ケリフレッドアスク(2022.4.3)&ポッドベイダー(2022.3.30)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.50)-

Pedigree

ケリフレッドアスク 牝 青鹿毛 2022.4.3生 平取町・(株)ASK STUD生産 馬主・廣崎 利洋氏 栗東・藤原 英昭厩舎

ケリフレッドアスク(2022.4.3)の4代血統表
ドゥラメンテ
鹿毛 2012.3.22
種付け時活性値:0.25【9】

キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
アドマイヤグルーヴ
鹿毛 2000.4.30
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
エアグルーヴ
鹿毛 1993.4.6
トニービン 1983.4.7
ダイナカール 1980.5.10
ディープインアスク
鹿毛 2008.2.10
仔受胎時活性値:1.25【13】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.25【5】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
マーズプリンセス
鹿毛 1997.3.8
仔受胎時活性値:0.50【10】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.50【10】
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
ディアーミミ
黒鹿毛 1987.4.16
仔受胎時活性値:0.25【9】
Roberto
鹿毛 1969.3.16
種付け時活性値:0.25【17】
Carnival Princess
毛 1974
仔受胎時活性値:1.00【12】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×3>

ケリフレッドアスク(2022.4.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ドゥラメンテ
(Mr. Prospector系)
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
デインヒル
(Danzig系)
Roberto
(Hail to Reason系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト
(Wishing Well)
3.00
(【13】+【10】+【9】+【12】)
兄と姉に重賞勝ち馬3頭
(No. 16-g)
8番仔
(4連産目)

*

2025年の第10回紫苑S(GII。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 7 ケリフレッドアスク 牝3 55 西塚 洸二 1:59.1 1-1-1-1 34.0 456
[+4]
藤原 英昭 7
2 5 ジョスラン 牝3 55 C.ルメール 1:59.1 クビ 5-5-4-5 33.6 470
[+6]
鹿戸 雄一 2
3 9 ダノンフェアレディ 牝3 55 戸崎 圭太 1:59.3 1 3-3-4-3 33.8 482
[+10]
橋口 慎介 4
4 12 キューティリップ 牝3 55 武藤 雅 1:59.4 1/2 9-7-8-9 33.6 456
[-4]
戸田 博文 13
5 4 エストゥペンダ 牝3 55 菅原 明良 1:59.4 ハナ 13-12-10-11 33.3 436
[-6]
高柳 瑞樹 3
2025年の第10回紫苑S(GII。中山芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.1 – 10.7 – 11.9 – 12.6 – 12.8 – 13.1 – 11.9 – 11.7 – 11.1 – 11.2
ラップの
累計タイム
12.1 – 22.8 – 34.7 – 47.3 – 1:00.1 – 1:13.2 – 1:25.1 – 1:36.8 – 1:47.9 – 1:59.1
上り 4F 45.9 – 3F 34.0
【紫苑S】(中山)逃げた伏兵ケリフレッドアスクが直線粘り切り、人馬共に重賞初制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
【紫苑S】(中山)逃げた伏兵ケリフレッドアスクが直線粘り切り、人馬共に重賞初制覇|ラジオNIKKEI:競馬番組

「紫苑S」と聞きますと秋を感じるようになって久しいですが、今年2025年からは日曜開催のメインレースとなった秋華賞(GI)トライアル。開幕週の中山競馬場、競馬の神様は機先を制した7番人気馬とデビュー4年目の若手騎手に重賞初勝利を贈りました。ケリフレッドアスク、13頭立てを5枠7番から発進すると入りの200mで先頭に立ち、1000m通過1分0秒1のミドルペースに持ち込むと、残りの1000mを59秒0でまとめて1分59秒1で中山芝2000mを逃げ切りました。向こう正面で息を入れてラスト4ハロンを速い時計で凌ぎ切ったケリフレッドアスク、その馬名意味は「人名より+人名より+冠名」ということです。ケリフレッドアスクの馬名英字綴は「Kelly Fled Ask」ですから、ケリーさんとフレッドさんからなのでしょうね(^^)

そんなケリフレッドアスクは半兄ファンタジスト(2016.4.22)が京王杯2歳S(GII)と小倉2歳S(GIII)勝ち、半姉ボンボヤージが北九州記念(GIII)勝ち、半兄アスクワンタイムが小倉2歳Sと重賞勝ちを収めた兄姉に続いて、きょうだい4頭目の重賞勝ち馬となりました。これは尊ぶべきは4頭の母堂であるディープインアスクですね。ケリフレッドアスクの兄姉の重賞勝ち馬3頭はいずれも父ロードカナロア(2008.3.11)であり、いずれも小倉芝1200mの重賞勝ちを収めているように短距離得意ですが、ケリフレッドアスクは父がドゥラメンテに変わったからでしょうか、中山芝2000mで重賞勝ち馬となりました。

2019年のクラシック候補生を確認する(其の弐)
ニシノデイジー 牡 鹿毛 2016.4.18生 浦河・谷川牧場生産 馬主・西山茂行氏 美浦・高木登厩舎 ファンタジスト 牡 黒鹿毛 2016.4.22生 日高・ShallFarm生産 馬主・廣崎利洋氏 栗東・梅田智之厩舎
アスクワンタイム(2021.4.4)&クイックバイオ(2021.3.11)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.8)-
アスクワンタイム(2021.4.4)&クイックバイオ(2021.3.11)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.8)-

*

ポッドベイダー 牡 鹿毛 2022.3.30生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・小川 眞査雄氏 美浦・上原 佑紀厩舎

