コスタノヴァ(2020.4.3)-第42回フェブラリーS(GI)の勝ち馬-

Result

コスタノヴァ 牡 鹿毛 2020.4.3生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・吉田 勝己氏 美浦・木村 哲也厩舎

コスタノヴァ(2020.4.3)の4代血統表
ロードカナロア
鹿毛 2008.3.11
種付け時活性値:0.75【11】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
レディブラッサム
鹿毛 1996.3.4
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
サラトガデュー
鹿毛 1989.4.3
Cormorant 1974.4.21
Super Luna 1982.4.5
カラフルブラッサム
鹿毛 2010.3.30
仔受胎時活性値:0.25【9】

ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:0.00【8】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン 1983.4.7
ビユーパーダンス 1983.2.26
トロピカルブラッサム
鹿毛 1998.4.30
仔受胎時活性値:0.75【11】
サンダーガルチ
栗毛 1992.5.23
種付け時活性値:1.25【5】
Gulch 1984.4.16
Line of Thunder 1987.5.27
Barbara Sue
黒鹿毛 1984.4.28
仔受胎時活性値:1.25【13】
Big Spruce
黒鹿毛 1969.4.5
種付け時活性値:1.50【14】
Maytide
黒鹿毛 1976.3.10
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、Storm Bird4×5>

コスタノヴァ(2020.4.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ロードカナロア
(Mr. Prospector系)
ハーツクライ
(サンデーサイレンス系)
サンダーガルチ
(Mr. Prospector系)
Big Spruce
(Herbager系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Big Spruce
(Barbara Sue)
4.00
(【9】+【11】+【13】+【7】)
伯父ピイラニハイウェイ
(No. 19)
4番仔
(4連産目)

*

2025年の第42回フェブラリーS(GI。東京ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 9 コスタノヴァ 牡5 58 R.キング 1:35.5 4-5 35.6 494
[-2]
木村 哲也 2
2 12 サンライズジパング 牡4 58 幸 英明 1:35.7 3/4 13-12 35.2 526
[+2]
音無 秀孝 5
3 14 ミッキーファイト 牡4 58 戸崎 圭太 1:35.9 1 1/4 7-7 35.8 550
[-5]
田中 博康 1
4 11 ペプチドナイル 牡7 58 藤岡 佑介 1:35.9 クビ 7-7 35.8 532
[-2]
武 英智 4
5 1 エンペラーワケア 牡5 58 横山 武史 1:36.0 1/2 4-4 36.2 550
[+12]
杉山 晴紀 3
2025年の第42回フェブラリーS(GI。東京ダート1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 11.1 – 11.7 – 12.2 – 12.2 – 12.2 – 11.7 – 12.2
ラップの
累計タイム
12.2 – 23.3 – 35.0 – 47.2 – 59.4 – 1:11.6 – 1:23.3 – 1:35.5
上り 4F 48.3 – 3F 36.1

コスタノヴァ。前走根岸S(GIII)4馬身差勝ちから中2週で臨んだ初のGI舞台、鞍上は一昨日沙国の「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」で総合2位を獲得してすぐさま日本にとんぼ返りとなったレイチェル・キング騎手。馬人共に日程が大変そうでしたが、まったくの杞憂でした。コスタノヴァとキング騎手、発馬のタイミングが合わず若干後手を踏んだものの、巻き返して先団に取り付くと道中4、5番手の絶好位を進み、東京ダートの直線501.6mは馬場中央外目を綺麗に抜け出しました。後日紹介するルクソールカフェ(2022.2.26)のヒヤシンスS(L)でも同じような競馬を見せられていたキング騎手、思わず「キング姐さんはルクソールカフェが予行演習やったんか」と叫んでしまいました^^;。キング騎手は馬に張り付いているかのように微動だにしない騎座の美しさが目を引きます。今回のフェブラリーSはそんな鞍上の信頼に応えた鞍下が素晴らしかった。コスタノヴァ、東京ダート6戦6勝でのGI初戴冠、お見事でした。そしてまたキング騎手のJRA・GI初勝利もおめでとうございました。

では、以下にコスタノヴァの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Barbara Sue 1984.4.28 12勝
|Diamond on the Run 1995.4.30 2勝 ダヴォナデイルS(米GII)ほか
||Trillion Wing 2000.2.26 0勝
|||Papaw Bodie 2007.4.14 6勝 ジョンBコナリーターフカップS(米GIII)ほか
|Hello Barbara Sue 1997.5.8 0勝
||Mona Mia 2003.2.13 1勝
|||Haunted Heroine 2011.4.7 6勝
||||Law Professor 2018.3.13 6勝 サンタアニタマティスマイルS(米GII)ほか
|||Celestine 2012.4.5 8勝 ジャストアゲイムS(米GI) ハニーフォックスS(米GII)2回ほか
||Buddy's Humor 2004.2.23 5勝 パンアメリカンS(米GIII)ほか
||Appreciating 2011.4.8 2勝 ナタルマS(加GII)3着
|||Nasreddine 2018.5.8 1勝 スターレットS(米GI)3着
|||Dreamfyre 2021.2.18 3勝 ソレントS(米GIII) サーファーガールS(米GIII)ほか
|トロピカルブラッサム 1998.4.30 3勝 ミレイディH(米GI)3着 クレメントLハーシュH(米GII)3着
||ピイラニハイウェイ 2005.3.8 8勝 浦和記念(JpnII) 佐賀記念(JpnIII)ほか
||カラフルブラッサム 2010.3.30 3勝
|||コスタノヴァ 2020.4.3 (本馬) フェブラリーS(GI) 根岸S(GIII)
|||ファイアンクランツ 2022.3.29 現役 札幌2歳S(GIII)3着
|Dixie Sue 2001.2.8 0勝
||Papa's Forest 2010.2.10 9勝
|||Zozos 2019.3.18 7勝 アクアクS(米GIII)ほか

コスタノヴァの牝系は19号族。伯父ピイラニハイウェイが近いところの活躍馬ですが、曾祖母Barbara Sueからの分枝には北米の活躍馬が多く見えます。コスタノヴァが東京競馬場で良さを見せるのは、左回りオンリーの北米で継承されている母方の血筋の現れ、というところでしょうか。

一気呵成の仕事でGI馬に上り詰めたコスタノヴァ。左回り得意のダートマイラー、ダートスプリンターとなりますと、やはり目指す先は海外になってしまうのかとも思います。ともあれ、今回のフェブラリーSが10戦目だった5歳馬コスタノヴァ。大切に使われて来た中での2025年2月の2回出走でしたので、まずは疲れを癒やしてください。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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