ニッポーテイオー(1983.4.21)

1986年 函館記念(GⅢ) | ニッポーテイオー | JRA公式 https://www.youtube.com/watch?v=lua66SVmJm0 Pedigree
1986年 函館記念(GⅢ) | ニッポーテイオー | JRA公式 https://www.youtube.com/watch?v=lua66SVmJm0

ニッポーテイオー 牡 鹿毛 1983.4.21生~2016.8.16没 静内・千代田牧場生産 馬主・山石祐一氏 美浦・久保田金造厩舎

ニッポーテイオー(1983.4.21)の4代血統表
リイフオー
黒鹿毛 1975.4.1
種付け時活性値:1.75【7】
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
Court Martial 1942.3.20
Barra 1950
Klaizia
黒鹿毛 1965.5.17
Sing Sing
鹿毛 1957
Tudor Minstrel 1944.2.16
Agin the Law 1946
Klainia
鹿毛 1960
Klairon 1952
Kalitka 1954
チヨダマサコ
鹿毛 1977.4.3
仔受胎時活性値:1.25【5】
ラバージヨン
栗毛 1971.2.23
種付け時活性値:1.25【5】
Damascus
鹿毛 1964.4.14
Sword Dancer 1956.4.24
Kerala 1958.5.12
Evening Primrose
鹿毛 1964
Nashua 1952.4.14
Blue Grotto 1957.4.29
ミスオーハヤブサ
鹿毛 1973.3.11
仔受胎時活性値:0.75【3】
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.00【12】
Milesian 1953
Paleo 1953
ワールドハヤブサ
栗毛 1967.3.30
仔受胎時活性値:1.25【5】
ダイハード
栃栗毛 1957
種付け時活性値:0.25【9】
オーハヤブサ
黒鹿毛 1959.3.3
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:My Babu5×5(母方)>

ニッポーテイオー(1983.4.21)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リイフオー
(Lyphard系)
ラバージヨン
(Damascus系)
パーソロン
(My Babu系)
ダイハード
(Never Say Die系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
リイフオー
(Klaizia)
5.00
(【5】+【3】+【5】+【7】)
半妹タレンテイドガール
(No. 12ビユーチフルドリーマー系)
2番仔
(2連産目)

*

1986年の第4回ニュージーランドT4歳S(GIII。東京芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 ニッポーテイオー 牡3 56 郷原洋行 1:36.8 3-2 48.1 458
[0]
久保田金造 2
2 3 ダイナフェアリー 牝3 54 柴崎勇 1:37.4 3.1/2 3-4 48.7 416
[+2]
鈴木康弘 4
3 1 リードトリプル 牡3 56 河内洋 1:37.7 2 6-6 48.5 444
[+4]
服部正利 1
4 5 ゲイリーマッハ 牡3 56 増沢末夫 1:37.9 1.1/4 2-2 49.3 466
[0]
鈴木勝太郎 3
5 4 キングフローリック 牡3 56 蛯沢誠治 1:38.6 4 1-1 50.1 422
[-8]
久保田敏夫 5

*

1986年の第22回函館記念(GIII。函館芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 4 ニッポーテイオー 牡3 55 郷原洋行 1:58.6 1-1-1-1 36.5 466
[+6]
久保田金造 2
2 6 トウホーカムリ 牡5 54 松永幹夫 1:58.9 2 9-8-4-3 36.6 472
[-2]
山本正司 4
3 8 ドウカンヤシマ 牡6 56 大塚栄三郎 1:59.2 2 5-4-2-4 37.0 480
[+2]
田中朋次郎 6
4 1 ウインザーノット 牡6 60.5 柴田政人 1:59.2 ハナ 2-4-8-5 36.4 468
[-2]
高松邦男 1
5 3 ポールホーラー 牡4 51 飯田明弘 1:59.8 3.1/2 9-10-2-2 37.6 452
[-2]
荻野光男 8

*

1986年の第29回スワンS(GII。京都芝1400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 14 ニッポーテイオー 牡3 55 郷原洋行 1:21.5 3-2 46.3 464
[+2]
久保田金造 1
2 8 アサクサエリート 牡4 57 飯田明弘 1:21.9 2.1/2 8-7 46.3 466
[0]
佐藤征助 5
3 6 コーリンオー 牡5 58 小屋敷昭 1:22.0 3/4 3-3 46.7 444
[+6]
白井寿昭 7
4 15 タカラスチール 牝4 55 田島良保 1:22.2 1.1/2 5-3 46.8 462
[+4]
坂本栄三郎 3
5 5 トウショウペガサス 牡7 58 田原成貴 1:22.3 クビ 15-14 45.6 514
[-6]
奥平真治 8

*

1987年の第32回京王杯スプリングC(GII。東京芝1400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 8 ニッポーテイオー 牡4 57 郷原洋行 1:21.8 6-4 46.1 476
[+6]
久保田金造 1
2 5 ダイナアクトレス 牝4 54 東信二 1:22.1 1.3/4 6-8 46.3 452
[+26]
矢野進 9
3 16 セントシーザー 牡5 57 河内洋 1:22.3 1 2-2 47.0 486
[+6]
橋口弘次郎 4
4 13 ダイナシュート 牝5 55 柴崎勇 1:22.6 1.3/4 11月10日 46.6 424
[+4]
矢野進 14
5 18 リードトリプル 牡4 56 田島信行 1:22.8 1.1/4 3-3 47.3 456
[0]
服部正利 7

