フルフラット(Full Flat) 牡 鹿毛 2017.3.27生 米国・Sierra Farm生産 馬主・大野剛嗣氏 栗東・森秀行厩舎
Speightstown 栗毛 1998.2.1 種付け時活性値:0.50 |
Gone West 鹿毛 1984.3.10 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.1.8 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Secrettame 栗毛 1978.3.15 |
Secretariat 1970.3.30 | ||
Tamerett 1962.2.17 | |||
Silken Cat 栗毛 1993.3.25 |
▲Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 | |
Terlingua 1976.2.7 | |||
Silken Doll 鹿毛 1980.4.11 |
Chieftain 1961.4.9 | ||
Insilca 1974.5.15 | |||
Golden Flair 黒鹿毛 2010.2.14 仔受胎時活性値:1.50 |
Medaglia d’Oro 黒鹿毛 1999.4.11 種付け時活性値:0.50 |
▲El Prado 芦毛 1989.2.3 |
Sadler’s Wells 1981.4.11 |
Lady Capulet 1974.4.3 | |||
Cappucino Bay 鹿毛 1989.2.12 |
Bailjumper 1974.3.28 | ||
Dubbed In 1973.5.31 | |||
Fire the Groom 黒鹿毛 1987.4.13 仔受胎時活性値:1.50 |
Blushing Groom 栗毛 1974.4.8 種付け時活性値:1.00 |
Red God 1954.2.15 | |
Runaway Bride 1962 | |||
Prospector’s Fire 黒鹿毛 1976.5.17 仔受胎時活性値:0.50 |
◆Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 種付け時活性値:1.25 |
||
Native Street 芦毛 1963.4.4 仔受胎時活性値:1.00 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector3×4、Secretariat4×5(父方)、Native Dancer5×5、Bold Ruler5×5(父方)、Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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Speightstown (Mr. Prospector系) |
Medaglia d’Oro (Sadler’s Wells系) |
Blushing Groom (Red God系) |
◆Mr. Prospector (Raise a Native系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Mr. Prospector (Prospector’s Fire) |
4.50 | 伯父ストラヴィンスキー (No. 3-d) |
3番仔? (3連産目?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破時計 ・着差 |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | フルフラット | 牡3 | 55 | 武 豊 | 1:37.91 | 森 秀行 | 7 |
2 | 8 | Mishriff | 牡3 | 55 | David Egan | 2 1/4 | John Gosden | 7 |
3 | 12 | Final Song | 牝3 | 53.4 | Harry Bentley | 1 3/4 | Saeed bin Suroor | 5 |
4 | 10 | Rowdy Yates | 牡3 | 55.7 | Mike E Smith | 2 1/4 | Steven Asmussen | 4 |
5 | 13 | Mor’edah | 牝3 | 55.2 | Alexis Moreno | 1 | N Alazma | 10 |
沙国における日本馬初勝利は「完勝」でした。褒め称えるべきはフルフラット、そしてサスガは武豊騎手と森秀行調教師の「20世紀から世界で戦って来た」コンビ。2020年のサンバサウジダービーC、賞金総額80万米ドル、1着賞金48万米ドルを賭けたこのレース。14頭立ての大外14番ゲートから発進、道中は先行3番手あたりを進み、最終コーナーを良い感じで先頭で回ると、後はフルフラットとユタカさんの世界。最後は差して来たMishriff(2017.4.1)を2と4分の1馬身抑えたところが栄光のゴール。これはお見事でした。フルフラット、その馬名意味は「完全な平ら。アクセル全開で」。フルフラット、馬名意味の通りアクセル全開でキングアブドゥルアジーズ・ダート1600mを先頭で駆け抜けました。
では、以下にフルフラットのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Fire the Groom 1987.4.13 8勝 ビヴァリーD.S(米GI) ウィルシャーH(米GII) サンタアニタBCH(米GIII)ほか
|ストラヴィンスキー 1996.5.1 3勝 ジュライC(英GI) ナンソープS(英GI)ほか
|Moscow Ballet 2001.3.24 2勝 セクレタリアトS(米GI)3着ほか
|Sweet Firebird 2002.5.14 1勝 ブルーウインドS(愛GIII)3着
||Ayrad 2011.4.9 4勝 アストンパークS(英GIII)2着 グッドウッドグローリアスS(英GIII)2着ほか
||Dawn of Hope 2013.2.10 3勝 スノーフェアリーS(愛GIII)3着
|Indy Blaze 2005.2.7 0勝
||Enterprising 2011.2.18 10勝 ムニスメモリアルH(米GII) フェアグラウンズH(米GIII) ラホヤH(米GIII)ほか
|Augustusthestrong 2006.3.5 1勝 ダイアモンドS(愛GIII)3着
|Golden Flair 2010.2.14 不出走
||フルフラット 2017.3.27 (本馬) サンバサウジダービーC
フルフラットの牝系は3号族d分枝系。祖母Fire the Groomが米GI馬、伯父ストラヴィンスキーが英スプリントGI2勝で1999年のカルティエ賞最優秀スプリンターにして輸入種牡馬。フルフラット、ごく近いところに活躍馬が見える良血馬ですね。
サンバサウジダービーCを制して「世界とも伍して戦える」というところを見せてくれたフルフラットとその陣営。昨年2019年の2歳時にはブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)にも挑戦して5着だったように米国のダートにも対応できることは実証済ですので、3歳春の路線の選択肢が気になるところ。フルフラット、若駒の切り開く地平に幸多からんことを。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
*
フルフラット、やってくれました!!
ああ。ホンマによう頑張ったね。フルフラット、そして森秀行厩舎陣営を始めとする周囲の方たちに拍手(カポカポ)
兄さんの拍手の音が「カポカポ」というのが馬らしいですけれど、このサイトの管理人、「フルフラット」と聞くと、どうしてもあるアニメのキャラを思い起こすそうです…。
まま「富野節」に毒されているからな……。