ヘデントール(2021.4.6)&ピースワンデュック(2021.2.28)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.45)-

ヘデントール 牡 黒鹿毛 2021.4.6生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・木村 哲也厩舎

ヘデントール(2021.4.6)の4代血統表
ルーラーシップ
鹿毛 2007.5.15
種付け時活性値:1.25【13】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
エアグルーヴ
鹿毛 1993.4.6
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ダイナカール
鹿毛 1980.5.10
ノーザンテースト1971.3.15
シヤダイフエザー 1973.2.20
コルコバード
黒鹿毛 2013.3.6
仔受胎時活性値:1.75【7】
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.50【18】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス 1967.4.11
ダイナサツシユ 1979.3.16
エンシェントヒル
鹿毛 2001.3.8
仔受胎時活性値:0.75【11】
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
種付け時活性値:0.25【9】
フォーティナイナー 1985.5.11
Broom Dance 1979.4.10
アズテックヒル
鹿毛 1990.3.27
仔受胎時活性値:0.50【10】
Proud Truth
栗毛 1982.3.11
種付け時活性値:1.75【7】
Tribal Hill
鹿毛 1984.5.17
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、ノーザンテースト4×5>

ヘデントール(2021.4.6)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ルーラーシップ
(Mr. Prospector系)
ステイゴールド
(サンデーサイレンス系)
エンドスウィープ
(Mr. Prospector系)
Proud Truth
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Proud Truth
(エンシェントヒル)
4.25
(【7】+【11】+【10】+【5】)
曾祖母が米GII勝ち馬
(No. 17-b)
2番仔
(2連産目)

*

レース結果 JRA
2024年の日本海S(新潟芝2200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 9 ヘデントール 牡3 55 C.ルメール 2:12.4 4-3-3-3 33.6 480
[+6]
木村 哲也 1
2 1 ナイトインロンドン 牡4 58 田辺 裕信 2:13.0 3 1/2 9-9-9-8 33.5 484
[+4]
大竹 正博 5
3 4 マコトヴェリーキー 牡4 58 岩田 康誠 2:13.0 アタマ 8-7-6-6 33.7 476
[+2]
上村 洋行 2
4 3 バロッサヴァレー 牝4 56 三浦 皇成 2:13.0 クビ 6-5-4-4 34.0 472
[+14]
高野 友和 6
5 7 シーウィザード 牡4 58 荻野 極 2:13.3 1 3/4 1-1-1-1 35.0 494
[0]
鹿戸 雄一 3
2024年の日本海S(新潟芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.8 – 11.5 – 11.9 – 12.8 – 12.9 – 13.0 – 11.5 – 11.9 – 11.7 – 11.3 – 11.1
ラップの
累計タイム
12.8 – 24.3 – 36.2 – 49.0 – 1:01.9 – 1:14.9 – 1:26.4 – 1:38.3 – 1:50.0 – 2:01.3 – 2:12.4
上り 4F 46.0 – 3F 34.1

新潟芝2200m、晴の良馬場、9頭立て。

◯ 日本海ステークス
日本海(にほんかい)は、日本列島と樺太、朝鮮半島との間にあるアジア大陸の縁海。間宮・宗谷・津軽・対馬・関門の 5 海峡で外海と連なり、黒潮から分流する対馬海流、沿海州に沿って南下する諸寒流が流れている。

2024年度第3回新潟競馬特別レース名解説

3勝クラスの古馬に挑んだ3歳牡馬ヘデントール、単勝1.6倍の人気に応えて3馬身半差の完勝。道中先行3、4番手から馬群外側を追走、新潟芝Aコース内回りの直線358.7mで気合を付けられると悠然と抜け出しました。昨年2023年の日本海Sを制したドゥレッツァ(2020.4.24)と同馬主のヘデントール、菊花賞(GI)の候補として名乗りを上げました。

では、以下にヘデントールの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

アズテックヒル 1990.3.27 8勝 ブラックアイドスーザンS(米GII) ファンタジーS(米GII) ハニービーS(米GIII)ほか
|エンシェントヒル 2001.3.8 7勝 仁川S(OP)2回 ファイナルS(OP) トパーズS(OP)
||コルコバード 2013.3.6 5勝
|||ヘデントール 2021.4.6 (本馬)

ヘデントールの牝系は17号族b分枝系。曾祖母アズテックヒルが米グレードレース3勝馬、祖母エンシェントヒルがJRAのオープン特別4勝馬、母コルコバードがJRA5勝を挙げオープンまで上り詰めました。実はコルコバードは私がよく足を運ぶ飲食店の方が1口馬主で持たれていた馬であり、息子のヘデントールの活躍は嬉しいものです。

日本海Sのレース後、鞍上のクリストフ・ルメール騎手は長い距離で重賞レベルにいけると思いますと述べられました。母コルコバードの全5勝のうち3勝が芝2400m、札幌芝2600mの丹頂S(OP)で2着と母からは距離が伸びた舞台で楽しみにしたいヘデントール、その馬名意味は「救世主(ポルトガル語)。コルコバードの丘のキリスト像より」ということです。

