サリオス 牡 栗毛 2017.1.23生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 美浦・堀宣行厩舎
ハーツクライ 鹿毛 2001.4.15 種付け時活性値:1.75 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
アイリッシュダンス 鹿毛 1990.3.26 |
トニービン 鹿毛 1983.4.7 |
カンパラ 1976.2.19 | |
Severn Bridge 1965 | |||
ビユーパーダンス 黒鹿毛 1983.2.26 |
Lyphard 1969.5.10 | ||
My Bupers 1967.6.1 | |||
サロミナ 鹿毛 2009.2.22 仔受胎時活性値:1.75 |
Lomitas 栗毛 1988.1.31 種付け時活性値:1.00 |
Niniski 鹿毛 1976.2.15 |
★Nijinsky 1967.2.21 |
Virginia Hills 1971.3.15 | |||
La Colorada 栗毛 1981.2.7 |
Surumu 1974.2.26 | ||
La Dorada 1974.3.11 | |||
Saldentigerin 鹿毛 2001.3.15 仔受胎時活性値:1.75 |
Tiger Hill 鹿毛 1995.4.11 種付け時活性値:1.25 |
★デインヒル 1986.3.26 | |
The Filly 1981.3.14 | |||
Salde 鹿毛 1992.4.9 仔受胎時活性値:2.00 |
Alkalde 黒鹿毛 1985.5.10 種付け時活性値:1.50 |
||
Saite 鹿毛 1978.2.24 仔受胎時活性値:1.25 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ハーツクライ (サンデーサイレンス系) |
Lomitas (Nijisnky系) |
Tiger Hill (デインヒル系) |
Alkalde (Blandford系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ハーツクライ | 6.75 |
母が独オークス馬 (No. 16-c) |
4番仔 (4連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | サリオス | 牡2 | 55 | R.ムーア | 1:33.0 | 3-3 | 35.4 |
538 [-2] |
堀 宣行 | 1 | |
2 | 8 | タイセイビジョン | 牡2 | 55 | 武 豊 | 1:33.4 | 2 1/2 | 12-8 | 35.3 |
464 [+4] |
西村 真幸 | 2 |
3 | 9 | グランレイ | 牡2 | 55 | 池添 謙一 | 1:33.6 | 1 1/4 | 15-15 | 34.9 |
452 [-4] |
池添 学 | 14 |
4 | 14 | タガノビューティー | 牡2 | 55 | 和田 竜二 | 1:33.6 | クビ | 14-12 | 35.2 |
508 [+6] |
西園 正都 | 9 |
5 | 13 | プリンスリターン | 牡2 | 55 | 原田 和真 | 1:33.8 | 1 1/4 | 9-8 | 35.7 |
444 [+4] |
加用 正 | 15 |
2019年の第71回朝日杯フューチュリティS。関係者曰く「牛さん」という、おっとりのっそりの大物サリオス。レースでは538kgの巨漢から繰り出すスピードを全開させました。「名手」ライアン・ムーアが先行3番手につかせると、1000m通過57秒2のペースを事も無げに抜け出し、直線タイセイビジョン(2017.2.26)が差し迫ると再加速。最後は2と2分の1馬身差を着けたところが決勝点。終わってみれば、その勝ち時計1分33秒0は朝日杯フューチュリティSレコード。6月の東京芝1600mの新馬戦、10月の東京芝1600mのサウジアラビアロイヤルC(GIII)、そして12月の阪神芝1600mの朝日杯フューチュリティS。3戦3勝、無敗での見事なGI制覇と相成りました。さぁ、後は12月28日に行われる第36回ホープフルS(GI)がどうなるか。果たして、JRA最優秀2歳牡馬はどの馬の蹄中に、というところです。
では、以下にサリオスの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Salde 1992.4.9 3勝
|Saldenschwinge 1998.2.24 5勝 ユングハインリヒ創立記念大賞(独GIII) ドイツ牝馬賞(独GIII)ほか
|Saldenehre 2000.2.21 1勝
||Serienhoehe 2006.2.9 3勝 モーリスラクロワT(独GIII)
||セリエンホルデ 2013.3.23 2勝 ディアナ賞(独GI)ほか
|Saldentigerin 2001.3.15 3勝 バーデンヴュルテンベルクT(独GIII)ほか
||Salut 2008.2.10 5勝 伊セントレジャー(GIII)2着
||サロミナ 2009.2.22 4勝 ディアナ賞(独GI) ハンブルク牝馬賞(独GIII)
|||サロニカ 2014.3.3 2勝 エルフィンS(OP)
|||サラキア 2015.2.5 ローズS(GII)2着 エプソムC(GIII)2着
|||サリオス 2017.1.23 (本馬) 朝日杯フューチュリティS(GI) サウジアラビアロイヤルC(GIII)
|Saltas 2008.5.4 6勝 ラインラントポカル(独GI)2着ほか
サリオスの牝系は16号族c分枝系。母サロミナはディアナ賞、即ち独オークスの勝ち馬であり、近親にも独国のグループレース活躍馬が見え、サリオスの姉にもサロニカ、サラキアとJRAのオープン馬がいます。いわゆるシュレンダーハン牧場のSライン、サロミナ(Salomina)の仔たちには、サロニカ(Salonika)、サラキア(Salacia)、サリオス(Salios)など名前の頭文字がSで始まる馬名しか付けられていません。そんな名前の頭文字Sを受け継いだサリオス、改めてその馬名意味は「ローマ神話に登場する戦闘の踊りの発明者。母名より連想」ということです。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。