ステイゴールド(1994.3.24)-五十音にて名馬を辿る(No.13)-

Series

ステイゴールド 牡 黒鹿毛 1994.3.24生~2015.2.5没 白老町・白老ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・池江 泰郎厩舎

ステイゴールド(1994.3.24)の4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.75【7】

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.44
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947.5.18
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
仔受胎時活性値:1.25【5】
デイクタス
栗毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.00【20】
Sanctus
鹿毛 1960.2.28
Fine Top 1949.4.12
Sanelta 1954
Doronic
栗毛 1960.3.25
Worden 1949.3.7
Dulzetta 1954.2.9
ダイナサツシユ
鹿毛 1979.3.16
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75【7】
Northern Dancer 1961
Lady Victoria 1962
ロイヤルサツシユ
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.00【12】
Princely Gift
鹿毛 1951
種付け時活性値:1.50【14】
Sash of Honour
栗毛 1957
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】

<5代血統表内のクロス:なし>

ステイゴールド(1994.3.24)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Halo系)
デイクタス
(Fine Top系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Princely Gift
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サンデーサイレンス 6.25 or 4.25 伯父サツカーボーイ
(No. 1-t)
2番仔
(2連産目)

*

2000年の第114回目黒記念(GII。東京芝2500m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 14 ステイゴールド 牡6 58 武 豊 2:33.2 9-9-10-9 35.3 430
[-2]
池江 泰郎 1
2 3 マチカネキンノホシ 牡4 57 岡部 幸雄 2:33.4 1 1/4 5-4-4-3 35.9 534
[+4]
藤沢 和雄 2
3 4 スエヒロコマンダー 牡5 57 四位 洋文 2:33.7 2 6-6-5-3 36.1 430
[-16]
松元 茂樹 5
4 12 ロングカイウン 牡7 51 菊沢 隆徳 2:33.9 1 1/4 12-12-12-11 35.7 460
[0]
長浜 博之 14
5 6 ロードプラチナム 牡4 56 柴田 善臣 2:33.9 ハナ 8-7-7-6 36.2 466
[+4]
伊藤 雄二 3

*

2001年の第48回日経新春杯(GII。京都芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 1 ステイゴールド 牡7 58.5 藤田 伸二 2:25.8 3-3-3-3 34.4 436
[+6]
池江 泰郎 5
2 6 サンエムエックス 牡5 55 松永 幹夫 2:26.0 1 1/4 1-1-1-1 34.8 504
[+6]
松田 正弘 2
3 9 ヤマニンリスペクト 牡4 54 福永 祐一 2:26.3 1 3/4 5-6-7-6 34.7 512
[+6]
浅見 秀一 3
4 3 ホワイトハピネス 牡4 51 小原 義之 2:26.4 3/4 5-6-5-5 35.0 448
[+2]
小原 伊佐美 7
5 5 イブキヤマノオー 牡6 54 幸 英明 2:26.5 クビ 11-11-11-9 34.6 486
[+2]
領家 政蔵 8

*

2001年の第4回ドバイシーマクラシック(UAE・GII。ナド・アルシバ芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 14 ステイゴールド 牡7 56 武 豊 2:28.23 池江 泰郎 12
2 5 ファンタスティックライト 牡5 56 Frankie Dettori ハナ Saeed bin Suroor 1
3 13 Silvano 牡5 56 Andreas Suborics 2 A Wohler 4
4 4 Endless Hall 牡5 56 Jamie Spencer 2 1/2 Luca Cumani 5
5 6 Give The Slip 牡4 56 David Romero Flores 1 1/4 Saeed bin Suroor 6

*

2001年の第8回香港ヴァーズ(GI。シャティン芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 9 ステイゴールド 牡7 57.2 武 豊 2:27.80 池江 泰郎 1
2 3 Ekraar 牡4 57.2 Frankie Dettori アタマ Saeed bin Suroor 4
3 5 Indigenous せん8 57.2 Douglas Whyte 6 3/4 I W Allan 7
4 14 Foundation Spirit 牡3 55.3 Thierry Thulliez 1 1/4 F Doumen 9
5 4 Helene Vitality せん5 57.2 B Marcus 短アタマ David A Hayes 9