*

ピースワンデュック 牡 鹿毛 2021.2.28生 日高町・大江牧場生産 馬主・長谷川 成利氏 美浦・大竹 正博厩舎

ピースワンデュック(2021.2.28)の4代血統表

グレーターロンドン
鹿毛 2012.5.23
種付け時活性値:0.00【8】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
ロンドンブリッジ
栗毛 1995.5.6
ドクターデヴィアス
栗毛 1989.3.10
Ahonoora 1975.4.12
Rose of Jericho 1984.3.14
オールフオーロンドン
鹿毛 1982.1.31
Danzig 1977.212
Full Card 1975.4.7
ピースワンオーレ
栗毛 2014.2.18
仔受胎時活性値:1.50【6】
ジャングルポケット
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:1.75【15】
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev 1977.5.2
Skillful Joy 1979.4.8
スカイウェー
栗毛 2007.4.4
仔受胎時活性値:1.50【6】
Trans Island
鹿毛 1995.2.10
種付け時活性値:0.75【11】
Selkirk 1988.2.19
Khubza 1990.4.8
Zilayah
栗毛 1992.5.1
仔受胎時活性値:1.50【14】
Zilzal
栗毛 1986.3.31
種付け時活性値:1.25【5】
Welsh Garden
鹿毛 1973
仔受胎時活性値:0.50【18】

<5代血統表内のクロス:Nureyev4×5(母方)、Northern Dancer5×5>

ピースワンデュック(2021.2.28)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
グレーターロンドン
(サンデーサイレンス系)
ジャングルポケット
(ゼダーン系)
Trans Island
(エタン系)
Zilzal
(Nureyev系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ジャングルポケット
(Rutha)
5.00
(【6】+【6】+【14】+【18】)
高祖母の仔にバイオマスター
(No. 10-c)
2番仔
(不受胎後)

*

レース結果 JRA
2024年の阿賀野川特別(新潟芝2200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 10 ピースワンデュック 牡3 55 柴田 善臣 2:11.9 6-6-5-5 34.5 454
[0]
大竹 正博 2
2 6 バッデレイト 牡3 55 C.ルメール 2:11.9 ハナ 3-3-3-3 34.7 466
[+8]
上村 洋行 1
3 13 サトノシュトラーセ 牡3 55 M.デムーロ 2:12.0 クビ 1-1-1-1 35.4 512
[-2]
友道 康夫 3
4 5 アスクナイスショー 牡3 55 石橋 脩 2:12.1 1 2-2-2-2 35.2 494
[0]
中舘 英二 4
5 14 ネビュルーズ 牡4 58 内田 博幸 2:12.8 4 8-8-7-6 35.2 488
[+2]
鹿戸 雄一 8
2024年の阿賀野川特別(新潟芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9 – 11.4 – 11.1 – 12.3 – 12.7 – 12.4 – 11.9 – 11.9 – 12.0 – 11.6 – 11.7
ラップの
累計タイム
12.9 – 24.3 – 35.4 – 47.7 – 1:00.4 – 1:12.8 – 1:24.7 – 1:36.6 – 1:48.6 – 2:00.2 – 2:11.9
上り 4F 47.2 – 3F 35.3

新潟芝2200m、晴の良馬場、1頭除外で13頭立て。

◯ 阿賀野川特別
阿賀野川(あがのがわ)は、新潟県と福島県にまたがって流れる延長約 210km の川。猪苗代湖に源を発する日橋川と尾瀬沼に発する只見川とが合流し、新潟市東部で日本海に注ぐ。流域には豊富な水量を利用した水力発電所が多く、電源地帯を形成している。

2024年度第3回新潟競馬特別レース名解説

2勝クラスの古馬と対峙した3歳牡馬5頭の内4頭、4番人気までで4着までを占めました。中でもピースワンデュック、バッデレイト(2021.4.27)、サトノシュトラーセ(2021.1.29)の3頭の「ハナ」「クビ」の勝負は思わず声が出る熱戦でした。「僅かに外か。でも分からん」と発した決勝点、確定してみれば外のピースワンデュックが差し切っていました。そうして鞍上の柴田善臣騎手は自身が持つJRA最年長勝利記録を58歳と20日に更新されました。”相談役”、ますます盛んな技を見せ付けてくださいました。サスガ(^^)

ピースワンデュックの牝系は10号族c分枝系。高祖母Welsh Gardenまで遡ればその直仔にバイオマスター(1996.3.4)、孫に欧州スプリントGI2勝のチェロキーローズ(1991.3.1)の姿が見えます。近年はエネルギーを溜めていたボトムラインのチカラをピースワンデュックが解放しようとしているのかも知れません。

阿賀野川特別のレース後、鞍上の柴田騎手は距離は延びた方が良いかもしれないですね。結構良い心臓をしていると思いますと述べられました。ピースワンデュックを管理される大竹正博調教師にとっても、やはり自身が管理されたグレーターロンドンの仔ということで力が入るところでしょう。ピースワンデュック、その馬名意味は「冠名+公爵(仏)」とのこと。

*

「8月の新潟芝2200m戦」は菊花賞に向けても見逃せない!? 今週末に阿賀野川特別と日本海S | 競馬ニュース - netkeiba
新潟競馬場では土曜11Rに日本海S(3歳上・3勝クラス・芝2200m)、日曜10Rで阿賀野川特別(3歳上・2勝クラス・芝2200m)が行われる。前者には1頭、後者には5頭の3歳馬が出走するが、それぞ… No.1競馬情報サイト「netkeib...

という訳で、確かに菊花賞と結び付きやすいと感じる、新潟芝2200mの古馬相手のレースを勝ち切った2頭の紹介記事でした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

タイトルとURLをコピーしました