SS以降のエクリプス賞年度代表馬を辿る(其の参)-ブラックタイアフェアー(1986.4.1)-

Horse of the Year

ブラックタイアフェアー(Black Tie Affair) 牡 芦毛 1986.4.1生~2010.7.1没 愛国・Stephen D. Peskoff生産 馬主・Edward P. Swyer→Jeffrey Sullivan 米国・Walter C.Reese→Ernie T.Poulos厩舎

ブラックタイアフェアー(1986.4.1)の4代血統表
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:1.75
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Hopespringseternal
栗毛 1971.5.27
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Rose Bower
栗毛 1958.3.24
Princequillo 1940
Lea Lane 1952
Hat Tab Girl
芦毛 1979.5.4
仔受胎時活性値:1.50
Al Hattab
芦毛 1966
種付け時活性値:1.00
The Axe
芦毛 1958.5.15
★Mahmoud 1933
Blackball 1950
Abyssinia
芦毛 1953
Abernant 1946
Serengeti 1944
Desperate Action
栗毛 1971.5.25
仔受胎時活性値:1.75
Bold Commander
鹿毛 1960.4.7
種付け時活性値:0.50
Bold Ruler 1954.4.6
High Voltage 1952
Crafty Alice
栗毛 1964
仔受胎時活性値:1.50
Crafty Admiral
鹿毛 1948
種付け時活性値:1.75
Thelma Berger
栗毛 1947
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5×5>

ブラックタイアフェアー(1986.4.1)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Al Hattab
(Blenheim系)
Bold Commander
(Bold Ruler系)
Crafty Admiral
(Teddy系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
Miswaki6.75 or 4.75半弟が伊GI馬
(No. 9-f)
3番仔?
(3連産目?)

*

1991年のフィリップHアイズリンH(米GI。モンマスパーク・ダート9F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
17ブラックタイアフェアー牡554.0P. Day1:47.80E. Poulos3
24Farma Way牡455.3C. McCarronクビD. Lukas1
31Chief Honcho牡452.2M. Smith1/2W. Mott4
46Silver Survivor牡550.3A. Gryder3 1/4G. Hild6
55Marquetry牡454.0G. Stevens1/2R. Frankel1

*

1991年の第8回ブリーダーズカップ・クラシック(米GI。チャーチルダウンズ・ダート10F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
18ブラックタイアフェアー牡557.2J D Bailey2:02.80E Poulos2
29Twilight Agenda牡557.2C McCarron1 1/4D Wayne Lukas6
37Unbridled牡457.2C Perret2 1/2Carl Nafzger4
45Fly So Free牡355.3J SantosクビF Schulhofer9
510Strike the Gold牡355.3Patrick A Valenzuela1/2Nicholas Zito5

*

1991年のエクリプス賞年度代表馬、ブラックタイアフェアー。満5歳秋、デビュー43戦目のGI初勝利となったフィリップHアイズリンH、そして引退の花道を飾った45戦目のブリーダーズカップ・クラシック。↑ではGI2勝だけをピックアップしましたが、実は、スティーブンフォスターH(米GIII)、ミシガンマイル&ワンエイスH(米GII)、コーンハスカーH(米GIII)、フィリップHアイズリンH、ワシントンパークH(米GII)、そしてブリーダーズカップ・クラシックと米グレードレース6連勝。古馬になってから実が入るMiswakiの血、叩き上げられたブラックタイアフェアー、開花してからはお見事でした。

そんなブラックタイアフェアーの代表産駒を示しておきます。以下、代表産駒と共に示すGレースのレース名および格付けは、いずれも施行当時のものです。

  1. Formal Gold(1993.4.20)
    →ドンH(米GI)、 ウッドワードS(米GI)ほか
  2. Evening Attire(1998.2.14)
    →ジョッキークラブゴールドC(米GI)ほか
  3. フジノウェーブ(2002.4.27)
    →JBCスプリント(JpnI)、東京盃(JpnII)ほか
  4. ワシントンカラー(1994.4.21)
    →根岸S(GIII)2回、ガーネットS(GIII)、クリスタルC(GIII)ほか
  5. License Fee(1995.3.6)
    →ボールストンスパBCH(米GIII)、シックスティセイルズH(米GIII)、ギャロレットH(米GIII)、ジャストアゲームBCH(米GIII)ほか

ブラックタイアフェアー自身が頑健かつ晩生だった特性を受け継いだ代表産駒たち。代表産駒筆頭であるFormal Goldは、本企画の後続記事にて紹介するSkip Away(1993.4.4)に対して通算4勝2敗と勝ち越しており、英語版Wikipediaにも記事がある強豪でした。また、日本で走ったフジノウェーブ、ワシントンカラーは、短距離路線で息の長い活躍を見せてくれました。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[ブラックタイアフェアー(1986.4.1)の主な競走成績]

  1. ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、フィリップHアイズリンH(米GI)、ミシガンマイル&ワンエイスH(米GII)、ワシントンパークH(米GII)、ホーソンゴールドC(米GII)、コモンウェルスBCS(米GIII)2回、コーンハスカーH(米GIII)、スティーブンフォスターH(米GIII)、エクワポイズマイル(米GIII)、シェリダンS(米GIII)
  2. カーターH(米GI)
  3. ブリーダーズカップ・スプリント(米GI)、レイザーバックH(米GII)

通算45戦18勝、2着9回、3着6回。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ブラックタイアフェアーさん、通算45戦18勝、2着9回、3着6回。ホントに叩き上げという感じですね。

マイシンザン
マイシンザン

俺、ひ弱やから、絶対無理やわ。