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マーベラスクラウン(1990.3.19)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.14)-

Series

マーベラスクラウン(Marvelous Crown) せん 栗毛 1990.3.19生~2007.6.2没 新冠・早田牧場新冠支場生産 馬主・笹原貞生氏 栗東・大沢真厩舎→船橋・新井康夫厩舎

マーベラスクラウン(1990.3.19)の4代血統表
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:0.75【11】
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Hopespringseternal
栗毛 1971.5.27
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Rose Bower
栗毛 1958.3.24
Princequillo 1940
Lea Lane 1952

モリタ(NZ)
栗毛 1978.10.30
仔受胎時活性値:0.625【10.5】


Harbor Prince(USA)
栗毛 1969.5.2
種付け時活性値:0.125【8.5】
Prince John
栗毛 1953.4.6
Princequillo 1940
Not Afraid 1948
Hornpipe
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Sugar Bun 1946
Cathmoi(NZ)
栗毛 1972
仔受胎時活性値:1.25【5】
Alvaro(GB)
鹿毛 1965
種付け時活性値:1.625【6.5】
Rockefella 1941
Aldegonde 1955
Untried(NZ)
栗毛 1964
仔受胎時活性値:1.75【7】
The Summit(NZ)
青鹿毛 1951
種付け時活性値:1.00【12】
Cordial(NZ)
鹿毛 1957
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Princequillo4×4、Count Fleet5×5、Nasrullah5×5(父方)、Hyperion5×5(母方)>

マーベラスクラウン(1990.3.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Harbor Prince
(Princequillo系)
Alvaro
(Rockefella系)
The Shummit
(Son-in-Law系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Alvaro
(Rockefella)
5.125 母が新オークス馬
(No. 13-a)
5番仔
(2連産目)

*

1994年の第14回ジャパンカップ(GI。東京芝2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 4 マーベラスクラウン せん4 南井 克巳 2:23.6  大沢 真 6
2 3 パラダイスクリーク 牡5 P.デイ 2:23.6 ハナ W.モット 2
3 15 ロイスアンドロイス 牡4 横山 典弘 2:23.8 1・1/4 松山 康久 8
4 12 エルナンド 牡4 C.アスムッセン 2:24.0 1・1/4 F.ブータン 4
5 10 サンドピット 牡5 C.S.ナカタニ 2:24.0 クビ R.マンデラ 1

1994年の第14回ジャパンカップ。この年は密かに2組の兄弟対決がなされていたのです。まず1組目はリュパン賞(仏GI)の勝ち馬Johann Quatz(ヨハンクアッツ。1989.2.22)とジョッケクルブ賞(仏GI)の勝ち馬Hernando(エルナンド。1990.2.8)というGI兄弟。結果は兄が12着、弟が4着。そして2組目がハリウッドターフH(米GI)の勝ち馬Grand Flotilla(グランドフロティラ。1987.2.25)と、京都大賞典(GII)勝ちから挑んで来た「せん馬」マーベラスクラウン。結果は兄が8着同着、弟が1着。2組の兄弟対決は、共に弟に軍配が上がるという結果でした。

けれど競馬ファンは、叶うのであれば「日本の最強兄弟」の対決を見たかったのかも知れません。ビワハヤヒデ(1990.3.10)ナリタブライアン(1991.5.3)。ただ、両馬がいなくとも、ジャパンカップを制したのが「早田牧場生産の13号族馬」だったということは、当時の勢いを思うところです。そんな「我が世の春」を桜花、もとい、謳歌した牧場が思わぬ転落を見せたのはもっと後のことでした。

閑話休題。マーベラスクラウン、前年の第13回を制したレガシーワールドと同様「ジャパンカップを6番人気で挑み北米芝王者をわずかに抑えてGI初勝利を収めたせん馬」ということになりますでしょうか。悲しいかな、両馬共に「ジャパンカップが競走生活最後の勝利」になってしまったところも共通しています。

レガシーワールド(1989.4.23)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.13)-
レガシーワールド(Legacy World) せん 鹿毛 1989.4.23生 静内・へいはた牧場生産 馬主・(株)ホースタジマ 栗東・戸山為夫厩舎→森秀行厩舎

とはいえ、マーベラスクラウンがパラダイスクリーク(1989.2.4)を「ハナ」だけ凌いで、2分23秒6という当時の史上3番目の好タイムで制した記憶が、私の中で薄れることはありません。この年は戦前までGI勝ち馬が1頭もおらず、例年にも増して「小粒」と評価された日本勢でしたが、なんのなんの。栗毛の暴れん坊、赤メンコも鮮やかに、マーベラスクラウン。赤い帽子に「桃、紫袖」の勝負服をまとった南井克巳騎手を背にしたその姿は、まるで炎のよう。果たせるかなマーベラスクラウン、決勝点で勝利の女神は彼に微笑んでいたのです。そうして、ジャパンカップ史上初の、日本馬によるジャパンカップ3年連続勝利が成されたのでした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[マーベラスクラウン(1990.3.19)の主な競走成績]

  1. ジャパンカップ(GI)、京都大賞典(GII)、金鯱賞(GIII)
  2. マイラーズC(GII)、鳴尾記念(GII)、新潟大賞典(GIII)、金杯(GIII)
  3. 高松宮杯(GII)

通算22戦7勝、2着5回、3着2回。