*

1987年の第96回天皇賞・秋(GI。東京芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 4 ニッポーテイオー 牡4 郷原 洋行 1:59.7 久保田 金造 1
2 6 レジェンドテイオー 牡4 蛯沢 誠治 2:00.5 5 田村 駿仁 6
3 1 アサカツービート 牡6 安田 富男 2:00.6 クビ 元石 正雄 13
4 11 トチノニシキ 牝5 大塚 栄三郎 2:00.8 1・1/4 栗田 博憲 11
5 10 ウインドストース 牡4 杉浦 宏昭 2:00.9 クビ 二本柳 俊夫 4

*

1987年の第4回マイルチャンピオンシップ(GI。京都芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 11 ニッポーテイオー 牡4 郷原 洋行 1:34.9 久保田 金造 1
2 4 セントシーザー 牡5 河内 洋 1:35.7 5 橋口 弘次郎 3
3 1 ミスターボーイ 牡5 村本 善之 1:35.9 1 中尾 正 6
4 9 シマノファイン 牝3 田島 良保 1:36.3 2・1/2 福永 甲 9
5 13 ダイナフェアリー 牝4 武 豊 1:36.4 クビ 鈴木 康弘 5

*

1988年の第38回安田記念(GI。東京芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 6 ニッポーテイオー 牡5 郷原 洋行 1:34.2 久保田 金造 1
2 11 ダイナアクトレス 牝5 河内 洋 1:34.4 1 矢野 進 2
3 10 ミスターボーイ 牡6 蛯沢 誠治 1:34.4 アタマ 中尾 正 9
4 2 ホクトヘリオス 牡4 柴田 善臣 1:34.5 1/2 中野 隆良 4
5 12 フレッシュボイス 牡5 柴田 政人 1:34.7 1・1/4 境 直行 3

*

信頼された名マイラー、ニッポーテイオー。通算21戦8勝、2着8回、3着2回。連対率76.2%、複勝率85.7%と、勝っても負けても馬券圏内には絡んでくれることが多かったニッポーテイオー。こと1600m以下ならば10戦6勝、2着4回。つまりは連対率100%というサスガの成績。

そんなニッポーテイオーの真価は、天高く馬肥ゆる秋を迎えた現年齢表記4歳秋以降に発揮されました。1987年の第96回天皇賞・秋を5馬身差勝ち、第4回マイルチャンピオンシップを5馬身差のレースレコード勝ちと圧倒的な強さを見せてGI連勝。明けて1988年の第38回安田記念でも同じ1983年生まれ世代の好敵手だった名牝ダイナアクトレス(1983.5.4)を抑えてレースレコード勝ち。実が入った馬の強さを見せてくれたのでした。

前段で「実が入った馬の強さ」と書きましたが、ニッポーテイオーは2歳時のデビューの折は458kgの馬体だったものの、天皇賞・秋を制する4歳時には482kgまで成長していました。日本の伝統牝系をボトムラインに持つ馬は、成長力に富む印象がありますけれど、ニッポーテイオーは早くから才能の片鱗を見せつつ、その能力を全開にしたのは古馬になってからでした。

ニッポーテイオーのGI初制覇は上述の通り1987年の第96回天皇賞・秋。「同一牝系馬の連動する活躍」は、まま見られる現象ですが、「兄妹による天皇賞・秋(GI)とエリザベス女王杯(GI)の連勝」は、昭和末期から平成初頭によく見られました。

  1. ニッポーテイオー(1983.4.21)とタレンティドガール(1984.4.27)
    →1987年。本稿の主役ニッポーテイオー、半妹タレンティドガールと共に1ヶ月の間に兄妹でGI3勝の荒稼ぎ
  2. タマモクロス(1984.5.23)とミヤマポピー(1985.5.26)
    →1988年。ミヤマポピーの父であるカブラヤオー(1972.6.13)は、全妹ミスカブラヤ(1976.3.31)がエリザベス女王杯の勝ち馬
  3. サクラチトセオー(1990.5.11)サクラキャンドル(1992.4.9)
    →1995年。小島太騎手はサクラキャンドルによるエリザベス女王杯が、騎手として最初で最後の京都競馬場におけるGI勝利

賢兄賢妹の3兄妹、いずれも血の勢いを感じさせます。ニッポーテイオーの半妹タレンティドガール、「才媛」は「究極の美しさ」マツクスビユーテイ(1984.5.3)の牝馬三冠を阻んでのエリザベス女王杯制覇でした。

  

ニッポーテイオー、その豊かな才能と成長力と鍛錬で距離も克服した、昭和末期の名マイラー。生命力の強さでも存在感を発揮し、33歳まで長生きした、真の名馬の1頭でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[ニツポーテイオー(1983.4.21)の主な競走成績]

  1. 天皇賞・秋(GI)、安田記念(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)、京王杯スプリングC(GII)、スワンS(GII)、函館記念(GIII)、ニュージーランドT4歳S(GIII)
  2. 宝塚記念(GI)2回、安田記念(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)、京王杯スプリングC(GII)、毎日王冠(GII)、ラジオたんぱ賞(GIII)、京成杯(GIII)
  3. 毎日王冠(GII)、弥生賞(GIII)

通算21戦8勝、2着8回、3着2回。

ニッポーテイオー|名馬メモリアル|競馬情報ならJRA-VANN
競馬史に偉大な足跡を残したニッポーテイオーを紹介します。