ポッドベイダー(2022.3.30)の4代血統表

リオンディーズ
黒鹿毛 2013.1.29
種付け時活性値:0.00【8】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
シーザリオ
青毛 2002.3.31
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
サンデーサイレンス 1986.3.25
キャンペンガール 1987.4.19
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
Sadler’s Wells 1981.4.11
Querida 1975.3.14
ヴェルメンティーノ
栗毛 2011.3.18
仔受胎時活性値:0.50【10】
ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:0.25【9】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
ノーザンテースト 1971.3.15
スカーレツトインク 1971.5.5
ドメーヌ(CHI)
鹿毛 2001.7.31
仔受胎時活性値:0.125【8.5】
Hussonet(USA)
栗毛 1991.1.29
種付け時活性値:0.375【9.5】
Mr. Prospector 1970.1.28
Sacahuista 1984.5.3
Walkabout(CHI)
鹿毛 1988.9.9
仔受胎時活性値:1.00【12】
Worldwatch(USA)
鹿毛 1978.2.24
種付け時活性値:0.375【9.5】
North Beach(CHI)
黒鹿毛 1982.12.10
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、Mr. Prospector4×4、Northern Dancer5×5>

ポッドベイダー(2022.3.30)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リオンディーズ
(Mr. Prospector系)
ダイワメジャー
(サンデーサイレンス系)
Hussonet
(Mr. Prospector系)
Worldwatch
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Hussonet
(ドメーヌ)
2.875
(【10】+【8.5】+【12】+【5】)
半姉マルカラピッド
(No. 2-s)
4番仔
(4連産目)

*

レース結果 JRA
2025年のラジオ日本賞(OP。中山ダート1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ポッドベイダー 牡3 55 荻野 極 1:09.9 2-2 36.0 488
[+4]
上原 佑紀 6
2 5 ジョーローリット 牝4 55 内田 博幸 1:10.1 1 1-1 36.3 496
[+6]
中竹 和也 14
3 13 バグラダス 牡5 57 横山 和生 1:10.7 3 1/2 16-15 34.7 484
[-2]
嘉藤 貴行 5
4 15 ロードフォアエース 牡4 57 戸崎 圭太 1:10.8 3/4 6-6 36.3 544
[-8]
友道 康夫 1
5 12 イスラアネーロ 牡6 58 川又 賢治 1:10.8 アタマ 9-8 36.1 448
[-4]
吉村 圭司 9
2025年のラジオ日本賞(OP。中山ダート1200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
11.7 – 10.8 – 11.3 – 11.7 – 12.1 – 12.3
ラップの
累計タイム
11.7 – 22.5 – 33.8 – 45.5 – 57.6 – 1:09.9
上り 4F 47.4 – 3F 36.1
【ラジオ日本賞】(中山)ポッドベイダーが直線で捉え切って重賞初制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
【ラジオ日本賞】(中山)ポッドベイダーが直線で捉え切って重賞初制覇|ラジオNIKKEI:競馬番組

「芝替わり」や「ダート替わり」は適性の見極めが重要ですけれど、「メンバー一新の効果」が馬の気持ちに大きく働くことをこれまでも数多く見て来ました。そんな訳でデビュー9戦目で初めてのダート戦となったポッドベイダー、半姉が門別ダート1200mのエーデルワイス賞(JpnIII)の勝ち馬マルカラピッド(2020.2.28)という血もあり、古馬相手の中山ダート1200mを番手先行から綺麗に抜け出しました。ポッドベイダー、福島2歳S(OP)、マーガレットS(L)、そしてラジオ日本賞と3歳9月の時点でオープン特別とリステッドレースを都合3勝なのですから、これは何処かで大きなところを狙えるのではないかと思います。

ランフォーヴァウ(2022.3.20)&ポッドベイダー(2022.3.30)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.13)-
ランフォーヴァウ(2022.3.20)&ポッドベイダー(2022.3.30)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.13)-
ルクソールカフェ(2022.2.26)&ポッドベイダー(2022.3.30)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.28)-
ルクソールカフェ(2022.2.26)&ポッドベイダー(2022.3.30)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.28)-

と、ポッドベイダーの記事も3回目になって誤りに気付いたのですが、4代血統構成の累代父を見た時、0の理論的に最優性先祖は祖母父Hussonetに改めておきます。誠に恐れ入ります。父は大種牡馬Mr. Prospector、母はブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI)など米GI3勝の名牝Sacahuistaという良血馬Hussonet、現役時代はメイドンとアローワンスの2勝に終わりましたが、繁殖馬として花開き、智国(チリ)を中心として25頭以上のGI馬を送り込んだ名種牡馬となりました。ポッドベイダーの祖母ドメーヌもHussonetの代表産駒の1頭であり、2歳牝馬限定GIであるサンティアゴ芝1600mのアルトゥロリオンペニャ賞(智GI)の勝ち馬です。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#「今年の3歳馬は強い」というのは毎年毎年言われることですが、2022年生まれ世代、2025年の現3歳馬も随分強いように感じます。今秋、今冬の古馬混合レースでも気にしておきたいところです。という訳で、しっかりうっかりしていたのですが、キーンランドC(GIII)を制したNHKマイルカップ(GI)勝ち馬パンジャタワー(2022.2.21)、「3歳馬が古馬混合重賞を勝ったら記事を書く」という自分ルールを忘れていました。ごめんなさい。ゴールデンイーグルの勝利で記事を書けることを楽しみにしたいと思います。

パンジャタワー(2022.2.21)-第30回NHKマイルカップ(GI)の勝ち馬-
パンジャタワー(2022.2.21)-第30回NHKマイルカップ(GI)の勝ち馬-
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