*

ステイゴールド。競走馬としての大団円は2001年の香港ヴァーズで果たされた訳ですが、そこに至るまでを年齢別(現年齢表記)に確認しますと、

  • 2歳時(1996年)
    →2戦0勝[0-0-1-0]
  • 3歳時(1997年)
    →10戦3勝[3-3-0-4]
  • 4歳時(1998年)
    →11戦0勝[0-6-2-3]。天皇賞・春(GI)2着、宝塚記念(GI)2着、天皇賞・秋(GI)2着、ダイヤモンドS(GIII)2着、有馬記念(GI)3着、目黒記念(GII)3着
  • 5歳時(1999年)
    →10戦0勝[0-1-4-5]。天皇賞・秋(GI)2着、宝塚記念(GI)3着、日経賞(GII)3着、金鯱賞(GII)3着、鳴尾記念(GII)3着
  • 6歳時(2000年)
    →10戦1勝[1-2-1-6]。目黒記念(GII)1着、AJCC(GII)2着、日経賞(GII)2着、京都記念(GII)3着
  • 7歳時(2001年)
    →7戦3勝[3-0-0-4]。香港ヴァーズ(GI)1着、ドバイシーマクラシック(UAE・GII)1着、日経新春杯(GII)1着

小柄な黒鹿毛の勝ち切れない姿に多くのファンが付いたステイゴールド。6歳時の目黒記念を制した折には土曜日開催のGIIにも関わらず大きな声援と拍手に包まれました。

競走馬ステイゴールドがその持ち得る力を最大限に見せ付けたのは齢重ねた7歳時。年の初戦となる日経新春杯を58.5kgのトップハンデものかは勝利を収めると、返す刀で挑んだ初めての海外遠征ドバイシーマクラシックではファンタスティックライト(1996.2.13)を「ハナ」だけ捉えて海外GII制覇。秋の初戦となった京都大賞典(GII)は先頭でゴールを駆け抜けるもナリタトップロード(1996.4.4)に対するインターフェアにより失格。天皇賞・秋(GI)をアグネスデジタル(1997.5.15)の7着、ジャパンカップ(GI)をジャングルポケット(1998.5.7)の4着として臨んだ引退レースが香港ヴァーズ。ゴドルフィンブルーの勝負服を見つけるとそれを追うようにして駆けたのは春のドバイシーマクラシックと同じ。Ekraar(1997.2.13)を「アタマ」だけ交わしたところが、日本生産調教馬による史上初の海外GI優勝。通算50戦で積み重ねた賞金も日本円にして10億円を超えていました。

#ステイゴールドの末脚によりGI勝ちの金看板をすんでの所で逃してしまったEkraarですが、自身最後のレースとなった2003年のジョッキークラブ大賞(伊GI)でGI初勝利を遂げました。

