/4伊藤 正徳5

1998年の第58回皐月賞。横山典弘騎手がテン乗りで挑んだクラシック第1弾。内枠を利して先行2番手からの押し切り勝ち。横山騎手のゴール後のガッツポーズも印象に残っています。

*

1998年の第33回京都大賞典(GII。京都芝外2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
11セイウンスカイ牡357横山典弘2:25.61-1-1-134.8476
[+6]
保田一隆4
23メジロブライト牡459河内洋2:25.7クビ4-4-4-434.5456
[-14]
浅見秀一1
37シルクジャスティス牡459藤田伸二2:26.027-6-6-734.7464
[+4]
大久保正陽3
46ステイゴールド牡457熊沢重文2:26.21.1/24-4-4-435.1434
[+8]
池江泰郎2
54ローゼンカバリー牡558吉田豊2:27.056-6-6-435.8484
[+6]
鈴木康弘5

1998年の第33回京都大賞典。私、現地でこの京都大賞典を見ていたのです。初めての古馬相手の一戦、別定重量のGII戦を逃げ切り勝ちは、サスガに皐月賞馬。今にして思えば、次の大一番の予行演習がなされていたのでしょう。

*

1998年の第59回菊花賞(GI。京都芝3000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢騎手走破
時計
着差調教師
14セイウンスカイ牡3横山 典弘3:03.2レコード保田 一隆2
217スペシャルウィーク牡3武 豊3:03.83・1/2白井 寿昭1
315エモシオン牡3松永 幹夫3:03.9クビ小林 稔5
411メジロランバート牡3吉田 豊3:03.9アタマ谷原 義明8
59キングヘイロー牡3福永 祐一3:03.9ハナ坂口 正大3

1998年の第59回菊花賞。自身が逃げて刻んだ京都芝3000mの勝ち時計3分3秒2は、菊花賞レコードどころか当時の世界レコード。ただただ、素晴らしい勝ちっぷり。真っ青な空の下、青雲の志が果たされた瞬間でした。

*

1999年の第47回日経賞(GII。中山芝2500m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
17セイウンスカイ牡458横山典弘2:35.32-2-2-135.6476
[-4]
保田一隆1
23セイウンエリア牡456岡部幸雄2:36.255-5-4-236.3528
[+2]
前田禎6
31ステイゴールド牡557熊沢重文2:36.3クビ11-11-9-735.9422
[-12]
池江泰郎2
411メジロランバート牡456吉田豊2:36.72.1/27-7-9-736.3452
[0]
谷原義明3
52シグナスヒーロー牡757加藤和宏2:36.8クビ10-10-9-936.4510
[0]
田中清隆8

1999年の第47回日経賞。1995年生まれ世代のシェリフズスター産駒、血統登録数29頭の内の2頭によるGIIワンツーフィニッシュ。それにしてもセイウンスカイ、横綱競馬での5馬身差圧勝。3角から4角の手応えの良さにシビれます。

*

1999年の第35回札幌記念(GII。札幌芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
13セイウンスカイ牡459横山典弘2:00.17-7-2-235.9482
[+8]
保田一隆1
28ファレノプシス牝455武豊2:00.21/210-10-10-835.4440
[+6]
浜田光正2
32ツクバシンフォニー牡656四位洋文2:00.948-8-5-336.4492
[-2]
伊藤正徳8
46ダイワテキサス牡657蛯名正義2:01.0クビ5-5-5-836.6470
[-2]
増沢末夫3
54ダイワカーリアン牡656岡部幸雄2:01.0アタマ1-1-1-136.9506
[-8]
二ノ宮敬宇9

1999年の第35回札幌記念。前年1998年の現年齢表記3歳GIにおける2冠牡馬、2冠牝馬のワンツーフィニッシュ。セイウンスカイが道中後方に構える姿を見て「おやっ!?」と思われた方も多かったでしょう。けれど、どんなレース運びでも、強いものは強い。GI2勝馬の矜持を見た思いでした。

*

セイウンスカイ。同期生がエルコンドルパサー(1995.3.17)グラスワンダー(1995.2.18)スペシャルウィーク(1995.5.2)ファレノプシス(1995.4.4)エリモエクセル(1995.5.18)等、私にとっても印象深い、強力1995年生まれ世代の牡馬クラシック二冠馬。現年齢表記3歳時の京都大賞典を現地で見ていたのもそうですが、4歳時の天皇賞・春(GI)3着時も現地でその走りを見ていました。

セイウンスカイ、栗色ががった芦毛の逃げっぷり、まぶたを閉じれば一瞬。忘れ難き駿馬の1頭です。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[セイウンスカイ(1995.4.26)の主な競走成績]

  1. 皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、札幌記念(GII)、日経賞(GII)、京都大賞典(GII)
  2. 弥生賞(GII)
  3. 天皇賞・春(GI)

通算13戦7勝、2着1回、3着1回。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

このサイトの管理人、『秋の京都はやっぱりHampton系』って思ったのは、セイウンスカイの京都大賞典から菊花賞の連勝によるものだったそうです。

マイシンザン
マイシンザン

翌年1999年のナリタトップロード(1996.4.4)の菊花賞、翌々年2000年のティコティコタック(1997.3.11)の秋華賞(GI)も、その意を強めることになったそうな。