*

そんなステイゴールド。ほんとうの意味での真価を発揮したのは世代を重ねる仕事に就いてからでした。代表産駒を連ねますと、、、

  1. オルフェーヴル(2008.5.14)
    →東京優駿(GI)、有馬記念(GI)2回、皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、宝塚記念(GI)、産経大阪杯(GII)、神戸新聞杯(GII)、スプリングS(GII)、フォワ賞(仏GII)2回、凱旋門賞(仏GI)2着2回ほか
  2. ドリームジャーニー(2004.2.24)
    →有馬記念(GI)、宝塚記念(GI)、朝日杯フューチュリティS(GI)、産経大阪杯(GII)、神戸新聞杯(JpnII)、朝日チャレンジC(GIII)、小倉記念(JpnIII)ほか
  3. ナカヤマフェスタ(2006.4.5)
    →宝塚記念(GI)、セントライト記念(JpnII)、東京スポーツ杯2歳S(JpnIII)、凱旋門賞(仏GI)2着ほか
  4. ゴールドシップ(2009.3.6)
    →有馬記念(GI)、皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、天皇賞・春(GI)、宝塚記念(GI)2回、阪神大賞典(GII)3回、神戸新聞杯(GII)、共同通信杯(GIII)ほか
  5. フェノーメノ(2009.4.20)
    →天皇賞・春(GI)2回、日経賞(GII)、セントライト記念(GII)、青葉賞(GII)ほか
  6. レッドリヴェール(2011.2.19)
    →阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、札幌2歳S(GIII)ほか。牝馬
  7. レインボーライン(2013.4.1)
    →天皇賞・春(GI)、阪神大賞典(GII)、アーリントンC(GIII)ほか
  8. アドマイヤリード(2013.3.18)
    →ヴィクトリアマイル(GI)ほか。牝馬
  9. ウインブライト(2014.5.12)
    →香港カップ(GI)、クイーンエリザベス2世カップ(香GI)、中山記念(GII)2回、スプリングS(GII)、中山金杯(GIII)、福島記念(GIII)ほか
  10. インディチャンプ(2015.2.21)
    →安田記念(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)、マイラーズC(GII)、東京新聞杯(GIII)ほか
  11. マイネルネオス(2003.3.30)★
    →中山グランドジャンプ(J・GI)ほか
  12. オジュウチョウサン(2011.4.3)
    →中山大障害(J・GI)3回、中山グランドジャンプ(J・GI)6回、阪神スプリングジャンプ(J・GII)3回、東京ハイジャンプ(J・GII)2回、東京ジャンプS(J・GIII)ほか

豊かな才能とやんちゃくれな感じが仔に伝わりました。そしてまた、やはり池江泰郎厩舎の先輩であるメジロマックイーン(1987.4.3)の牝駒との相性の良さが特筆されます。グランプリ2勝のドリームジャーニー&金色の三冠馬オルフェーヴルの超絶兄弟、4年連続GI勝ちのゴールドシップ。GI3勝以上のスーパーホースを輩出する組み合わせ。血統的な見解は色々あれど、端的な「Phalaris系とTourbillon系のニックス」の好例が立て続けに現れました。そうして、サンデーサイレンスとメジロマックイーンの「仲良さ」が孫の代で花開いたという感もありました^^;

ステイゴールドの血は祖父の代となっても輝きを失わず、ラッキーライラック(2015.4.3)エポカドーロ(2015.2.15)マルシュロレーヌ(2016.2.4)ユーバーレーベン(2018.1.27)と既に4頭の直孫のGI勝ち馬が輩出されています。いやビックリしましたね、マルシュロレーヌのブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI)勝ちは(^^)。成されたのは親子3代の海外Gレース制覇という大偉業でした。

ステイゴールド、その黄金旅程は自身1代の物語ではなく、絶えずあまねく、サラブレッドの血統の中で続いて行きます。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[ステイゴールド(1994.3.24)の主な競走成績]

  1. 香港ヴァーズ(GI)、ドバイシーマクラシック(UAE・GII)、日経新春杯(GII)、目黒記念(GII)
  2. 天皇賞・秋(GI)2回、天皇賞・春(GI)、宝塚記念(GI)、日経賞(GII)、AJCC(GII)、ダイヤモンドS(GIII)
  3. 有馬記念(GI)、宝塚記念(GI)、京都記念(GII)、鳴尾記念(GII)、金鯱賞(GII)、日経賞(GII)、目黒記念(GII)

通算50戦7勝、2着12回、3着8回。

*

 当時管理した池江泰郎元調教師は「絵に描いたようなラストラン。外国に行くと日本では考えられない脚で伸びる不思議な馬でした」と振り返る。

「黄金旅程」ステイゴールド、旅の終わりとなった01年香港ヴァーズで「善戦マン」ついに返上 : スポーツ報知

マイシンザン
マイシンザン

海外では周りに自分と同じサンデーサイレンスさんの血を持つ馬がいないので「勝つ!!」と燃えたんかな。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

0の理論的にはそういう解釈になりますかね。

マイシンザン
マイシンザン

ともあれ、競走成績も種牡馬成績もホンマに立派やった、ステイゴールド。